時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記

吉宗評判記124話『溺れて手柄をたてた奴』(飛鳥/松尾)感想

泳げないのを苦悩する御徒組の真下。吉宗は彼と知り合い、水練特訓をすることに。だがその特訓場所には抜け荷の品が沈んでおり、取り戻そうとする浦賀奉行と伊勢屋の悪事が暴かれる。

吉宗評判記123話『女親分!め組のおさい』(飛鳥/原田)感想

ひょんなことからごろつきを倒し、女侠客を気取るおさい。それを町火消を潰そうと企む元老中と定火消役に利用され、殺人容疑で投獄される羽目に。吉宗は何とか容疑を晴らそうとするが…

吉宗評判記122話『知るや南のうらみ節』(迫間/松尾)感想

薩摩藩の琉球への圧政を、琉球の姫・安南(あなみ)を助けたことにより知る吉宗。何とか琉球の苦難を救ってやりたいと思案するが、薩摩藩はお抱えの忍び開聞党を使い姫を亡き者にしようとする。

吉宗評判記121話『花咲ける女武士道』(飛鳥/荒井)感想

商売敵となる町方私塾を疎んじる高家旗本たち。私塾をすべて潰して許可した吉宗も失墜させようと画策。手先の女師範をおまちが通う私塾に入り込ませるが、新さんや生徒たちにほだされ女師範は改心。怒った高家たちに始末されそうになるが…

吉宗評判記120話『竹姫様涙のお輿入れ』(飛鳥/松尾)感想

綱吉の養女で吉宗の大叔母にあたる竹姫は2度の縁談が流れ、江戸城三の丸で気鬱の日々を送っていた。それにつけこむ尾張藩留守居役が竹姫に贅沢をさせ評判を落とし、ひいては吉宗を失脚させようと画策する。

吉宗評判記119話『女狐が泣いた人情纏』(今村/荒井)感想

大奥で3年ぶりの畳替えが決まり、吉宗提案で柳の局の賛同もあり御用達ではなく江戸中の畳屋から見本を集め業者を選定することに。御用達業者と組んで儲けようとしていた若年寄は目論見が外れたばかりでなく柳の局からも疎まれ、彼女の秘密を探り出す。

吉宗評判記118話『天下御免の盗っ人修行』(飛鳥/松尾)感想

東照神君遺愛の脇差しが江戸城から盗まれ、数日後には脇差しが必要な行事(嘉祥の祝い)があり窮地に陥る吉宗。餅は餅屋、と更生した大泥棒吉兵衛に弟子入りし、脇差しを取り戻すため力を尽くす。

吉宗評判記117話『虎に喰われた悪い奴』(土橋/荒井)感想

寺社奉行安藤家に奉公していたお初。結婚するため退職を申し出るが安藤はお初に執心。屋敷に閉じ込めるだけでなく娘の帰りを望む父政吉と婚約者清次に、あろうことか隠れ遊郭建設用に地上げをしたい長屋に火をつけろと迫る。

吉宗評判記116話『死んで花実の咲いたやつ』(迫間/松尾)感想

日光東照宮修築用の材木納入を落札した木曽屋。卑劣な嫌がらせにあい、助けてくれた老侠客島蔵を雇い入れる木曽屋の娘お道と佐吉。だが嫌がらせをしているヤクザ駒形屋の先代は島蔵の昔の親分だった。駒形屋に「人斬り島蔵」と呼ばれた己の過去をたてに呼び…

吉宗評判記115話『一攫千金ご用心』(迫間/松尾)感想

薩摩藩後ろ盾の三千両富くじに熱中する江戸の人々。知り合った少年の両親らが殺されたことにより、富くじの裏のからくりに気づいた吉宗が陰謀を砕く。

吉宗評判記114話『正体見たぞ!隼小僧』(飛鳥/荒井)

