時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記144話『御命焼酎一升にて候』(迫間/井沢)感想

息抜きに御庭番を伴い梅屋敷へ出かけた吉宗だが急病で町医者に担ぎ込まれる事態に。その町医者斎宮圭斉(いつきけいさい)は元相馬藩医であり欲がなく腕もいいが偏屈な頑固者で、命を救われた吉宗らは圭斉に叱責されながらも好ましく思う。しかし彼が御典医就任を狙う元朋輩医師桂木宗堂の陰謀に巻き込まれ…

 

斎宮圭斉/高橋悦史

お通/西崎みどり

六助/冷泉公裕

葛木宗堂/神田隆

相良内膳/森幹太

永井出雲/谷口完

 

・正月行事が立て込んでうんざり上様(かわいい)。お城の庭を歩く爺の耳に「半蔵、どこか行く当てはないか?」との上様の声。

もううんざりですわ(きゃわ)



・爺が身を潜めて聞き耳を立てると亀戸の梅屋敷など今が見頃なのでいかが?と提案する半蔵。こずえを菖蒲見に連れてくし、もしかしてお花好きなんすか??きゃわ。おそのも花を愛でてたので”お花&子ども好きコンビ”最高だな。歴代一番強面コンビでもあるのでギャップ萌え。

見頃も把握するお花好き忍者(かわゆ)

 

・どこでも良い、今のうちだぞ…爺に見つかったらうるさいからなと上様。それを聞いて同意するように破顔する半蔵おそのがかわゆい。

半そのが可愛いわ仲良しだわで死ぬ(私が)

 

・急げ、と促す上様に笑顔で付き従う半蔵おその…いたずらする子どものような3人、可愛すぎますね。それを見送って笑い「とっくに見つかってるというに…あの慌てようはどうじゃ」と視聴者の気持ちを代弁してくれる爺。微笑ましかったもんね。

何て可愛い三人なんだ…好き…そして爺w

迫間爺はいいおじいちゃんだなー

 

 

・笑いながら登場し爺を冷やかす忠相「それと知りつつ文句もおっしゃられず、ご老体も粋になられましたな」こういう上様&半蔵おその&爺&忠相の“チーム上様”を書いてくれるから迫間健好き。多少(だいぶ?)トンチキ脚本書くことがあっても許せる。

よき

 

・梅屋敷の3人。半蔵は羽織着流しの商人風、おそのは町娘姿。梅は綺麗だけどじっくり見る間もなくしゃがみ込む上様。慌てる半蔵おその。半蔵が背負って近くの医者へ。

梅どころではなく…

・フォロイーさんがおっしゃってたけれども背も高く体格もいい上様を一回り以上小柄な半蔵が背負うの大丈夫?と心配になりますね。でもまったく危なげない足取りで背負って歩いていて驚く。殺陣の上手い人って足腰強いんだよね。殺陣の動きは下半身を使うから(和崎氏も太腿見ると筋肉が発達してます)

足腰の強い半蔵とレアなおぶわれ上様

 

・横たわり、医者にむんずと顔を鷲掴みされる上様w診察手付きの粗さに気が気でない半蔵おその(かわいい)半蔵が「もう少し穏やかにしてくれ」と言うも、全く聞く気がなさそうな医者・斎宮圭斉に高橋悦史。助手六助は冷泉公祐

半蔵もだけどおそのの顔w

・おろおろして圭斉を拝む半蔵と心配で叱られた子どもみたいな顔をしてるおその。御庭番は基本冷静なのでここまで感情露わに取り乱すのは珍しいかも。上様と爺が行方不明になって、爺をあてにならん!と言い切った時とか?

かわゆいわー

・「頼む、金ならいくらでも出す」と懇願して圭斉にへそを曲げられてしまう半蔵。ま、でも半蔵の気持ち分かる。こんな状況で上様に何かあったら…だけでなく2人は上様大好きなんで。お金で済むならいくらでも払いたいよ。

偏屈医者に驚く2人

・立ち去る圭斉と六助。先生!と引き留めようとするも背後でうめき声を上げる上様に「ああ!」と振り返る御庭番。パニック半蔵おその…くそかわいいな。

慌てる半蔵おその(きゃわ)

 

・家の外に出るも、六助に「放っておけばいい」と言われ戻る圭斉。六助は先生の天邪鬼さを良く知ってるから、あえて言ったんですね。診療所運営に治療代は必要だもんね。

 

・別の医者に連れて行こうと再び上様を担いでいた半蔵おそのをバカモン!己らこの患者を殺す気か!?と怒鳴りつける圭斉。患者動かしてるのはお前が診療拒否したからじゃないですか??理不尽で笑う。でも上様を背にきょとんとする半蔵が可愛いので良し。

びっくり☆

 

・診察再開。上様の病は腸重積だそうです。検索したら“乳幼児に多い病気”て出てきたんだけど……あ、上様は乳幼児並みにピュアだから??

 

・温タオル(サラシ布?)を交換しつつ圭斉@悦史が腹をマッサージ…という、とても治ると思えない謎の治療を一晩中ほどこされる上様。

 

・御庭番も寝ずに付き添ってるんですが、謎の治療を真剣に見守ってる半蔵おそのかわいいな。でも足ぐらい崩していいと思うよ?

