吉宗が見つけた5代綱吉宛の恋の歌の短冊。同じものを持つ団子屋の女主人おりはは若い頃綱吉と出会い、人知れず子を生み育てた。しかしその子·小三郎は非行に走り出奔し、江戸の町を跋扈する盗賊の首領春雨小僧となっていたのだった。
・城の書庫蔵で綱吉が誰かから贈られた歌の短冊を見つける上様。たすき掛けの爺がso cute。
・春雨小僧(盗賊)の仲間に中田博久が。泥棒ほっかむりでもすぐ分かる博久の目、すごくね?
・町方に追われて団子屋に逃げ込む春雨小僧。そこには母おりはが。
・江戸城、春雨小僧を捕まえられないのを糾弾される忠相。責めてる小沢象(今回の悪役)が北町奉行なのが後ほど分かってびっくりです。月番じゃないとはいえ、君も同じ職責な町奉行やんけ?よく堂々と責められるな…悪い人に必要なのは図々しさですね。
・忠相の首に関わるので上様から春雨探索を命じられる御庭番。しかし何処なんだここ?石垣のハリボテ感すごし。
とは言わない賢い二人
・め組を訪ねたが辰五郎が留守、め組の衆に愛宕山の娘手踊り見物に誘われて赴く上様。切り替えが早い。帰りに例の団子屋に寄る一行。
・団子を食べる前にはちゃんと手を洗う上様(きゃわ)手洗い大事よね。女主人おりはに綱吉将軍がここいらへ野掛けで来た話などを訊ねる。
・お座敷を上げてどんちゃん騒ぎをしている盗賊たち。廊下にいる半蔵が中の様子を探るために障子に穴を開けようとした途端、後ろから「何してるんだ?」の声。春雨小僧@小三郎が。忍者に気づかれず後ろに立てる、というのが凄腕盗賊描写なんでしょうね。
・それはともかく指を舐めて(かわいい)そーっと障子に穴を開けて(かわいい)声をかけられ「おっ😥」となる(かわいい)半蔵をありがとう……ごっつぁんでーす。しかし隅っこじゃなく堂々と真ん中に穴開けようとするアバウトさもかわいいな。
・「いや、ちょっと…馴染みの芸者を探してるもんで」と言い訳しながら『えへへ』な感じもかわゆい。
・障子をすぱん!と開けて「(芸者は)いるか?」と訊ねる小三郎。しれっと座敷を見回して「あー…ここにはいないようで。皆さん、どうもお邪魔さまで。御免なすって」と立ち去る半蔵。さすが動じない。
・今度はおそのが小三郎を尾行。途中で気づかれてしまったので屋根へ(さすが忍者)小三郎の行った方を見て若干悔しそうなおそのかわいいね。
・尾行を諦めたおその、屋台で飲んでる半蔵と合流。勘定を済ませて袂で口元隠しておそのの元に来る半蔵かわゆい。
・小三郎の勘の良さは商人とは思えないと報告するおその。頷いて、あの席にいたもう一人は突き止めたので(優秀)明日からはそいつを張ると言う半蔵。もう一人=中田博久かな、やはり。
・井沢和久田コンビの半そのも打ち合わせ会話も多くて同僚&良き上司部下感つよし。しかしすぐ怪しい奴を見つけるて御庭番すごいな。忠相はもうちょっと南町を鍛えたほうがよくね?
・もみじ屋(団子屋)を再び訪ねる上様。おりはさんは留守。仏壇に供えられてる葵の御紋入り箱を見つけてしまい、上がりこんで中身を確かめる不法侵入上様。あかん。中には冒頭の綱吉所蔵の歌短冊と同じものが。爺に尋ねると恋の歌だと。
・上様に小三郎の事を報告する半蔵。男が愛宕下の出身で今でもそこに母親が住んでるらしい…と。おりはの事が浮かぶ上様。
・おりはを尋ね、どストレートに綱吉とのいわれと息子のことを訊く上様。
・意外と素直に喋ってくれるおりは。綱吉のお手がついたが「大奥に上がるより野にいたほうがよい」との綱吉の言葉でそのまま実家の茶屋に。そして子も生まれ一人でひっそりと育てることに。おいおいおい…つーなーよーしー💢
・いやね、大奥は伏魔殿だからそれより市井のほうが…てのはわかりますよ?でもほぼ放置で罪作りな。子どもができてたのは綱吉知らなかったんだからしょうがないのか?
