時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記104話『日本一の花嫁御寮』(結束/荒井)

4人いる老中の1人が急逝したことにより老中職獲得を狙い、大奥や幕閣中に進物攻勢をかける大内伊予守。現老中の青山備中守に取り入るために腰元を妾として差し出そうとするが、腰元には婚約者がおり逃げられ、上様知るところに。

 

 

・爺が亡くなった老中を悼んでいるのにもう次に頭がいってる上様にうける。

ドライすぎる上様


・新老中の座を狙う大内伊予守は二重顎がチャームポイントの北原義郎。老中推挙の力がある現老中青山備中守に川合伸旺。二人共福々しい。

 

・今日の伸旺はぽわぽわもみあげに袖なし羽織の柄がおしゃれね。

 

・などと思ってたら「(進物の)白絹も素晴らしいがこれを着る者も欲しい、このまえ茶あ出してくれた腰元可愛かったな、あれくれや」(大意)などと言い出す伸旺。だめだよ、伸旺。

 

・乗り気の北原義郎。しかし腰元ちづはあと4日で年季明け。恋人の大工佐吉との祝言を楽しみに。

 

・ちづの事情を用人から聞いても諦めない北原義郎。伸旺に上手く言い訳して他の人にしてもらうとかすればいいのに。

 

・屋敷から逃げるちづ。逃げるちづを追う家臣たちに行き合う上様。江戸の街歩きゃ上様に当たる。

 

・ちづの父親は小栗一也。困り顔が合う。ちづが帰ってきて大内家臣が押し入ると上様も乱入。上様親切やね。

 

・いつの間にか連れ去られてる父親。ちづも佐吉も上様もうっかり。

 

・ちづはさっさと事情を話してくたさい(イライラしてきた)

 

・事の次第を忠相に話す上様。話を聞いてすぐピンときた忠相、北原義郎から来た進物の数々を見せる。自分の所にこれだけ来てるのだから幕閣諸侯にはさぞかし…と注進。忠相に贈ったらそりゃ上様にバレるよ。

贈る相手を考えたほうがいい

 

・北原義郎からの贈り物を喜ぶ柳の局と奥女中達の様子を伺うおその。美しい。

 

・その報告を受けたのか、半蔵に北原義郎の国元へ行き領内の様子を調べ知らせろ、と上様。

 

・結束脚本の上様は口調が偉そうなんだよね(他の脚本家だと「知らせろ」じゃなく「知らせてくれ」になる)将軍だから偉そうなのが正解かもだけど上様のキャラ的には微妙。

 

・ちなみに義郎の国は伊予(愛媛)なんで東京愛媛間を数日で行き来してこい、とは無茶な仰せです。よくあるけど。お庭番どんだけ超人。

さらっと言ってくれるぜ

 

・義郎の国元からは、これ以上年貢をキツくすると一揆がおこるとSOS。それでも聞き分けない義郎…二重顎下に手入れてタプタプ言わしたるぞ?

 

・とらえてあるちづ父に言う事を聞かせようと竹刀で殴る家臣達。小栗一也だとすぐ死にそうでちょっと…。

 

・義郎の色々な所にばら撒かれてる進物は半分くらいは送り返されてるらしい(忠相調査)義郎…序盤で褒められてたのに実は人望ないんじゃ?か、かわいそう…

 

・上様が(過剰な進物を用意するために)泣く者がいなければよいが…と想いを馳せたら伊予守国元領民決起寸前場面で苦笑。繋ぎ方雑ぅ。

泣いてるどころじゃない

・抗議しようとする領民を銃で弾圧する役人に小峰隆司と福本清三(かな?)

福本……さん?目がぱっちりね

 

・銃を持ってる役人達に躊躇せず雲水姿の半蔵乱入。こともなく次々ぶちのめしていく。伊予についたばかりだろうに元気な半蔵…良き。農民を放っておけず乱入してくれる半蔵は心やさしい良い人だけど隠密行動としてはどうなの?

銃を持ってる複数人相手に大暴れな謎の坊主

小峰隆司もそりゃ「…誰?」となる

 

・佐吉…他人の鳶口を持っていくんじゃないよ。

 

・焦れてちづ父を痛めつける家臣たち。おそのが潜んでるけどギリギリまで様子を見る気らしい…シビアwちづ父死んじゃうよ?

 

・佐吉登場。大名屋敷けっこう簡単に入れる。手傷を負うがおそのに助けられ。三味線突きつけるおその凛々しい♡

 

・と、思ったらちづ父は再び奪われてしまう。

人の鳶口で……

かっこよ(でもちづ父助けられず)

 

・め組に大内家から迎えの駕籠と花嫁衣装が。事情を聞いため組の衆が憤り、絶対渡さないと。

 

・源さんの“頭を使って考えた案”が往来で駕籠を待ち伏せて喧嘩に持ち込む、という何も頭を使ってない、むしろ町中で騒ぎおこす方が目立って駄目だろ?案で笑う。いい人たちなんだけどねー

 

・それをよそ目にちづの所へ現れる上様。これは…イヤな予感、笑。

 

川合伸旺邸に貢物を伴い北原義郎が。

 

・贈り物にウキウキ伸旺かわいいね「老中の件はお手前に決めましたぞ♡」じゃないよ。

かわゆすぎる伸旺

 

・導かれてくる白無垢角隠しのご進物。こ、これは…

笑ってる場合じゃないんだ伸旺

 

・ご満悦伸旺、進物の手を取って「美しいのう」と言ってる間に投げ飛ばされる。お手本のような受け身をとりましたね。

 

・もちろん花嫁は上様。上様身の丈六尺あるのに…無理がないかい?花嫁、急に逞しくなったぞ。

横から見てもこんな華奢だった花嫁が……

急に肩幅広く胸板厚く

完璧な受け身を披露する伸旺

 

・ちゃんと両手に白粉塗ってる上様…細やかやね。

意外なこだわりを見せる上様

 

・「それが天下の老中、大名の姿か?……少しは恥を知れ!」上様ごもっとも。
「狼藉者じゃ!」伸旺もごもっとも…人の屋敷に花嫁姿で潜入して投げ飛ばす…確かに狼藉。

この時点では狼藉者でしかない

 

・上様、着流し殺陣じゃーんと喜んだら股引(?)をしっかりご着用。残念!

抜かりもなくサービス精神もない上様

 

・半蔵、伊予から帰ってきたんか。今日からポニーテールですね。髷固める時間なかったん?

ポニーテールにしてみました よろしくね☆

 

・とりあえず家臣全員ぶちのめす&殺害して「老中ともあろう者がこの俺の顔を見忘れたか!」もっと早く言ってあげてください。あと基本見忘れる老中ばかりだよ。

 

・伸旺&義郎気づいた。上様、己の国元が一揆寸前になってるのを知らんのか!と扇子で肩を打擲。

一揆になれば藩はお取り潰しです

 

・伸旺は老中辞職&隠居、義郎は国替や減封とかかな?とりあえず直接人殺したりしてないので。

 

・無用の進物禁止と老中全員の罷免で幕閣刷新。進物禁止と刷新どちらもかなわなそうです。

 

・しかし他の老中も罷免て…刷新するのに都合良かったからまとめて、かもしれんけど全員ポンコツだったら最初に亡くなった老中(いい人)に全部負担がいって寿命を縮めたんじゃ…卒中だし。気の毒ぅ。

 

・ちづ父も無事に戻り、佐吉ちづの祝言も間近。その点はめでたしめでたし。