時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記142話『年の暮 新さん巷の煤払い』(迫間/松尾)感想

青木昆陽から頼まれ結城道場の婿養子伊織の面倒を見る吉宗。彼は己を良く思ってない姑と厳しい妻信乃に圧され腑抜けとなり家出する始末。その結城道場を若年寄就任を目論む安倍紋太夫の配下で道場師範代でもある大場が資金調達のため乗っ取ろうと画策する。

 

 

年末回。御庭番が殆ど出なくて(中の人達忙しかったん??)お話もあまり好みじゃないので今回はいつもより少なめで。

 

 

・「上様のでっかい雷が落っこちた」迫間健ナレ全開。今回は終始このテイストのナレが。

なんじゃこのナレ

江戸城で幕閣面々をガン詰める上様。そりゃ毎週誰かが悪い事しでかすんじゃ怒りたくなる(けど任命責任思い出して!)

しかし黒紋付は上様の美しさ倍増

・上様お怒りを聞いて“現幕閣刷新で罷免→自分が若年寄になれるかも?”とある意味プラス思考な大馬鹿者安倍に名和宏。その配下に剣持伴紀。出世の為の軍資金千両集めようぜ☆とのこと。がんばれ。

 

江戸城。爺忠相とお庭散策上様。昌平黌(しょうへいこう/幕府直轄の教学機関)で学生による紛争勃発、それが私塾にも及んでいる…との話題中に半蔵が長崎の青木昆陽からの文を。差し出す半蔵が可愛いのう。

かわゆ

差し出す腕もかわゆい

・昆陽の知り合いが、芝で私塾を開いている結城鉄斎に入婿してるので上様に会ってやってくれ、とのお願い。結城塾でも紛争が起きているとの忠相情報有り。忠相何でも知ってるな。

 

・結城道場の主結城鉄斎は加納の爺に瓜二つ。しかし結末まで見ても二役にする意味がまるでなくてとまどうばかりです。

意味のないそっくりさん

・辰五郎から結城道場主の事を聞く上様。爺を「どこにでもいる顔じゃないんだがなあ……あの干し柿に髭を付けたようなツラ」😂爺に辛辣な上様萌える。

辛辣だけど的確な表現をする上様

・城でくしゃみをする爺。

 

・辰五郎と入った店で都合よく結城伊織に出会う上様。それはともかくお店を手伝ってるおまっちゃんがとても可愛いです。

かわゆい

・うどんを頼んだのに乗っているネギが嫌いだとほざく伊織にイラッとしますね。嫌いなのはしょうがないけど大騒ぎするんじゃないよ。笑いを誘うシーンだとはいえ。

 

・結城鉄斎の娘であり伊織の妻の信乃には私大好き今出川西紀改め久保にしき。姑は婿の伊織を嫌ってるけど信乃は別に嫌ってないんだよね(むしろ乗っ取りを画策してる大場を警戒)

つんとした西紀も良いね

・上様や辰五郎が信乃に怒るのも理不尽でイラッとするなー。まあ後に上様の誤解はとけて、信乃が伊織に厳しかったのは夫にしっかりしてもらって夫婦らしくなりたかったからと分かって良かったです。

でも伊織の手をとって連れてく上様は萌え

・結城道場で師範代の大場を見かけ怪しいと即座に見抜く上様の勘…というか経験からですね。

立ち聞き大場@剣持伴紀…顔がいい

・早速御庭番に大場を調べさせる上様。茶店でご報告。大場が大御番安倍紋太夫の腹心でその屋敷に頻繁に出入りしてること、安倍の評判が良くないことなど。

茶店で合流

調査結果ご報告

・私くらいのアホになると何でもないシーンでも「半蔵が猫背でお茶すすってる…お茶熱いん??(かわいい)おそのの斜め45度顔(かわいい)」とキャッキャできて燃費がいいです。

茶碗を両手で持ってるだけで可愛いぞ☆

・信乃の真意を知って、いきなり道を歩く伊織に斬りかかる上様。伊織に発破をかけるためとはいえ手荒くて上様らしい。よき。いっそ川に叩き落して欲しい。

一方悪者らの密談を聞く芸者おその(美しい)

・伊織を放り出せと鉄斎をつるし上げる門弟達。夫の代わりは私が務めると襷掛けで門弟らを押し止める信乃。大場と対決することになるが、そこへ何故だか安倍登場…待ちきれなくなっちゃったのか名和宏

 

・当然上様が来ます。

 

・よく見たら上様だというのが分かってひれ伏すも、偽者だ!と開き直り。安倍らがそうなるのはしょうがないけど、相手が上様だと知っても立ちあがる門弟何なの?アホしかいないの?

後ろの小峰隆司と福本清三に目が…

・半蔵おその登場。上様より「門弟どもは斬るでないぞ」とオーダー。

 

・ラス立ち開始。縁側の手すりを飛び越え庭に降りる半蔵かわいい。

元気いっぱい☆(かわゆ)

・ちゃんとオーダーを守って斬らないで金剛杖や三味線で殴りつける半蔵おその。でもその人達は大場さんが道場に潜入させたゴロツキなので斬っちゃっても大丈夫だよ☆

えい☆て感じで可愛い

あ 門弟の可能性もあるからか

 

・大場さんらを叩きのめし安倍を追い詰める上様。大御番を辞め隠居すると土下座する安倍。御定法通りの金子下げ渡しというのは96話『お城の狸をいぶり出せ』でも出た公職についていた者が貰う年金のことですね。

 

・こんな事態なのにまだ金をよこせという安倍に腹を立てて髷を斬る上様。これは93話『呆れかえった武門の意地』ですね。迫間健や和久田は同じネタを擦るよね。この時代の作家さんは手掛ける本数が多いから仕方ないんだろうな。

 

・しかし名和宏は落ち武者ヘアが似合いすぎる。何だろうこのえも言われぬ味わい…お顔立ちが雅だから?

ベスト落ち武者ヘアニスト贈呈

・その頭で江戸城まで金を取りに来れるか!?(意訳)と叱りつける上様。年末回なので殺生無しで。名和宏とりあえずこの場では死なずに済んだのは良かったけど罵倒されて可哀想…

連行される名和宏…やさしくしてあげて…



江戸城。あらわれない上様を「まだか?」「どこに行ったのだ?」と御庭番に尋ねる爺。半蔵とおその二人とも半「ああ…🤔」その「さあ…?🤔」とマジで知らんのかトボけてるかしてるの笑うし、くそかわゆい。

知らんがな…な二人(かわゆ)

・半蔵おそのは上様放置するよねwそれでこれから上様が刺されたりするので「君たち職務は…😂」と今まで思ってたけど徳川吉宗御庭番をつくったのは諜報活動をさせる為なんで身辺警護は仕事じゃないんだよな。史実吉宗は上様みたいに町ブラしないからこっそり警護する必要がないしね。

 

・その頃上様はめ組で楽しく餅つきを。昭和のドラマ、餅つきやりゃ何でもごまかせる感を出してくるぞ。

昭和番組の年末年始は餅つきが正義

 

和久田、飛鳥ひろしに比べて迫間健には激甘な私ですが今回はどうにも…。メインゲストの伊織がちょっと…でも年末回はドタバタ喜劇が定番なんでそこまで目くじら立てるものではないかな?黒紋付上様や餅つき上様、爺に厳しかったり悪党を面罵する上様も見られましたし。