加納の爺が病にかかり箱根権現に平癒祈願をした吉宗。無事に病が治った爺を温泉に送り届け、吉宗とお庭番は御礼参りへと箱根の山を登る。その山中で馬子小三郎と出会い、その気骨あるさまに感心した吉宗はその子の父と会うが、父子には深い事情があった。
・上様の代参で平癒祈願に箱根権現へ走る半蔵。前回は日光で今回は箱根…走る姿が可愛いのはいいけどお庭番は大変。
・上様が取り寄せた高い薬を飲まずに捨てる爺。おそのが見咎めている場に上様と忠相が。爺が薬を飲まない理由は幼い頃に病にかかった自分を救ってくれと薬断ちの願掛けをしたからだと話す上様。春日局か。
・暴れん坊なら「よし、忠相おその押さえておけ!」と両脇から押さえさせて上様が鼻つまんで飲ませるくらいはして欲しいけど、それじゃいい話にならないので却下。上様の切々とした懇願にやっと薬を飲む爺。
・回復した爺。後養生に温泉へ行こう…と上様お庭番と共に箱根へ。にこにこしてる半蔵おそのが可愛いすぎて死ぬ。私が。
・茶屋で甘酒を飲む上様爺半蔵。茶屋主老女、おてつそっくりおくめがお茶を。見れば見るほどおてつそっくり、いくつじゃ?と尋ねる爺。69、の答えに「おお、わしよりお姉様じゃな」こういう時“お姉様”がするっと出るところで今まで爺がモテてきたのがよく分かりますね。
・ところが爺に厳しいおくめ。まだ若いのに隠居面して遊んでいるように見えるのが気に食わない模様。累は上様半蔵にも及んで、いい若いもんが年寄りの後について!などと言われ「いや、この人は病み上がりでな…」と半蔵がフォロー。
・しかしそれも「お前らがそうして甘やかすから病気になるんじゃ!」と一刀。何だその髭…使い古しのたわしじゃないかなど罵詈雑言。怒らない爺、心広い…のもあるけどおてつそっくりだからか。
・「しかし…使い古しのたわしとは…」思わず笑ってしまい、爺に怒られる半蔵wあーかわゆい。
・「おそのは遅いな」と話題を変えてくれる上様。爺の温泉宿の手配に行っているおその。
・そこへ関西弁のお嬢さん&手代とおぼしき騒がしい駆け落ちカップルが。後ろからは馬を連れた馬子の少年。真面目に働く少年にはやさしいおくめ。
・爺を湯本温泉に残し、箱根権現へ向う上様とお庭番。半蔵がおくめの話をしたらしく
おその「まあ、そんなにおっかないおばあさんでしたの?」
半蔵「いやあ、怖いのなんのって…まるで安達ケ原の鬼婆だ」
(何、半蔵のこのポーズ?鬼ポーズ??きゃわ)上様の後ろでわちゃわちゃとお喋りしてる半蔵おその…可愛すぎて死ぬ(2度目)
・ならず者たちに襲われてる例の関西弁カップル(お照と忠七)。気を失った2人が連れ去られそうな所に止めに入る先程の馬子、小三郎。上様達も通りかかり、ならず者を追い払う。
・お照を気づかせる上様「もう大丈夫だ」とキラキラ笑顔で見下ろした為、一目惚れするお照。忠七が慌てて駆け寄るが、もうあんたなんか知らん!となる。
・上様にしなだれかかるお照に「まあ…!」と呆れて、半蔵を見るおそのと苦笑する半蔵。呆れ顔おそのは可愛いし笑顔半蔵は男前だしで死ぬ(3度目)
・小三郎の馬に乗る上様。横にはお照、後ろを半蔵おその、遅れて忠七の列に。上様の傍を離れないお照を見、いたずら顔のおそのが「徳田様、そのお方一緒に乗せておあげになったらいかがです?」諌めもせずニコニコしてる半蔵も面白がってるよね。上様をからかうお庭番's www
・私にとって歴代御庭番中で半蔵おそのコンビが唯一無二なのは二人のやり取りの多さ楽しさもだけど、こういう所もですね。もちろん後のお庭番もそれぞれ魅力がありますが。
・喜ぶお照と慌てる上様「これおその!つまらんことを言うでない!」かわいいー
・のんびりした道中が終わり、小三郎に多額の料金を渡す上様。これじゃお釣りがない…と返す小三郎に「歌のお礼も兼ねてだから取っておけ」と言うが、俺は武士の子で芸人じゃないと断られる。
・決まりの料金だけくれ、それ以上1文でも貰うと父に怒られる…みだりに卑しくなるな、施しを受けるなと言われていると小三郎。それは心無いことをしてしまった、すまなかったと詫び、規定の料金を渡す上様。
