時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記122話『知るや南のうらみ節』(迫間/松尾)感想

薩摩藩琉球への圧政を、琉球の姫・安南(あなみ)を助けたことにより知る吉宗。何とか琉球の苦難を救ってやりたいと思案するが、薩摩藩はお抱えの忍び開聞党を使い姫を亡き者にしようとする。

 


・辰五郎と二人、馬で草原にピクニック中の上様。おにぎり頬張っで唇に米付けても男前だね。

米粒などものともしない奇跡の男前

 

・そこで刺客たちに襲われ逃げる異国風装束の女と男を発見。男は斬られ、女は辰五郎が馬に乗せ逃がす。爺の馬なので爺の屋敷に戻るはず、と上様。

 

・馬が戻った加納邸。でも上様が戻らないので爺に正座で叱られてるお庭番。身の置き所がないように二人できゅーとなっとるwかーわーいーいー

てか上様をおだてたりけしかけたり
してたんか(してそう)

半そのが可愛すぎて私が切腹したい


・驚いて振り向く半蔵「そなたも?…いいのか?女の切腹はあまり格好のいいもんじゃないぞ」
おその「ではやはり女らしく乳の下か喉に…(思案顔)」
半蔵、少し面白がっちゃってるじゃないですか笑。でも“みっともない”などとは言わず“格好のいいもんじゃない”(多分胸が出ちゃうから)と言い換えてくれるの性格良いな。

何を言ってるんだ君たちは??(きゃわ)


・爺「何を二人でごちゃこちゃと!腹など乳など勝手にせい!」そりゃお説教中なのに爺そっちのけで二人でお喋りしだしたら余計怒られますよ?君たち、仲が良いのもいいかげんにしてください(嘘、もっとやれ)



・そこへ帰ってくる上様「乳がどうした?乳が」何故腹じゃなくそのワードをチョイス??😂

レアな半蔵のびっくり顔wかわよー

顔を見合わせ笑う半その可愛いすぎる

 

・喜ぶ爺と半蔵おその(くそかわいい)。上様の「あの女はどうした?」に❓❓❓となる3人。はた、と気づいて「加納様、例の布を」と思い浮かぶ半蔵…さすが察し力で御庭番頭になった男。

察し力を発揮する半蔵


・お前に言われんでも!と言うように半蔵をちらりと見る爺w有島さん、芝居が細かい。爺は半蔵おそのに年寄り扱いされるとええいうるさい💢となるよね。懐から女が被っていた布を出し、馬はこの布を加えてきたのみと。あの女はどこへ?となる上様。



・同心に化けて布の出処を探る半蔵。布は唐か南蛮のもの。

迫間健恒例同心半蔵

 

薩摩藩江戸屋敷。藩主島津吉貴井上昭文。冒頭の男女を追っていた薩摩の忍び仙波隼人は汐路章。このお二人、顔は違うけど何か印象が似てるんだよね。輪郭と目が離れ気味なところ?ちなみに上品な方が井上氏、ワイルドで顔芸得意な方が汐路氏です。

上は井上昭文 下は汐路章

 

江戸城。伊賀者情報ネットワークで件の男女道行を調べ出し報告するお庭番。男女は九州より南から、刺客に襲われながらの苦難の旅で江戸に来た模様。刺客は島津公の影の御用を務める開聞党という忍び。

それはともかく日差しが強いな

 

・爺「開門だか閉門だか知らんが」w
そんな物騒な奴らに狙われていては危ない、と案じる。

 

・開聞党軍団に檄を飛ばす、お頭汐路章。軍団に福本清三がいるよ。



・源さんのおかげで浅草縁日で蛇味線流しをしていた女を発見し、開聞党に襲われているのを保護する上様と辰五郎。

 

・め組を探るのに表の暖簾からしっかり顔を出す福本清三に笑う。誰かいたらどうするつもりなの。

飲み屋客の「やってる?」じゃないんだから

 

・島津と同じ日本の侍は信じられないと口を閉ざす娘に上様、日本の侍だが島津と同じではない「俺は一介、まだ青臭い武辺者にすぎん。何の取り柄もない人間だが」どうしたw謙遜が過ぎるぞ?

