時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記107話『あわれ、女お庭番』(迫間/河野)

伊賀から来た新しいお庭番・狭霧には里の者も知らぬ双子の妹がいた。妹は汚職の濡衣を着せられ切腹した夫の為に復讐を始め、狭霧もその仇討ちに巻き込まれていく。

 


・たちの悪い駕籠かき達に囲まれたが、やすやすのしてしまった強い女(甲にしき)、旅帰りの源さんが一目惚れ。でも後をつけるのは怖いからやめてー

 

江戸城。新規工事伺書に一年前の汚職に関わった疑いのある作事奉行や業者の名があり書を破り捨てる上様。老中に問いただすとあの汚職は奉行配下の作事方勘定役だった工藤の不始末、責をおって自刃した事によりカタはついたと。

怒りの破り捨て上様

 

・上様「それでは世間は通らぬ」そのとおりですね。

 

・老中が悪い人なのかと思ったら作事奉行進藤外記が織本順吉。こっちか。

 

・庭にて忠相に汚職が工藤のやったこととは思えないと話す上様。傍らの爺が「これはいかん」徳田新之助になる前触れだと嘆く。

半🐕その🐕「上様!上様!どこ?どこ?」

 

・そこへやってくるお庭番。上様を探していたようで、笑顔で「…あ、あれに!」と言うおそのと「上様!」と駆け寄る半蔵がわんこ🐶二匹に見えて可愛すぎる。絶対尻尾ブンブンしてる。

半🐕その🐕「いたーーー!✨」

 

・爺「呼び出し奴(やっこ)が来よりましたわい」笑



・冒頭の女の行く先を突き止めた源さん。桔梗屋という料理茶屋で働き始める狭霧さんだと店員に聞いて浮かれる。

 

・伊賀から半蔵の部下の女性、狭霧が来ることを上様に報告するお庭番(それ知らせたくて上様探してたの?きゃわ)

嬉しい事は上様に報告

 

・半蔵の口ぶりからすると狭霧は半蔵が御庭番頭に就く前からの部下なんですね。部下がいるって事は半蔵は伊賀忍の中でもそれなりの立場だったんだろうね。

 

・「おその、良い仲間ができたのう」笑顔の上様。言い方がお父さんのよう。

父性を発揮する上様

 

・「でも半蔵殿が当分会わせてやらないといじわるをおっしゃるので」告げ口するおそのw

2人の表情🤣

 

・半蔵が「いや江戸の風に慣らせるまでは…」云々言うと「…会うのはご自分だけ、独り占めしたいんでしょう?」冷やかすおそのめちゃ可愛い。あと、おそののこの気安い口ぶりで二人が仲良いのが分かりますね。

なーかーよーしー!
…てか半蔵の憮然とした顔w

 

・「いや、俺も会わぬ」ムッとして言い返す半蔵w上様の前で何じゃれついてるんだ君たちは。というか会いたまえよ、上司なんだから。狭霧だって初めての土地で不安だろ。

会わぬ。じゃないよ意地っぱりめ😂

 

・狭霧は江戸に慣れさせるため、情報の集まる深川の料理茶屋へ放り込んで一人でやらせるつもりだ、と言う半蔵に「それは良い思案だ。でも爺には知られるなよ?あの頑固おやじ……小うるさいからなあ」と笑う上様。本当この3人はほのぼのしてて良き。

 

・作事奉行の屋敷に集まる悪い人々。織本順吉に宮口二郎にスガカン。豪華ね。天井には既に半蔵がw

 

・悪人の1人木曽屋が就寝中、黒装束の女に襲われ斬られる。逃げた女が町方から身を隠し着替えると、桔梗屋で狭霧に先客がいたためブラブラしていた源さんに行き会う。女を狭霧だと思い声をかけるが当身をくらう源さん…災難。

 

桔梗屋へめ組と共に行く上様、狭霧を別室に呼び、いきなり斬りかかる。難なくかわし簪を構える狭霧へ「半蔵の申した通り、できるな」試し方が荒いw

手荒い上様

 

・上様だと分かり平伏し恐縮する狭霧。上様、め組が新さんを探す声を聞いて「新公、新さん、あれで良いのだ」新公はさすがに…笑。

 

・狭霧に源さんが見た木曽屋殺しの女の事を尋ねる上様。自分に瓜二つの女について心当たりがありまくりなのに顔に出さないところが忍者らしい。上様は感づいたけど。

 

桔梗屋どんちゃん騒ぎをし、汚職仲間が殺された憂さを晴らすスガカン。夜半眠っていると黒装束の女が。汚名を着せられた工藤の妻·深雪と名乗りスガカンを斬る。スガカンなのに途中退場とは...…

 

・深雪を捕まえ頭巾をとり顔と痣を確認する狭霧。抱き合い、会えたのを喜ぶが呼子の音に逃げる深雪。深雪の代わりに捕まる狭霧。

 

江戸城。江戸に来たばかりで殺された二人を知らない狭霧は犯人ではない、と具申する半蔵。上様が狭霧に姉妹は?と尋ねるが一人娘とのこと。忠相も来て狭霧は罪を自白をしており、誰かをかばっているのではないか?と。

 

