お毒味役の柳田市十郎はつまみ喰いと嘲られるお役目に飽き飽きしていた。そこへ上司の御膳奉行から勘定奉行を紹介され、出世の道が開かれたと喜ぶ。ところが米価の釣り上げを狙う奉行らの陰謀に加担する羽目になってしまい…
・柳田は目黒祐樹。お毒味でご馳走にはうんざりしていて家での食事は粗食でないと怒る…が妻の志津は明るい性格で気にしない。
・お城でお毒味目黒祐樹。マスク試食で2022だったら正解。でもこの江戸マスク、オープンすぎてアベノマスク並に役に立たなそう。
・お志津がめ組を訪ねているところに来合せた上様。お毒味役の仕事の話題から将軍の食事が美味しくない(脂が抜かれた鰻)話になり、苦笑する上様。温かいものは出ないとか前にあったような…上様がめ組のご飯が美味いというのも当然ですね。
・米の値上げを憂いて、おさいおまちに聞き取り調査する上様。少しずつ上がってくとは現代と同じ。
・そんな中、安売りを続ける庶民の味方の上州屋。様子を覗くおそのの笑顔が可愛い。
・上州屋に嫌がらせのヤクザが。そこへめ組(頭?)のテーマBGMと共に現れた男が長門裕之。ヤクザを相手に立ち回り。クレジットに(特別出演)とあるし、ここだけなんでカメオ出演ですね。
・料理茶屋にて上司の御膳奉行大越から勘定奉行と米問屋近江屋備前屋を引き合わせられる柳田。勘定奉行はまだしも、業者がいるのはまずいと思いなさいよ。役人なんだから。
・近江屋からお毒味前に飲んでくれと胃薬を渡される柳田。胃薬のわけないじゃないですかー。
・茶屋から出てきた出来上がっている柳田と大越を見る半蔵おその。奉行はともかく、その下のお毒味役の名前と顔まで把握してるのすごいな。お庭番には運動能力だけでなく記憶力も必要。ハードル高すぎ。
・案の定胃薬ではなくお毒味時に腹痛をおこす柳田。食材に問題有り、とその時に米を納入していた上州屋が出入り禁止に。
・夫が不審な金を持って帰って来たことをめ組で相談するお志津。抱え込まないの大事よね…上様が立ち聞きしてくれたりするし、笑
・お志津と話す上様。柳田が奉行達の悪巧みにのせられてることを告げ、自分に何もかも話すように柳田に伝えてくれと。訝しみ、何故夫を助けようとするのか?と聞く志津に「あんたがいい女房だからだ」惚れてまうやろ。
・自分が上州屋降ろしの陰謀に加担してしまったことを知り、苦しむ柳田。目黒祐樹は顔が出来上がり過ぎてるから同情心がわかないなー。もう少し頼りない感じの人が良かったかも。
・殺されてしまった上州屋。あかん…これは死罪コース…
・子どもが出来ていた柳田夫婦。子どもが生まれてくるとなると親として正しい事をせねば…となるパターン。たまに父親は死にます。
・わざわざ柳田の家に来てくれる上様。御膳奉行達との会食や、貰った金の事まで知ってることを伝える上様。もう上様ここで名乗っちゃえよw
・近江屋の手先に襲われる上様と柳田。柳田の前に割って入る雲水姿の半蔵。手先を蹴散らす。こんな手下もいるなんて、柳田から見ての上様怪しすぎる。
・近江屋の調べや死んだ上州屋のことを報告する半蔵。あの…錫杖の先に饅頭笠を引っ掛けて持ってるの可愛いすぎるんですけど……妖精かな?
・何かしたためてる柳田。遺書か書き置きですね。眉間の影が濃すぎて一本眉に見えるぞ。
・好みの粗食膳を前に、妻に感謝の言葉を述べる柳田。息子が生まれたら毒見役になぞするな、と。何でそんな毒見役いやなんじゃ。子連れ狼の阿部頼母を見習え。お役目好きかはともかく、楽しそうだぞ。(分からない方は検索してください)
・妊婦に酒を飲ましちゃあかん。
・勘定奉行脇坂屋敷。脇坂さんの着てる袖なし羽織、この前川合伸旺が着てたやつじゃないですか。伸旺かわいかったな。
・襷掛けで乗り込んでくる柳田。眉毛くっきり。この方も近衛十四郎の息子なのでしっかりした殺陣ですね。使い手設定じゃないのが惜しい。
・柳田が追い詰められたところに「柳田、しっかりしろ!」の声と共に上様、懐手で登場。かっこいいー。
・半蔵おそのは忍ルックで。半蔵、やはり槍でも上手いなー。なのに最後の“刺してキメ顔”部分をカットするのやめてください(おそのもカットされてたぞ。目黒さんの殺陣も入るから時間足りないのかもね)
・まあ、私はあまりキメ顔でドヤる人が好きじゃないから良いのですが(あ、上様はどれだけドヤっても好きです。お人柄的にドヤ感少ないし)
・勘定奉行と御膳奉行を叩きのめす上様。
・上様のもとに駆け寄り平伏し、ご成敗を…!と言う柳田に「馬鹿者!」一喝。女房は、生まれてくる赤子はどうするのだ…と。ですよねー。
・今の役目に誇りを持ち、大地に足をつけて歩まねば思わぬ過ちの源となる…滔々と説教する上様。女房を大事にしてやれよ、で結ぶ。本当、上様が柳田を助けたのは奥さんの為なんだなー。ここに入って来た時の「しっかりしろ!」が柳田に言いたい事で。
・柳田は心入れ替えてお毒味役をしっかり務め、後に御膳奉行に出世したそうです。
土橋脚本も高橋脚本と同じく派手さは少ないけどちゃんとしたお話だなーという印象。実直な感じ。
吉宗評判記109話
— 硯 (@1684Gen) 2022年2月16日
1.マスク会食中の目黒祐樹。嘘です。
2.将軍の食事がまずいのを肴にされる上様。顰め眉かーわーいーいー
3.良心的米屋に笑顔なおその。kawaii!
4.錫杖の先に饅頭笠引っ掛けてる半蔵も可愛い。笠を奪って逃げたい(それで手裏剣で仕留められる)もしくは奪って取ってこーい!と投げたい。 pic.twitter.com/WSt7ZNxsUK