上様に取り柄がないならある人間などいない

 

・でも迫間上様は性格がいいなー。滔々と親身に娘を説得。娘、琉球の王家の末娘、安南と申しますと頭を下げる。

 

・城中で島津公と行き会う爺。老人と呼び、嫌味を言う島津公。それに一歩も引かず浅草寺での開聞党の件を当てこすり言い返す爺。素敵。

 

・話を聞き「ちとやり過ぎだぞ」と笑う上様と売られた喧嘩を買ったまで、と血気盛んな爺。でも島津は爺が知る=俺が知ると思い、先手を打って何をするかわからんぞ?と上様が脅すと「あっ!」と手で口を塞ぐ爺。かわいいかよ。

きゃわ

 

・今さら口に蓋をしても間に合うものか!とさらに笑う上様。鈴を鳴らしてお庭番を呼ぶ。うちの猫か(鈴の入ったおもちゃを鳴らすとタタタっと走ってくる可愛さが同じ)。

迫間上様爺は良いよね

 

・め組にいる安南姫を殺すために陽動作戦で町に火を放つ開聞党。め組が消火活動に出払った留守宅に押し入ると待っていたぞ開聞党!と忍び装束の半蔵おその登場。汐路章の問いに「公儀御庭番大月半蔵!」「同じく、その!」の名乗りを。強者オーラがすごいw

汐路章「おのれは!?」

あとやはり顔がかわいいな二人は
(汐路章と比べるとよけいに)


・多人数の開聞党を二人だけで迎え撃つってそれだけ自信があるって事だもんね。普通の侍相手ならまだしも相手も忍びなんだし。

 

・馬で駆けつける上様。かっこいい。江戸の町に火を放つとは…と激おこです。

 

・手下をすべて片付けられ、上様と半蔵おそのに橋に追い詰められた汐路章。川に飛びこみ逃亡。



・安南に将軍と知られた上様「姫、はるばるとよく参られた。つらかったであろう…この吉宗、改めて察するぞ?」やさしい。あとまだ27歳くらいなのにマツケンさんの台詞にちゃんと将軍らしい重さがあるのすごいね。

 

・傍らの爺に「さあ、薩摩75万石相手に一芝居打つぞ!」「待ってました!……あ、ご無礼を」爺かわいい。いい主従だなー。

迫間上様爺は最高!

 

薩摩藩江戸屋敷。上様のお忍び来訪に驚く島津公。対面の間に正装の安南を呼び入れる上様。

 

・島津公へ物申したい安南だが上様が「俺が代わりに言おう」

 

・安南は忠心から島津公へ礼を言いたいそう、琉球は島津の政により栄え、余もかくありたいとベタ褒めする上様。当然安南は「違います!」と抗弁。

上様お得意相手を刺す前の↑

 

・続ける上様。その島津に報いる為に力をつけるのに琉球は減税を願いでている、琉球を狙う明国を跳ね除けるためにも島津の力がいるのだと。

 

・そのために減税してやれと?と言う島津公に「琉球がより栄えるのは島津の願いでもあるはず」元々“琉球のため”と称し支配してきた島津の逃げ道を塞ぐ上様w

 

・しぶしぶ、安南にいつまで&いくら減らして欲しい?と問う島津公に爺「さよう、まず30年…」「バカな!……ええい、5年じゃ、5年を限って3割を免じてくれるわ」爺「は?」「5年間3割と申しておる!💢」

 

・爺「おお、なるほど。聞かれたか、姫?10年間6割を免じてくださるそうな」
島津公「まて!聞き間違えるな、5年と」
爺「おお、いかにも。5年3割、5年3割と2度申された。つまり合わせて10年6割と言うことでござろうな?」
島津公「老人!」爺、最高。老人、と侮られてるのを逆手にとった耳遠い戦法ですね。無茶ですがこの後上様の駄目押しが。

爺は狸なのがいいんだよね

 

・ハハハと笑って上様「薩摩75万石、腹の大きいところを見せてやってはどうだ?」自分を開聞党が狙ったことも忘れてやる、と。事が公になれば藩お取り潰しだからね。頭を下げ了承するしかない島津公。

 

・残りの4割は俺が出してやる、と安南に約束する上様。

 

・明国と薩摩に挟まれた琉球は薩摩を切るわけにはいかないからの取り計らい。相手の面子も潰さず譲歩を引き出し利を得る、ちゃんとした外交交渉ですね。

 

琉球に帰る安南を見送り海辺に。そこへ汐路章はじめ開聞党残党が。島津とは縁を切り、相手が上様と知りつつ忍びの意地だと復讐に。

 

・刀を構える汐路章の前に割り込む福本清三…笑

突然の割り込み&upに爆笑

 

・やむを得ん、と対峙する上様。安南に「具志堅(冒頭で殺された男)の弔い、首途の血祭り見届けるがよい」

 

・砂浜の殺陣はとてもやりづらそう。お庭番は何をしてるんだ笑

 

・一人残った汐路章を波打ち際で斬り伏せる上様。顔芸&倒れて波が被る汐路章サービスタイムですね。

汐路章の顔芸タイムが長すぎる
(制作陣に愛されてるんだね...)

 

・小舟で沖の船まで行く安南を見送る上様。めでたしめでたし。

 

・しかし開聞党の汐路章を見ると公儀御庭番、半蔵おそのは上品なんだな…とつくづく。汐路章なんて袴が蛇柄ですからね。ファッショニスタなのかな?