吉宗が出会った槍使いで岡山出身の元郷士笠井杢兵衛は夫を殺された紀久とその娘奈美をかくまい面倒を見ていた。彼女の亡き夫は岡山藩船手組同心で、藩船を使った家老の抜け荷を告発しようと証拠を持ち出し江戸に来て殺されたのだった。そして杢兵衛もまたその抜け荷により妻子を失っており、家老一派は彼らを一掃しようと奈美を誘拐する。
・上様爺忠相が抜け荷が捕まえられない話をしていると御庭番が報告に。大名家が抜け荷に関わっている手がかりを組下が見つけたと。半蔵おそのの組下(部下)て結構数がいるんだろうな。各藩に派遣して、御府内にもいるんだし。
・「大岡様の手配りは万全のものでございました」半蔵、忠相好きだよねwいつでも褒め称えるし。
・備前岡山の郷士笠井杢兵衛は長門勇。我流なので槍道場に相手にしてもらえず、腹を立て挑んでは勝ってしまい看板を貰おうとすると相手が金を出す…という話を聞いて上様「道場破りではないか!」可愛い。
・め組で分けてもらったご飯をもって紀久と奈美がいる長屋に帰る杢兵衛と上様&め組。冒頭親子を襲った侍たちが再び来襲。持ってきたおひつで戦う上様w
・奈美ちゃん、棒演技じゃないぞ!(時代劇の子役は棒が7~8割。それも味です)
・抜け荷家老一派に雇われた浪人に山本昌平。惚れ惚れするくらい良い悪顔ですね。
・山本昌平を追いかけて紀久奈美親子の見張りから離れてしまい、親子がいなくなったことを上様に詫びるおその。
・すかさず「その代わりと言っては何ですが、先日襲った侍の正体をつきとめてくれました」とナイスフォローをする半蔵。ほんっと良い上司だなー。惚れる。
・ちなみにこの回初見時は今のように半蔵おそのコンビ好きというわけじゃなかったけど、このシーンはよく覚えていて「即かばってくれる…おそのは今度はいい上司に恵まれたなー」とその時も思ったような…。二人にハマったのはもっと後の回ですが、この頃から私の脳内好感度が上がってたんだろうな。
・抜け荷証拠の帳簿は奈美の人形の中に。冒頭の父の死に際の言葉が「人形を大事に…」だし、国元で寝込みを襲われた時も娘に真っ先に人形を持たせてるので謎でも何でもないのですが……帳簿ちっさ!
・奈美を取り返しに家老の元へ乗り込む杢兵衛。遅れて上様。久しぶりに「俺の命は天下の命……」いただきました。
・奈美を保護する半蔵。でも子どもを脇に抱えて敵を仕込みでぶっすり刺したりばっさり斬るのはやめてくださいw
・縁側で奈美を一旦離し前方の敵をジャンピング斬りで仕留める半蔵と入れ替わりに駆け込んできて後方の敵を倒す杢兵衛、その隙に奈美抱えて逃げる半蔵の連携プレーいいですね。
・逃げる時、万が一にも子役に杢兵衛の槍が当たらないようにか子役に覆いかぶさって背中を杢兵衛側に向けて逃げる和崎氏良き。
・成敗後、上様の前の杢兵衛と奈美を見て思わず微笑む半蔵おその。かーわーいーいー。
・この度の不始末は全て私の責任、私の死によって何卒お取り潰しだけはと伏して詫びる岡山藩主に徳田新之助のやったことなので余は知らん「世の中には悪い奴が多い、お互い気をつけねばいかんな」と上様。男前。
・杢兵衛を江戸城に召し出し、稽古をし、勝った上様「おぬしの槍は攻めのみで心がない…おぬしのすぐそばに心を入れてくれる者がいるではないか?」と紀久奈美のことを言い、幸せにしてやれと促す。その後杢兵衛は道場を開き後に紀久と再婚。
・杢兵衛が道場を開けたのは上様が流派にこだわらず腕のある者が道場を開くのを後押ししたからだそうですが、この16話後に町道場が増えすぎて問題が起きてるの笑える。ちなみにその話の道場破りも長門勇(別役)です。
吉宗評判記140話
— 硯 (@1684Gen) 2022年5月8日
1.惚れ惚れする悪顔の山本昌平(好き)
2.目を離した隙に保護対象がいなくなった失態を上様に詫びるおその…をフォローする良き上司半蔵。
3.喜ぶ奈美と杢兵衛を見て微笑む半蔵おその。2人共ほんと子ども好きだね。
4.杢兵衛と稽古して一旦押される上様と慌てて支える爺。かわゆ。 pic.twitter.com/1QCXHwByUA