義賊の隼小僧次郎吉は重税に苦しむ恩人の横手村名主庄兵衛のため、盗みを働いていた。しかし領主江川主殿に庄兵衛は殺され、自分の行いでは村の苦しみは終わらないことを悟り江川と刺し違える覚悟で屋敷に向う。

吉宗評判記113話『どうにも止まらなかった男』(飛鳥/荒井)

阿弥陀仏に会いたいがため、一心不乱に西を目指して突き進む修行僧市松。め組で彼に会い、許嫁と母を失った悲しみからの行動と知った吉宗は進行方向にある江戸城を通行させてやろうと尽力する。ところが許嫁を殺した御先手鉄砲組組頭が市松を知ることになり…

吉宗評判記112話『誇り高きカモ侍』(土橋/荒井)感想

御狩場の鴨を見回る御鳥見役の堀辺政之進と出会う吉宗。堀辺は己のお役目に誇りを持つ良い若者だが、恋人の澄江の父と自分の父の仲が悪く悩んでいた。しかし澄江父の材木奉行が御浜御殿改築工事費着服の陰謀に巻き込まれ…

吉宗評判記111話『咲け!姥捨山の恋』(飛鳥/松尾)

前将軍の菩提を弔う元大奥女中達が暮らす桜田御用屋敷。そこで働くお端下お孝が目安箱へ御用屋敷に閉じ込められた女達の苦悩を訴えたのをきっかけに、御用屋敷奉行の公金着服などの問題が明らかになる。

吉宗評判記110話『立て!江戸の若者たち』(飛鳥/荒井)

町名主の組合長である肝煎名主庄兵衛が殺される。後任の肝煎には年功序列で助太夫(睦五朗)が指名されるところを、娘婿の清次郎(森次晃嗣)が異議申し立て、入れ札(投票)で選ぶことに。因習に逆らい若者の代表として立候補する清次郎だが肝煎の利権を狙う奉行…

吉宗評判記109話『天下晴れてのつまみ喰い』(土橋/荒井)

お毒味役の柳田市十郎はつまみ喰いと嘲られるお役目に飽き飽きしていた。そこへ上司の御膳奉行から勘定奉行を紹介され、出世の道が開かれたと喜ぶ。ところが米価の釣り上げを狙う奉行らの陰謀に加担する羽目になってしまい…

吉宗評判記108話『将軍に命令する男』(高橋/河野)

軽輩だが太鼓によってお城…ひいては江戸の人々に時刻を知らせる自分の仕事に誇りをもっているお太鼓方侍。惚れている質屋の女主人お千代が悪徳役人への献金を断った為に危機に見舞われ、難を救おうと男を見せる。

吉宗評判記107話『あわれ、女お庭番』(迫間/河野)

伊賀から来た新しいお庭番・狭霧には里の者も知らぬ双子の妹がいた。妹は汚職の濡衣を着せられ切腹した夫の為に復讐を始め、狭霧もその仇討ちに巻き込まれていく。

吉宗評判記106話『将軍はんて何んどすえ?』(迫間/松尾)

水戸中納言の言葉で京都所司代の行状を見に京へ旅立つ吉宗。所司代が改築に三万両寄進したという寂光院を見に行くと、とてもそうとは思えない荒れ寺で、所司代や結託するヤクザの悪行を聞き及ぶ。

吉宗評判記105話『止めろ!天下御免の暴走車』(結束/松尾)

海が荒れ、江戸への生鮮品物流が滞るなか、各藩からの献上品を運ぶ御用荷馬車が江戸の街を暴走して庶民を苦しめていた。吉宗は献上品運搬は急ぐに当たらずと担当若年寄に伝えるが、一向に暴走はおさまらない。何故か品不足の筈の魚や果物も高値で出回ってお…

吉宗評判記104話『日本一の花嫁御寮』(結束/荒井)

4人いる老中の1人が急逝したことにより老中職獲得を狙い、大奥や幕閣中に進物攻勢をかける大内伊予守。現老中の青山備中守に取り入るために腰元を妾として差し出そうとするが、腰元には婚約者がおり逃げられ、上様知るところに。

