時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

2022-01-01から1年間の記事一覧

吉宗評判記146話『ああ!成敗涙あり』(迫間/井沢)感想

町の刀師で妖刀村正を見かけた吉宗。その村正に魅入られた若侍工藤源三郎は吉宗知己の剣客日向一心斉の門弟かつ娘美佳の恋人であったが村正を手にしたことにより破滅していく。

吉宗評判記145話『男は黙って三下り半』(土橋/荒井)感想

その手口から武士の一団なのでは?と疑われる凶賊隼組は探索の手を逃れ江戸の町を荒らし回っていた。火付盗賊改方同心島田は隼組が上役与力であるのを疑い、己で何とかしようと躍起になるが……

吉宗評判記144話『御命焼酎一升にて候』(迫間/井沢)感想

息抜きに御庭番を伴い梅屋敷へ出かけた吉宗だが急病で町医者に担ぎ込まれる事態に。その町医者斎宮圭斉(いつきけいさい)は元相馬藩医であり欲がなく腕もいいが偏屈な頑固者で、命を救われた吉宗らは圭斉に叱責されながらも好ましく思う。しかし彼が御典医就…

吉宗評判記143話『俺は天下の鼻つまみ』(和久田/松尾)感想

吉宗が出会い、懐かれた車坂の権九郎はゆすりたかりをなりわいとした無職渡世の男。その飾りない心根に惹かれ、交流を深めるうちに天涯孤独な彼がゆすった金で己と同じ境遇のみなし子達に施しをしているのを知る。彼を正業につかせようと思う吉宗だったが権…

吉宗評判記142話『年の暮 新さん巷の煤払い』(迫間/松尾)感想

青木昆陽から頼まれ結城道場の婿養子伊織の面倒を見る吉宗。彼は己を良く思ってない姑と厳しい妻信乃に圧され腑抜けとなり家出する始末。その結城道場を若年寄就任を目論む安倍紋太夫の配下で道場師範代でもある大場が資金調達のため乗っ取ろうと画策する。

吉宗評判記141話『春遠し凶賊の母』(和久田/井沢)感想

吉宗が見つけた5代綱吉宛の恋の歌の短冊。同じものを持つ団子屋の女主人おりはは若い頃綱吉と出会い、人知れず子を生み育てた。しかしその子·小三郎は非行に走り出奔し、江戸の町を跋扈する盗賊の首領春雨小僧となっていたのだった。

吉宗評判記140話『天下御免のあばれ槍』(飛鳥/荒井)感想

吉宗が出会った槍使いで岡山出身の元郷士笠井杢兵衛は夫を殺された紀久とその娘奈美をかくまい面倒を見ていた。彼女の亡き夫は岡山藩船手組同心で、藩船を使った家老の抜け荷を告発しようと証拠を持ち出し江戸に来て殺されたのだった。そして杢兵衛もまたそ…

吉宗評判記139話『口説いた相手が悪かった』(飛鳥/松尾)感想

自ら抜擢した甲州市川代官宗方栄之進(岡崎二朗)が病を理由に御役御免願いを出してきたのを不審に思う吉宗。同じ市川を通りかかったおそのが税に苦しむ村人らに利用されそうになった顛末を聞き、宗方の事も併せ、これは何かあるのでは?と調査に乗り出す。

吉宗評判記138話『箱根小しぐれ なさけ雨』(迫間/松尾)感想

加納の爺が病にかかり箱根権現に平癒祈願をした吉宗。無事に病が治った爺を温泉に送り届け、吉宗とお庭番は御礼参りへと箱根の山を登る。その山中で馬子小三郎と出会い、その気骨あるさまに感心した吉宗はその子の父と会うが、父子には深い事情があった。

吉宗評判記137話『江戸育ち女棟梁』(迫間/松尾)感想

増上寺の御用宮大工棟梁 鹿野屋吉太郎が急死。分家の川田屋や寺社奉行所役人が反対するなか、遺された妻のお斗代が跡を継ぎ、夫がやろうとしていた襖絵描き替えもやり遂げると宣言する。生前の吉太郎とも面識があった吉宗はお斗代を応援するが、増上寺御用を…

吉宗評判記136話『火の山に賭けた女』(土橋/荒井)感想

幕府が滅ぼした加藤家残党の忍び達に命を狙われる吉宗。熊本藩家老による内紛も聞き及び、熊本入りすることに。熊本城下で草として生きていたくの一お美律が吉宗暗殺の指令を下され命を狙うが吉宗の説得で改心、しかし一味に家族を盾にとられ苦悩する。

吉宗評判記135話『湯けむり地獄の決斗』(飛鳥/荒井)感想

別府温泉町で火薬密造の噂有り、と調査に出ていたおそのが音信不通に。これは何かあり、火薬密造は放っておけぬ…と九州へ旅立つ吉宗一行。別府では強力な火薬を作り大儲けをしようと企む一味が暗躍、火薬製造に必須の良質な硫黄を作れる田野倉屋を我が物にし…

吉宗評判記134話『油地獄のバカ踊り』(飛鳥/松尾)感想

油不足による価格高騰が問題になる中、花魁小鶴と共に放蕩を続ける油問屋越後屋の若旦那清十郎に出会う吉宗。何か故ありと睨むが、彼は油売止めに反対して殺されたと思われる父の仇を討とうと黒幕をおびき出す為、芝居をしているのだった。

吉宗評判記133話『聞いてちょ!爺ちゃん若様評判記』(迫間/松尾)感想

尾張柳生頭領穴沢帯刀は家老の指示により加納五郎左衛門の所領、三河の西大平を手に入れようと画策。五郎左衛門臣下の田所甚兵衛が亡くなったのよい事に息子だと偽り入り込む。しかしお忍びでやって来た吉宗と五郎左衛門により陰謀は阻止されるのであった。

