時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録

吉宗評判記124話『溺れて手柄をたてた奴』(飛鳥/松尾)感想

泳げないのを苦悩する御徒組の真下。吉宗は彼と知り合い、水練特訓をすることに。だがその特訓場所には抜け荷の品が沈んでおり、取り戻そうとする浦賀奉行と伊勢屋の悪事が暴かれる。

 


・上様の狩りの最中溺れた娘を発見する御徒組。誰一人泳げず見ているだけのところ、上様が飛び込み助ける「良かった!誰かが…」「まさか上様じゃ…」じゃないですよ、君たち。

 

・娘を抱きかかえて白い濡れ襦袢で上がってくるセクシー上様。良い。でも脱ぐの早いな(狩り装束だったのに)

 

・自分が泳げないばかりに上様を水に入れてしまったと悔いて水練をしようとする御徒組真下小平太にうえだ峻。70俵取りなのに500石取りの家から来た妻・久美が。

 

・時代劇定番悪事の抜け荷。上様爺忠相が見ていた摘発された品々がいかにも!な品で笑う。あと抜け荷をしている人たち必ずワイン飲むよね。

 

御徒組頭に先日のお狩場の件で説教する上様。稽古しろ!と命じるが組頭は配下の者達の所に戻ってどうする?などと。「上様もまた酔狂なことを」「ほとぼりが冷めるまで適当に」とのたまう御徒組たち。ひでえ。

 

・め組で真剣に悩んでいる真下のことを聞く上様。珍しく誠実な役人がいて嬉しそうですね。

 

・特訓しても泳げず、子どもたちに笑われ、夜鷹たちにも笑われた真下。掘割端で切腹しようと。久美と共に通りかかり止める上様。「(泳げんと)上様に申し訳たたん!」と言う真下に上様「そんな意味で言ったんじゃない!」

 

・真下に泳ぎを教えに来た上様。久美が真下を嘲り嫌味を言うのを聞いて最初は「その言葉気に入りませんね」と丁寧語だったのに最後は「真下さんの良さが分からんとは<span style="color:#CC0000;">人間のくず</span>だ!」上様、言い過ぎ言い過ぎ。

 

・でも「私のような若造が言い過ぎた、ゆるしてくれ」と謝る。若造が…という問題ではありませんが許すよ、うん。私、久美じゃないけど。

 

・真下に海岸でバタ足特訓をする上様。あのー…上様ってお忙しいんじゃ?

 

・抜け荷犯の武蔵屋(神田隆)と浦賀奉行(葉山良二)「(見つかりそうになった抜け荷の品を一旦沈めている)海岸でうろんな若侍二人が妙な真似を…!」まさか水泳特訓が始まるとは…運のない悪党ですね。

 

・帰り道襲われる上様と真下。真下と別れた後、お庭番に声をかけ、守ってやってくれと指示。上様の「おるか?」声かけ、好き。

 

・別日水練中、通りかかった御徒組同僚が真下を揶揄する。やめてー上様がまた「お前らKOROSU☆」の目で睨んでるよ?下手したら切腹ですよ?

 

切腹させられる前に久美が来て夫を庇い同僚を叱る。それを見ていた上様の笑顔が良いですね。殺意が消えたよ。

 

・張り切って夜まで練習をする真下。夜ならと思って抜け荷を引き上げに来た武蔵屋達、殺るか!となる。

 

・そこへ遠くから歩いてくるご機嫌カップル…よく見たら半蔵おそのが。おそのが体預けて腕を組んでるし、半蔵は鼻歌歌ってるし…かわいすぎて吐血する私。

 

・でも画像が小さすぎるので拡大鮮明化したものをください…!……誰に頼めばいいの?科捜研??マリコ…じゃなくて亜美ちゃんか!

 

・人目を気にして引き上げる武蔵屋。カップル芝居をやめて走ってくるお庭番。半蔵が武蔵屋らをつけて、おそのは上様に報告。

 

・武蔵屋が浦賀奉行屋敷に行ったので抜け荷一味の姿がおぼろげに分かってきた上様。半蔵を浦賀へ。

 

・続く水練特訓。今日から稽古の方法を変えてみましょう!と真下を突き落とす上様。基本ドSなんだよね。

 

・一旦沈んだがいつの間にか泳げるようになっていた真下。沈んだ時に布袋をひっかけてくる。中には抜け荷の品が。

 

・半蔵出張中なので武蔵屋の蔵に一人で忍び込むおその。真下が引っ掛けてきた袋と同じ物を発見☆蔵に入れとくなんてうかつ。

 

・半蔵が戻ってきて浦賀には何も証拠が残っていない事を報告。それでは奉行まで捕らえられないのでめ組を使い「大岡様が抜け荷の品を探すために明日海底を攫うよ」という噂を流す。そんなバレバレなー

 

・と思ったら引っかかる浦賀奉行。明らかに罠ですやん。今回の抜け荷の品を諦め、知らぬ顔を決めて武蔵屋を何とかすれば切り抜けられるのに…損切りできないタイプですね。まあ1万5千両は大きいか…

 

・夜中に抜け荷陸揚げ作業をする奉行&武蔵屋。てか朝になってるんですけど?こんな明るいところで?いくらなんでも目立ちすぎですよ。

 

・当然上様が来ます。

 

・徳田新之助名乗りだけどすぐ気がつく浦賀奉行。頭巾を慌ててとる。えらいねー。

 

・ラス立ち回り。今回荷揚げで潜っていた人が何人かいて、褌一丁で立ち回り。それで鉄の棒で殴られるなんて痛そうすぎて集中できませんよ?実際は竹光だけど。でも裸で草むらに転がるのやだー。特別手当をあげて欲しい。

 

・あと今回半蔵手ぶらで来ましたよ。武器どうしたの?忘れちゃった??2、3手は格闘術で倒してたけど面倒くさくなったのか敵の刀を奪って瞬く間に斬り捨て。でも忘れ物の罰か数珠がブラブラしちゃって目に当たっとるで?きゃわ。

 

・おそのは仕込み三味線を忘れませんでした!えらい!いや、もし二人で武器忘れてたら何かあったんか?て思いますわ。

 

・奉行と伊勢屋を追い詰める上様。その後ろで半蔵がいきいきと3·4人斬り捨て、また林の中に走り去ってて笑う。でもこういうメインの後ろでも戦う描写を入れる立ち回りは好きです。奥行きがあるから。

 

・残された浦賀奉行は半蔵おそので成敗。半蔵、戻ってくるの早いな。

 

・てか刀を構えたまま立つ半蔵と納刀する上様の画がかっこいい…けど、画面向かって右にはおそのがいるはずなんですよ!そこまでいれてくれい。4:3画面が憎い。

 

・上様に召し出される真下。御簾を降ろしたまま「その方を徒頭に命じる」徒組の改革をしてもらいたいと言う上様の願いを、若輩には荷が重いと断る真下。

 

・荷が重いというのは誠実な証、と言い御簾を上げ正体をバラす上様。驚く真下の所まで降りていき「なあ、真下さん…やってくれよ?……頼むわ」顔も言い方も男前ですね。

 

・真下が組頭になり、御徒組の水練は江戸で有名に。毎年6月には将軍のお成りもあり年中行事となったそうです。