 

・あと苦しむ上様もめったに見られないので今回お得(かわいそうだけど)

 

・夜が明け、圭斉のもう大丈夫という言葉に安堵し顔を合わせて「良かった」言い合う半蔵おその。はーかわゆ。

半その「よかった……!」

 

おかゆを食す病床上様と見守る御庭番。上様が肩がけしてるのが半蔵の羽織なの、何か良き。

病床肩掛け上様良いね

・理不尽な目にあったのに圭斉をべた褒めな半その。でもおそのが「最初はなんて医者だろうと…」正直者めw

根に持たない半蔵と正直なおその

 

・圭斉が何で藩御典医から町医者になったのか、から家庭の事情(妻娘と別居中)までつまびらかに説明してくれる視聴者にもやさしい六助。

 

・そんな話をしてたら圭斉がやってきて六助退散。起きている上様を叱る圭斉。まだ薬を飲ませていなかった半そのも叱られ発生。結局圭斉が飲ませる。

 

・むんずと顎を掴んで乱暴に飲ませる圭斉の背後で半蔵が「あああー😰」と心配してて笑う(きゃわ)

あああ……!😨となる半蔵

・診察し、二三日養生すればもう心配いらんと圭斉。お礼を言う上様とお礼&手をついて頭を下げる御庭番。半蔵がおずおずと「…どうかお叱りのないように……あの、お礼はいかほど…?」一度怒らせたからお金の話はしたくないだろうけど、しないわけにはいかないもんねー大変。

何でキレるかよく分らんから
そりゃ怯えますよね

・「百両」と言い出す圭斉に「ご冗談を」と困る半蔵。これはその額が出せないからではなく圭斉の気性的にそんな請求をするわけ無いから真意を計りかねてるんですね。

 

御典医などの太鼓持ち医者の実入りに比べれば俺のこの腕など安いもんだ、俺の腕やこの病人の命は百両千両のはした金に替えられんという、ものの例えだと笑う圭斉。圭斉はいい人だけど面倒くさいなw俺のまことの診療代は焼酎一升だと笑顔で告げる圭斉を微笑んで見る上様。

このアングルでも美しい上様

 

・洗濯してる圭斉の娘お通を見かけ話をする上様。お通は必殺のEDも歌ってる西崎みどりなので歌が上手い。それはともかく着流し上様は良い。

 

・相馬藩御典医葛木宗堂から差し向けられた地上げヤクザ襲来。「ようし、俺も一丁肩慣らしをするか!」と嬉しそうにヤクザを張り倒す上様。

はりきり上様

 

・葛木宗堂が気に食わないという上様の言葉だけで了解し、心得ましたと調べに行く半蔵おその。

何度も言いますが御庭番に必要なのは察し力

 

・屋形船に宗堂とその妾、ヤクザが。妾宅を建てる為に圭斉診療所を地上げしようとしている宗堂。典薬頭の太鼓判で御目見得医師になることなどを舟の外の船頭に扮した半蔵が聞いている。何だこの野郎は💢という憮然した顔w

宗堂&妾と憮然とした半蔵

 

江戸城へ一旦帰る上様。小普請支配と典薬頭を呼んで御目見得医師は俺が選ぶ、候補者は連れて来ることを伝える。慌てる2人。

病み上がりでもフットワーク軽い上様

 

・上様の前でボロを出さないよう腕の良い圭斉を助手に連れて行きたい宗堂。当然圭斉に断られ太鼓持ち呼ばわりされて怒り、圭斉を侮ると部屋の外で聞いていた半蔵が乱入。宗堂を軽く張り倒すと「帰れ!おのれごときに圭斉先生の気持ちが…とっとと失せろ!」と追い出す。携帯槍でぶん殴られないだけ感謝して欲しい。

部屋の外で聞くのはお得意

宗堂の言葉に立ち上がろうとする圭斉

半蔵乱入。張り倒し転がすけど、まだソフト
(本気だと殺られるよ☆)

 

 

・捨て台詞を吐いて逃げる宗堂に「ハハハハ…ざまあみろ」とつぶやく半蔵(かわいい)。圭斉に向き直ると殊勝になり「先生…悪かったですか?」(かわいい)圭斉がおどけて笑い、首を横に振ると安心したように白い歯を見せ半蔵も「ハハハ…」と笑う(かわいい)

感情豊かな御庭番は良いね

反省からのチラッと伺いが可愛すーぎーるー

笑う圭斉を見て安心して笑顔に

 

・そもそも圭斉自身言い返そうとしてたからね。我が意を得たりだよね。最初はあんなに振り回されたのにこんなに圭斉の事が好きになってる半蔵ちょろ……いや、かわゆい。

 

・圭斉の妻おかよが病になり診療所へ。やさしく看病し声をかける父を見て両親が仲直りできたと喜ぶお通を見て上様も喜ぶ「お通さんの顔、今日は一段と美しいぞ」どうしたんだ徳田?浮かれてんのか??