吉宗評判記103話『大騒動!寄り道したのが悪かった』(迫間/松尾)

日光社参の折、部屋住み時代の友である大久保忠之が藩主を務める烏山藩の不審な話を聞いた吉宗。友を案じ、空き日程を使い将軍として爺を伴ってお忍びで烏山藩へ行くが、代官に捕らえられ牢にまで入れられる始末。代官の振る舞いを詫びる目付けに藩主の様子…

吉宗評判記102話『悪党の首まで取った借金取り』(今村/荒井)感想

相手によって姿を変えて役を演じ、必ず借金を回収する掛取り屋(借金取り)庄助。元は小田原の商家息子で3年前に火事により店と妻と父を亡くし、生き残った幼い娘はショックにより口がきけなくなっていた。自分の放蕩によりそんな事になったのだと悔いる庄助だ…

吉宗評判記101話『八百万石を担ぐ男』(飛鳥/萩原)感想

町で覆面の侍達に襲われている又助を助けた吉宗。彼は将軍の駕籠を担ぐ、酒癖は悪いが気のいい陸尺で狙われる理由もない筈。気になる吉宗は又助に誘われるまま陸尺修行をしながら傍についていると、又助が泥酔したある日の夜に霊岸島船着き場で抜け荷を目撃…

吉宗評判記100話『天下御免のにせ将軍』(飛鳥/荒井)感想

江戸の町に出所の分からない銀鉱石が出回り、それを元に偽銀貨が作られる事を案じる忠相。忠相は吉宗に銀鉱石を両替商に持ち込んだ博打打ち秀次の話をし、何故か吉宗自らのお出ましを請う。吉宗が秀次に会うと彼は吉宗に瓜二つだった。二人は入れ代わり、秀…

吉宗評判記99話『男、炎の土俵入り!』(飛鳥/松尾)感想

先の御側用人安倍大学(小池朝雄)は影響力は持ちつつも、今は無役の旗本寄合席。旗本達より町人庶民を優先していると吉宗を批判し、同じ寄合席で不満を持つ旗本らと組み、幕閣に返り咲こうと画策していた。その資金徴収をただ一軒断ってきた好花堂に腹を立て…

吉宗評判記98話『狼の里から来た娘』(今村/荒井)感想

御府内ご法度の鉄砲で大槌屋(名和宏)を狙い撃った姉妹。姉(ジャネット八田)が捕まり、斬首になるところを執行人の朝右衛門が命の恩人の猟師の娘ユリだと気づき、刑の延期を願い出た。事情を中々話さない娘だったが、伊佐山藩の隠し金山を見た父が殺され、そ…

吉宗評判記97話『おっ母ぁなんて要らねえや!』(迫間/荒井)感想

辰五郎が出会った利根吉は健気に馬子で働く男の子。親はないが自分を拾って姉のように可愛がってくれる宿場女小とき もいて、明るく暮らしていた。しかしお輿入れ道中の関宿藩鶴姫と家老娘の乳母滋野に出会い、滋野が生き別れの母と分かり、姫を狙う関宿藩反…

吉宗評判記96話『お城の狸をいぶり出せ!』(迫間/荒井)感想

勘定奉行川尻丹後(織本順吉)の汚職は江戸庶民にも知れ渡る程。民の声により罷免の為に徳田新之助の名を前面に出し動き出す吉宗。 グルの老中から次第を聞き、徳田新之助を葬ろうとする川尻丹後だったが失敗。事が収まらぬとなると老中入れ知恵で隠居を願い出…

吉宗評判記95話『炎の海に虹を見た』(今村/河野)感想

辰五郎が品川宿で出会った飯盛女はかつて消火活動で亡くなった義兄弟、鉄五郎の妻おふじだった。家族に誤解されながらも、困窮するおふじの為に身請けし、深川相川町で小間物屋を持たせてやる辰五郎。しかしその相川町を地上げして新しい遊女屋を建て儲けよ…