時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記101話『八百万石を担ぐ男』(飛鳥/萩原)感想

町で覆面の侍達に襲われている又助を助けた吉宗。彼は将軍の駕籠を担ぐ、酒癖は悪いが気のいい陸尺で狙われる理由もない筈。
気になる吉宗は又助に誘われるまま陸尺修行をしながら傍についていると、又助が泥酔したある日の夜に霊岸島船着き場で抜け荷を目撃していたことを知る。

 


・日光参拝から帰ったので息抜きに街に…と半蔵おそのを呼ぶ上様。爺にお前達止めぬか!と言われてもまた全然聞かないお庭番w

上様のお呼び

止めるわけがないお庭番

 

・暴漢に襲われていた又助を助けた上様。又助と共にめ組へ行き、又助が将軍の陸尺(駕籠かき)だと知って困るが上様だとは気づかない又助。

そりゃあんだろ

 

・又助と徹夜で飲み歩く上様。お城に帰らんでいいのですか?

 

・上様が又助宅を訪ねるとまたもや暴漢が。土産の饅頭包みで戦う上様。当然饅頭はダメになり、頭をかく上様かわいいね。

上様の饅頭ブロック

饅頭アタック


・又助に陸尺の跡取りに…と誘われ、やたらマジな顔で「俺が乗る駕籠を俺が担ぐとなると…」思案する上様うける。

常に真剣に検討

 

・しかもリアルに“将軍の格好で駕籠から降りる→着物を脱ぎ陸尺の装束を着る→又助の後ろで駕籠を担ぐ”…を想像していて「ダメだダメだ!そりゃダメだ!」と実行不能だと断る上様。天然さんめ。

将軍から駕籠かきへ

 

・又助は上様が駕籠かきを侮って断っていると思ってるけれども上様は出来るかどうかで考えてるよ?と教えたい。

 

・回想。熱を出している幼い息子を雨の中、竹刀で叩きながら陸尺特訓をする又助。(上様を跡取りに…って事は息子は亡くなったのかな?)息子を失った妻が「鍛えられるより鍛えるほうが辛い」と理不尽な夫を擁護してるのが昔のドラマですね。そんなわけあるかい。

 

・現代が「“過酷なしごきも愛さえあれば許される”なんて価値観はクソだ」と言えるように少しでもなりつつあって良かった。

 

・上様に陸尺(駕籠かき)の修行をする、と言われて目を見合わせる半蔵おそのかわいい。そりゃ驚きますね。

上「陸尺特訓をする」半その「(マジ?)」

 

・へっぴり腰で駕籠を担ぐ上様がso cute.

担ぐというよりぶら下がるスタイル

・後の話(192話)で半蔵もクソ重い石碑を担がされてへっぴり腰でふらついてたので、剣術が出来て(足腰が強い)体力ある人達でも重い物を担ぐのには慣れが必要なんだな…と思いました。

 

・真っ昼間から弓矢で狙われる又助。矢を放った侍(福本清三)をお庭番が尾行すると舟手組屋敷へ。アクロバティックに屋敷へ忍び込む半蔵w

遠目でもすぐ分かる福本清三

しっかり後を追うお庭番

船手組屋敷を見上げる2人(きゃわ)


・又助が泥酔した夜、霊岸島で何があったか知りたい上様。その晩は三升飲んだなら同じ三升飲めば思い出すのでは?と無茶を言い出す。

そんなご無体な

 

・又助が思い出したのを報告する船手組。天井に半蔵が。昼間からずっといるの?トイレは??

 

・船手組頭は大ボスの若年寄伊丹の屋敷へ。勿論後をつけている半蔵。電話すら無いと隠し事できないね。

 

・妻が誘拐され、霊岸島へおびき出される又助。目撃者1人消すのに、真っ昼間に大勢の侍、大ボスの若年寄まで来ている成敗フレンドリーな状況ですね。

 

・当然上様&半蔵おその登場。今日のお庭番は職人と鳥追い衣装のままで良い。

 

・半蔵が囲みの侍を抑え、おそのが又助夫妻を安全な場所へ誘導。連携とれてるのも良き。

お仕事スムーズね

・又助殺害を邪魔してた徳田です!と子分から知らされて「そのほうの身分は?」と鴨葱質問をくり出す若年寄伊丹さん。

 

・しかし伊丹さん(森幹太)、眉毛があまりにもしっかり描かれすぎていて気になる。幅2cmくらい?

 

・上様と半蔵大暴れ。おその何で戻ってこないん?又助に捕まってんの?あの人、聞き分けなさそうだもんね。

2人でがんばるよ☆

後ろの福本清三が気になる

 

・場所が河岸なので水路に5人も落ちたよ。水没手当は一人頭いくら、じゃなく番組一回分にいくら、と決まっているらしいので(番組や会社によるのかな?)5人で割ると少なかろう…と心配に。

 

・上様の「半蔵!」の声で槍をふるって伊丹さんをばっさり行く半蔵。かっこよ。

森幹太もナイス斬られアクション

 

・刀を収める上様の傍らで槍を下に跪いて控える半蔵もかっこよい。隣におそのがいたら完璧なのに…

良い控え方だなー

 

・新さんが自分の担ぐ駕籠に乗っていた将軍だと気づく又助。最後は駕籠の中から上様が又助にお声がけ。

 

・上様の「酒、三升はいかんぞ(思い出させる為に三升飲ませたのにw)せめて三合に」へ、後手で指5本出して五合、と又助。「じゃ、中をとって四合だ」相手の主張を聞いて落とし所を提案してくる上様の度量が爽やかに出ていて良いですね。惚れてまうやろ。

四合でも少し多いけどまあ徐々に…


余談
EDクレジットに“又助の父”“少年時代の又助“があり、それぞれ役者名も載っているのにそんなシーンは無かったような…カットされた?
もしかしたらそのシーンで又助が息子又一郎を死なせるほど鍛えてしまった理由が描写されてたのかもなー。