たまにジゴロが出る上様

・なのに病気が治ったなら帰れと妻に言う圭斉。自分から出ていったことには怒ってないが、その時々で気持ちを変えるのは許せんのだ…と。めんどくせえな、圭斉。

上様お通がこんなに喜んでいたのに……
圭斉の面倒くささですぐ地獄(気まず)

 

・圭斉が上様を診察し、これにて本復!と太鼓判を押す。半蔵がお約束の物です、と一升樽を差し出すと「灘の生一本か」と笑顔で栓を開け香りを嗅ぐ圭斉。時代劇で灘の生一本と言ったら上等なお酒と言うことです。

さすがに焼酎じゃ……と

・焼酎でなくてはいけなかったでしょうか?と確認するおその。圭斉、へそ曲がりだからねー

一応確認

・ご機嫌でこれで本復祝いをしようと言う圭斉に親戚の加納の爺からの文を渡す上様。それは圭斉を野に埋もれさせてはならぬと言う将軍の言葉が書き連ねてあり、恐縮する圭斉を江戸城の御番医師へと誘う上様。

 

・半蔵「先生、ご決心を。何もお考えになる事はないではありませんか」おその「上様のお脈をとるご身分ともなればあんな葛木宗堂なんぞは下におろうではありませんか」圭斉に肩入れしてるので思わず口出ししてしまい上様に怒られる2人wかわゆい。

珍しく差し出口をする2人

・しかしおそのが「宗堂なんぞ下におろう」て言うのは半蔵から宗堂が圭斉をバカにしたのを聞いてるんでしょうね。雑談の多い2人…やはりかわゆい。そしてこの商人風半蔵と町娘おその、並ぶと見た目に夫婦感が出るなー。時代劇は年上夫と年下妻が多いからかな?

 

・圭斉の「上様…」というつぶやきに思わず「うん?」と返事してしまう上様。

きゃわくね?

 

・廊下で聞いていた六助。「何が貧乏人の味方だ!将軍の御典医にでも何でもなっちまえ!」と憤慨して診療所外を歩いていると宗堂とヤクザ達が。襲われる六助を見かけたお通が圭斉に知らせに走る。

 

・圭斉上様駆けつけ。そこに現れ圭斉を恫喝する小普請支配。あほや。飛んで火に入る夏の虫ですがな。

 

・上様「内膳(小普請支配)世迷い言はそれまでか?」分からない内膳さん。つい最近江戸城呼び出されたばかりなのにー

会ったばかりですよ!

・さすがに気づいてひれ伏す内膳さんに上様「腹を切れ!」命大事な医者の前でw

 

・開き直りからの立ち回り開始。意外と強い圭斉。逃げる六助お通をかばって半蔵登場……はいいんですが何故に雲水姿に着替えてるんですか??中々出てこないな…と思ったら…

謎の拳法

・もちろんおそのも鳥追い姿に。君たちその格好じゃないと力が出ないとかあるんですか??

 

・内膳さんは半蔵おそので成敗という名の処刑。医者の眼の前で……

 

・怯える宗堂さんには「己ごときを斬る刀は持ち合わさん」と上様。相馬藩からお達しがあろうと。後ろ盾だった御典薬頭も上様からの使いが行っており多分罷免か捕縛。

辛辣上様

 

・お酒を酌み交わす上様と圭斉。おぬしを埋もれさすのはと言う上様に診てやらねばならぬ病人が数多くいる自分は世に埋もれているとも悔しいとも思わないと返す圭斉。

 

・貧富の差があれど同じ人間なのに貧しいがゆえに病になっても薬も飲めない人々がいる、私に賜る温かいお心を彼らにもお遣わしください、と諭す圭斉に「よくぞ言ってくれた、そなたをもって言わしめた天の声だ」と感謝する上様。

 

・そこへ六助が圭斉の好物を妻がお通に持たせたと煮物椀を差し入れ。勧められた上様「これはうまそうだ」と箸をつける。里芋かな?上様、野菜の煮物好きなんだよね。

里芋うまいよね

 

・聞こえてくるお通の歌。俺のお節介だが近い内に必ずお通さんやおかよ殿を迎えてやってくれと頼む上様。頷く圭斉。

 

・そもそもおかよさんらが里に帰ったのは治療費を取らない圭斉のせいで困窮して…なんだから95%くらい圭斉が悪いよな。それなのに帰ってきてくれるのはありがたいのに何ぐずってんだ、悦史??としか思わん。

 

・圭斉家を後にする上様と半蔵おその。その後ろから圭斉と六助が。「いや急病人が出て……うちの先生が行きゃあ大丈夫」と軽口を叩く六助を叱りつけ駆け出す圭斉を見送る上様一行。

最後まで説明キャラな六助

・「梅屋敷の梅を愛でに来て香る梅が香にも似た心かぐわしいまれ人巡り会えたー」ナレもいいですが笑顔で顔を見合わせる上様と半蔵、振り返って笑い合う半蔵おそのが可愛くて最高です。

良い笑顔な3人❤

 

・それはともかく上様は治療費代わりに圭斉の診療所に補助金出したってください。小石川療養所もあるけど地域医療も大事ですよ。