・深雪、織本順吉邸に忍び込み本懐を遂げようとするが返り討ちに。上様に助けられる。夜中にも市中徘徊してる上様なんなのw

早く城に帰ってください

 

・狭霧を呼ぶが間に合わず、手紙を託して亡くなる深雪。駆けつけた狭霧がその手紙を読む悲しいシーンなんだけど「候」が多すぎて頭に入ってこない…あかん。

深雪に手を合わせるお庭番
半蔵の口がお経を唱えてますね



・嗚咽する狭霧を「御前だぞ」とたしなめる半蔵。そうよね、忍は冷静じゃないとね…と一瞬思ったけど、お前も大切な人を亡くして上様の前でボロ泣きするんやぞ(後の話です)

しかも2回ボロ泣きします

 

・双子なので一人は尋常な女の道を…と生まれてすぐ、よそへ遣られた深雪。

 

・お庭番の職務そっちのけで妹の身代わりになるなんて双子の絆は強いから?と考えてたけど、狭霧は深雪という分身がどこかで幸せに暮らしてるのを己のよすがにしてたのかもなー。女の忍は色々大変だろうし。

 

・悲しむ狭霧を見てやるせない顔をしてる半蔵おその。おその泣いてる…自分も郷士と結婚してる妹がいるから余計気持ちがわかるよね。

半蔵も目潤ませてるやんけ!
何なんだよ君たち(きゃわ)

 

・狭霧に早まってはいかんぞと諭す上様。外記の始末は俺がつける、工藤の汚名をすすいでやると。

フリだと思ったんすか?

 

・なのに場面変わったらすぐに狭霧が外記の駕籠を呼び止めてて笑う。

 

・コントかよ、と思ってたけど「不自然なので場面がカットされてるのでは?」という意見を読んで、それはあるかも…と。長門勇の駕籠かき回もカットされてるぽかったもんね。

 

・外記に斬りかかるも、お付きの者達に阻まれる狭霧。

 

・紋付き袴に襷掛けで馬に乗り駆け付ける上様。なぜ将軍の姿で??と思ったけど、江戸城から取るものも取りあえず駆けつけたって事?

襷がけもしてやる気満々な上様

 

・半蔵おそのも走る。半蔵がお仕着せなのはやはり城から来たからにしても、おそのは何で若侍姿?(たぶんこれは制作上の都合?女性のお仕着せじゃ走れないもんね)でもおそのの若侍は大好物なので無問題。しかし和崎氏、ちゃんと時代劇の侍の走り方(あまり上半身を動かさないやつ)やっていてさすが。

かっこいい走り方をする半蔵

 

・外記の加勢に来た宮口二郎の化粧が濃いぞ。

 

・上様到着「進藤外記、何事だ!」いや、それは外記の台詞…突然上様が馬で駆けつけてくるんだから。何事ですか!?と言いたいよね。

 

・でも白い着物に市松袴で江戸紫襷の上様で殺陣は最高ですね。野外だから刀ものびのび振れるよ。

お衣装よき❤

 

・駆け付けざまに敵を一閃で斬りつけ、三人相手に流れるように斬る半蔵かっこよすぎる。

かっこよ!!!

 

・おそのも良い。忍び刀より大刀のほうが合ってるんじゃないかな。



・進藤外記を討ち果たした狭霧。上様の前に控えると半蔵が間に入り叱責「不憫ながら、早まるなという上様のお言葉に背き御城下を騒がせた罪は重い」不憫ながら、を入れちゃうところが半蔵の非情に徹しきれない甘さ優しさだよね。

いいやられっぷりな織本順吉



・納得し、ご成敗を…と言う狭霧に半蔵が自らの脇差しを掲げ「伊賀の作法に従い…」と言ったところで止める上様。

うろたえてはいないので
若干「?」となっている半蔵

 

・俺は早まるな、などと言った覚えはない。言ったとすれば徳田新之助とかいうどこやらの三男坊であろう……と言う上様。やさしいね。

 

・それによく見ろ、その女は狭霧ではない、深雪だ、と。深雪があっぱれ夫の無念を晴らしたのだ…などと言いつのる上様。
これは仇討ちは目下の者が目上の者の仇をとるのが決まりで(子が親の仇を討つとか)本来、姉が妹の仇討ちするのは違法だから…もあるかな?

 

・そうであろう?と問われ「ははっ……はい!」と感じ入り、頭を下げる半蔵。やばい、上様に惚れちゃう…。

半その「(上様♥️一生ついてく……!)」

 

・情けに泣き崩れる狭霧を見つめる半蔵とおその。同じ忍びなんで思うところあるよね。おそのの顔が「良かったね」と言ってるようで良き。半蔵もおそのもかわいいな。

でも増員叶わずで職場環境はブラックなまま

 

・深雪の成仏を願いながら一掬の涙を禁じ得ない上様。この一掬は“わずかな”のほうかな?

深雪に思いを馳せる足元は死屍累々☆

 

・そういや内容とは関係ないのですが半蔵おそのが上様の前でひざまずいた時、半蔵はいつもの袴を手でさばくのをやってたけど(時代劇だと袴の人は必ずやるよね)おそのはやらずに座ったのでやはり袴はまだ着慣れてないんだなー(きゃわ)と思いました。女性のお仕着せの時の座り方は完璧だもんね。

これね。両手だったり後ろを先にしたりも