吉宗の乳母おりくの方が江戸に出てくる。喜ぶ吉宗と爺だが、実はおりくは重い病で末期の別れをしに来たのだった。一方、おりくが来て権力を握るのではないか?と案じた柳の局が勘定奉行を罷免され隠居した萩原監物を焚き付け、監物はおりくの方を亡き者にしようとする。
続きを読む吉宗評判記188話『嵐を呼んだめ組の花嫁』(今村/荒井)感想
恩ある“に組”頭・市松の病が重い為、息子佐平とおまちの間に縁談話が持ち上がる。おまちは複雑な心境ながら話を受け入れようとするが佐平には夫を亡くした子持ちのおきた、という思い人がいた。そのおきたが暮らし、に組が後ろ盾の長屋が二足わらじの大島屋から遊里建設地にと目をつけられ、おきたの息子仙太が攫われる。
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