・別れを言って立ち去る小三郎を見送りながら、あれほどの教育を施した、その父に会ってみたい…とつぶやく上様。聞き止めた半蔵が「お会いになりますか?」と訊くと「会おう」上様普段汚い大人ばかりに会ってるから…
・小三郎を追って行く半蔵を見ながら「おその!旅はいい…色々な人間に巡り会える。面白いのう」と口にする上様。そうですわね、と同意するおそのだが後ろを向いて「ご覧ください、また面白いのが参ったようですわ」そこには追いかけてくるお照と忠七がw
・おその、俺は逃げるぞ!と走る上様w
・小三郎の家。先に入って床に伏せている父、郡(こおり)弥左衛門に客を連れて来たことを話す小三郎。床上げをしているとならず者との諍いで出来た怪我を父に見られてしまう。道理の通じない者たちと争うなど匹夫の勇だ…と小三郎を叱責する父。
・外で聞いておられず「ごめん」と声をかける上様。いつもの貧乏旗本三男坊名乗りをして卒爾ながら御意を得たいのです、と挨拶。
・家に上げてもらい小三郎を庇う上様「目の前で行われつつある無法を見過ごせなかったのはあっぱれな心映えだと思うのですが」
・「大人でも我々町人には到底できることではごさいません」援護射撃する半蔵。でも弥左衛門に「おぬしらは町人ではあるまい」と見抜かれるw上様も旗本三男坊などではないと見抜かれ…ま、普通はただ者じゃないと分かるよね。
・それはともかく我々に免じて…と上様が言い重ね、半蔵が坊も謝るんだ、と小三郎に促し彼が素直に詫びると「あお(馬)はいいのか?」と弥左衛門。父に許されたと分かり途端に元気になる小三郎「ゆっくりしていってよ!」と客人に声をかけ馬小屋に。その様を見て笑い合う半蔵おそのが可愛いんですけど。二人とも子ども好きだからー。
・弥左衛門に新たな客が。それでは私達は…と席を立とうとする上様を、先客を追い払うは申し訳ないと言う男。沼津藩次席家老桂木丹波と名乗る。
・戻ってきた小三郎を見て驚く桂木丹波「なるほど千代松様に瓜二つじゃ…」あ、あれですね時代劇定番双子なので捨てられた大名の子案件。大体残った世継ぎが危うくなり市井で育った子にお迎えが。
・我々は邪魔のようだから…と空気を読む上様。ところが桂木は居てくれと。
・小三郎に説明する桂木。小三郎は沼津五万石藩主の息子で世子千代松とは双子。双子ゆえ殺されるところを弥左衛門が連れ去り逐電したとのこと。
・おいらのお父はお父一人、我が子の命よりお城の方が大事な(藩主)、そんな親あるもんか!と泣く小三郎。正論。
・涙、涙の小三郎と弥左衛門に「そうだ小三郎、お父のその手を一生放してはならんぞ!」と言い、桂木に怒られる上様w
・だがその後の上様の説得で、世継ぎの件は一応白紙に…でも余命少ない千代松様に兄弟としてひと目見舞ってもらえないかと請う桂木。お父と一緒なら…と了承する小三郎。
・明日迎えの駕籠を…と言いおいて帰る桂木。見送る弥左衛門に上様「次席家老が一人の共も連れず…よほど気さくな御仁と見えますな」話の間々に上様「ん?」て顔してたもんねw
・容易ならぬ件ゆえ一人で参られたのだろうと言う人の良い弥左衛門に「見も知らぬ私達の前で藩名や身分を明かし、その容易ならざる件をぶちまけられたのは…」基本的に上様、疑り深いよね(経験上やむなし)
・藩主に双子以外にも子がいるのか尋ね、側室おていの方の子がいると聞いた上様、何?おていと言えばたしか老中稲葉佐渡の娘!と即答。上様の脳内大名データすごいな笑
・驚く弥左衛門。身分を明かすことにした途端、敬語から「そちにも聞きたいことがある、来てくれ」と口調が変わる上様w
・船で密談する桂木と老中稲葉。明日の道中小三郎と弥左衛門を殺し、世継ぎを己の娘が生んだ高丸に…と。これは見届けねばならんの、と稲葉さん。来ないほうがいいよー。
・閑話休題のお照忠七道中。郡家前で立ち聞きして小三郎の父を思う気持ちにうたれ、父の元に帰ることにしたそうです。何のために出てきたのですか(ギャグパートのためです)