吉宗評判記132話『駆けろ!天下の紀州号』(今村/松尾)感想

馬の改良のために吉宗が輸入した外国馬紀州号が輸送中に襲われ箱根山中で行方不明に。幸い元南部藩士で放逐された馬医者が保護し、駆けつけた吉宗らと共に江戸に連れてくる。しかし利権のため外国産馬輸入に反対する一味は諦めず、馬比べに参加させないよう…

吉宗評判記131話『蜆汁から弾丸が出た!』(飛鳥/荒井)感想

父を謎の銃撃で亡くし、病の母を蜆売りで支える少年正太。彼の売る蜆が食中毒を引き起こし、町の人には憎まれ奉行所に捕らえられる事態に。不審に思った吉宗の指示から蜆が鉛に汚染されていた事が分かり、ひいては父を奪った弾丸密造の陰謀が暴かれる。

吉宗評判記130話『幼なじみは大奥の女』(飛鳥/荒井)感想

実家が裕福な奥女中を罠にかけ、金を強請り一家心中までさせた大奥御年寄 松風と御広敷用人 篠原図書。一味が次に狙ったのはめ組 久の幼なじみ、今津屋のお澄だった。

吉宗評判記129話『父よあなたは偉かった』(土橋/荒井)感想

龍虎の命の恩人浜村は息子の病のため禄を離れ、あこぎな金貸し佐渡屋の用心棒をしていた。だが息子の友達の家へ過酷な取り立てをしたことで彼に軽蔑されてしまう。話を聞いた吉宗は息子が誇れる父になるよう説き、佐渡屋の不正を正す協力を請う。

吉宗評判記128話『あわれ、忍びの恋』(今村/荒井)感想 その2

前記事より続く

吉宗評判記128話『 あわれ、忍びの恋』(今村/荒井)感想 その1

吉宗を狙う尾張からの刺客は半蔵の伊賀の里での師匠室田半左衛門とその一味だった。室田の娘こずえと恋仲でもあったのに、その父を斬らねばならぬことになる半蔵を慮って吉宗は「お庭番を辞め、里に帰ってこずえを幸せにしてやれ」と命じるが…

吉宗評判記127話『狼の里に罠を張れ!』(結束/松尾)感想

狼被害の実情調査をするため、馬の口取り役・小助と共に石神井まで行った吉宗。同時に、尾張からの刺客一味が江戸に入ったとお庭番が情報をもたらし、右往左往する忠相たち。しかし小助が狼用の罠にはまり瀕死の重傷を負ったことで、吉宗は助けるために奔走…

吉宗評判記126話『二万両で売った恋』(土橋/原田)感想

御用金2万両が強奪され、生き残った警護役の同心沢村に疑いの目が。娘の多恵は父の汚名を返上しようと自ら動き、吉宗も御用金運搬情報漏洩を怪しみ真相を探ろうとする。

吉宗評判記125話『男の門出の燈籠流し』(飛鳥/松尾)

マザコンで変わり者と謗られる天文方渋川平助が新御番頭野尻弾正邸で植木職人が殺されるのを目撃。知り合った職人の娘お雪の為に真相究明しようとするが野尻は贋金作りをしており……

吉宗評判記124話『溺れて手柄をたてた奴』(飛鳥/松尾)感想

泳げないのを苦悩する御徒組の真下。吉宗は彼と知り合い、水練特訓をすることに。だがその特訓場所には抜け荷の品が沈んでおり、取り戻そうとする浦賀奉行と伊勢屋の悪事が暴かれる。

吉宗評判記123話『女親分!め組のおさい』(飛鳥/原田)感想

ひょんなことからごろつきを倒し、女侠客を気取るおさい。それを町火消を潰そうと企む元老中と定火消役に利用され、殺人容疑で投獄される羽目に。吉宗は何とか容疑を晴らそうとするが…

吉宗評判記122話『知るや南のうらみ節』(迫間/松尾)感想

薩摩藩の琉球への圧政を、琉球の姫・安南(あなみ)を助けたことにより知る吉宗。何とか琉球の苦難を救ってやりたいと思案するが、薩摩藩はお抱えの忍び開聞党を使い姫を亡き者にしようとする。

吉宗評判記121話『花咲ける女武士道』(飛鳥/荒井)感想

商売敵となる町方私塾を疎んじる高家旗本たち。私塾をすべて潰して許可した吉宗も失墜させようと画策。手先の女師範をおまちが通う私塾に入り込ませるが、新さんや生徒たちにほだされ女師範は改心。怒った高家たちに始末されそうになるが…

吉宗評判記120話『竹姫様涙のお輿入れ』(飛鳥/松尾)感想

綱吉の養女で吉宗の大叔母にあたる竹姫は2度の縁談が流れ、江戸城三の丸で気鬱の日々を送っていた。それにつけこむ尾張藩留守居役が竹姫に贅沢をさせ評判を落とし、ひいては吉宗を失脚させようと画策する。

吉宗評判記119話『女狐が泣いた人情纏』(今村/荒井)感想

大奥で3年ぶりの畳替えが決まり、吉宗提案で柳の局の賛同もあり御用達ではなく江戸中の畳屋から見本を集め業者を選定することに。御用達業者と組んで儲けようとしていた若年寄は目論見が外れたばかりでなく柳の局からも疎まれ、彼女の秘密を探り出す。

吉宗評判記118話『天下御免の盗っ人修行』(飛鳥/松尾)感想

東照神君遺愛の脇差しが江戸城から盗まれ、数日後には脇差しが必要な行事(嘉祥の祝い)があり窮地に陥る吉宗。餅は餅屋、と更生した大泥棒吉兵衛に弟子入りし、脇差しを取り戻すため力を尽くす。