・上様が綱吉の気まぐれを良しとしてないのが救いですね。上様はいい子。
・おお、南町同心が小三郎の愛人をつきとめたよ!えらい!がんばれ南町。
・愛人に売られて町方の罠にかかる小三郎。愛人を刺殺……悪う。でも鬼平でも盗賊は裏切り者→絶対殺す!だから…
・またもやもみじ屋に逃げ込む小三郎。しかし御庭番が戸を開けて入ってきた…と思ったら反対側の戸から上様が…笑。
・御庭番が張ってるのはともかく上様まで……お忙しい身じゃないんかい?
・囲まれて、半蔵の「見苦しい真似はせず神妙にいたせ」で諦める素直な小三郎。
・今まで秘密にしてきただろうに急に「あの方に申し訳が…」と言い出すおりはさん…後の展開のためにしても下手くそか和久田。
・小三郎が己の父が誰だか疑問を持つのが必要なら、冒頭逃げ込んで来た時に母との会話で入れときゃまだわざとらしさが薄れるのにね。
・牢内の小三郎の元におそのが。上様の差し入れの尾頭付きお膳を。殺風景な牢内だとおそのの艶やかさが際立つなー。
・しかし「せっかくのごちそう(byおその)」言う割に尾頭があるだけで他はご飯味噌汁タクワンでごちそう感無いの笑う。椀の位置が逆なのは何か意味があるのかな?
・中田博久忘れてたー!と思ったら小沢象の屋敷に行くのをちゃんとつけていた半蔵。えらいな。
・盗賊の残党達にお金を投げて「これでどこへなと参るがよい」と小沢像…でもその額6両。少なっ。せこいよ象…いや、象がせこいんじゃなくて(小沢象は好き)北町奉行がせこいんや。
・始末される残党達。そこへ上様。半蔵が呼びに行ったんですね…フットワーク軽い上様素敵。
・北町奉行なのに盗賊の上前はねてたのも悪いけど、しれっと忠相責める側にまわってたのを上様にチクりたいぜ。
・逃げる小沢象の行く手に半蔵おその。象の両脇をそれぞれすり抜けて二人で成敗。初めての共同作業ですね。いや初めてではないか。
・上様真ん中に控える半蔵おそのの構図は最高だな。大好き。
・今回はここでCMが。変速的。
・小三郎@春雨小僧へ引き回しの上獄門の沙汰が。何か可哀想な方向に持っていこうとしてるけど、盗み先の人や町方、愛人も殺してるのでたちの悪い盗賊なんだよなーあまり同情できない。でも母は可哀想だし小三郎もこの時代だから父なし子と言われてグレちゃったのかもしれないし…境遇ゆえとしたら憐れではある。
・市中を引き回される小三郎。おりはと共に街角に立っていた上様、行列に割って入り、おりはは知り合いの者なので酒を一献傾けさせて欲しいと願い出る。敬語使う上様めっちゃ萌える。
・後日、おりはさんの事だけでも何とかしようと上様が訪ねた団子屋は売家に。街道を1人旅行くおりはさん。
・街道を馬で駆け探す上様。行方知れずの彼女を想って「おりはさん…」とツイート、もといつぶやく上様が切なかわいいですね。
・初期上様は正しく厳しいながらも青年のゆらぎがあってよき。後半シリーズのどっしり落ち着いてるのもそれはそれで安定感あって良いけど。
心優しき青年上様が際立つのは良いし、やりたい事は分かるけど作劇がいまいちなような…
鬼平に『密告』という“盗賊の母/息子が己をえらい人の子かも?と疑念/牢屋に差し入れられる食事/最後は市中引き回し”というモチーフが使われた作品があるんだけど(もちろんお話は全然違います)当然鬼平のほうが作劇が巧みで小道具使いも上手いので(鬼平→母→息子に渡っていく珊瑚玉の簪とか)並行して見ると差がついちゃうなーと。
まあ私が『密告』が好きなぶんどうしても贔屓目が…なかでも萬屋版鬼平の『密告』がとても良いので機会があったらご覧ください。母の簪を髪に挿して引き回しの馬に乗る盗賊息子の画が泣けますです。
他の時代劇(今は大忠臣蔵)を見続けて、しばらくぶりに吉宗評判記見ると半蔵おそのの可愛さが五臓六腑に染み渡るー(あと上様の男前&美しさも)
— 硯 (@1684Gen) 2022年11月19日
くっついて座ってるだけで可愛い…つなぎとって真面目に仕事の打ち合わせしてるだけでも可愛い…二人がキャッキャしてる回を見たら可愛さの過剰摂取で死ぬ。 pic.twitter.com/oiP08kUMIS