・翌日。複数の供侍と立派な駕籠が出立。滝つぼ前で待ち構えていた桂木と老中一味。駕籠を取り囲み襲いかかるが一文字笠を被った供侍2人がバッサバッサと斬り捨てる。顔を上げると半蔵おその。かっこいい。
・怯む手勢に「何をしておる!早々に駕籠の小童(こわっぱ)を!」と檄を飛ばす桂木。すると駕籠が開き「丹波、この小童少々大きいぞ?」www中から上様が。お茶目さんやね。
・即上様だと分かる稲葉さん。さすが老中。平伏す一同。
・殿様ルックで野羽織を肩がけした上様と両脇に跪いてる一文字笠の半蔵おその…絵になるなー。
・桂木さんに「昨日、人の心のまことを失うな、悔い改めよと謎かけた余の言葉なんと聞いた?」え?謎かけてたの??いや、絶対泳がせてただけでしょw
・稲葉さんも罵る上様。確かに老中に上りつめてるのに娘、孫の為に他藩に手を出すのは愚かだよなー
・滝の前という良ロケーション(見た目は良でも撮影&演者さんは大変そう)で立ち回り開始。マイナスイオンを感じますね。
・おその、今回の衣装は背中の割れてる野羽織なので裾が大きくはためいて見栄えがして良いですね。いつもより殺陣が大きく見える。
・半蔵は斜面に草の生えた足場の悪い難所担当…またもや。上手な人がそっちに回されるのはしょうがない。何人目かを屠ったところで刺した大刀を相手が離さず倒れてしまい棒手裏剣に。
・最後は滝をバックに成敗。大刀が無いので、稲葉さんの肩を掴んで押さえ脇差しでぶっすりいく半蔵。珍しい。
・駆けつける弥左衛門と小三郎。佇む上様と座って控える侍姿の半蔵おそのいいなー
・上様、二人の名を呼び「そなたら二人は幾千代かけて離れることなき父と子だぞ」……あの、沼津藩五万石は…?
・微笑むおそのは可愛いし笠被ったせいで髪の毛ボサついてる半蔵もかわゆい。
・最後は爺と駕籠(雲助は先だってのならず者たち)で帰る上様。爺に箱根の湯はどうであった?と聞くと「爺も捨てたもんではありませんぞ。いやあ、モテましたな〜」とご機嫌。
・そうかそうか、と笑いながら前を見る上様「おっ爺、ちと萎えておるが…また花一輪だ!」どれどれと爺も前を見るとそこにはおくめが。また楽をしておる!?と怒るおくめ。逃げる爺と上様とナレで〆。
お庭番の見所沢山で文句は無いのですが、改めて見ると??も多い回ですね。桂木さん、郡家訪ねた時、何で通りすがりの不審な旗本(上様)を引き止めたの?とか。謀があるのだからなるべく他人は排除したいのが普通なのにね。
まあでも供侍に化けてるお庭番とか上様の「この小童少々大きいぞ?」とかケレン味で魅せるのが迫間脚本なので…。あとお庭番の可愛さでね。
それにしても今回の半蔵おそのの和気藹々ぶり…よく考えたら九州大ロケーション慰安旅行後なので打ち解け度が上がってるのかな?などと。これからますます仲良くなってくし。
放送順通りに撮ってるかは分からないので、正解かどうかも分からないですが。でもそういう裏事情あるかも?と想像するのも楽しいですね。
昨日の吉宗評判記138『箱根小しぐれなさけ雨』は以前録画を消してしまい一度しか見てない回。取り急ぎ再生したら半蔵おそのが可愛くて悶死。さすが迫間建脚本、饒舌で笑顔はじける2人…最後はコスプレ…いたれりつくせり。二人がわちゃわちゃしてる様を上様がフっと笑うのよくあるけれどマジいいよね。 pic.twitter.com/zjHuS1vpSd
— 硯 (@1684Gen) 2021年12月17日
おそのが上様からかったり男装するのは覚えてたけれど半蔵の記憶がまったく無かったよ…。見たら、爺の髭が古タワシ呼ばわりされたの聞いて笑ってしまい怒られたり、おそのに怖いお婆さんの話をしたり(前ツイ1枚目画像)、上様からかうおそのを諌めもせずニコニコしてたり。可愛さしかない…最高じゃ。 pic.twitter.com/6PTVF9Oc34
— 硯 (@1684Gen) 2021年12月17日
吉宗評判記138話
— 硯 (@1684Gen) 2022年4月28日
雑談したり上様をからかったりする御庭番。半蔵もおそのも表情豊かで可愛いのう…。あとお照さん声でかいな。 pic.twitter.com/15OvcinUlm