時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記130話『幼なじみは大奥の女』(飛鳥/荒井)感想

実家が裕福な奥女中を罠にかけ、金を強請り一家心中までさせた大奥御年寄 松風と御広敷用人 篠原図書。一味が次に狙ったのはめ組 久の幼なじみ、今津屋のお澄だった。

 

 

・娘が大奥勤めをしていた商家が一家心中したのを辰五郎に相談された上様。分かった調べてみる…と言っても奥女中を集めて柳の局が心当たりを尋ねただけ…それで納得しちゃあかん。

 

・御年寄松風の配下深雪とお澄が廊下でぶつかり、深雪が持っていた皿が割れる。皿は綱吉ご遺愛のもの、この始末どうしてくれる…という時代劇定番のアレ。お澄を叱責し親と相談しろと宿下りをさせる松風。

 

・悩んだお澄が掘割に飛び込んで死のうとすると通りすがりの上様辰五郎&久が。

 

・不審に思った上様、おそのに大奥潜入を依頼。かしこまりました、と笑顔のおその綺麗ね。

 

・早速大奥潜入おその。花生け中の女中達に聞き込みを。おそのは生け花もできるのね。踊りに三味線ほか色々…お庭番は大変だなー。

 

・お澄の父、今津屋にお澄が皿を割ったのを内々に処理してやるともちかける松風と篠原。当然金を用立てろという話なんだけど、少々と言って額が1万両なの図々しくて苦笑。

 

・やばい。久ちゃんは嫌いじゃないけど(中の人は勝新の弟子だし)恋の話に全然関心持てない。

 

・何か隠して固く口を閉ざす今津屋を見て、半蔵を呼び出す上様。走ってくる半蔵くそかわいいな。半蔵=シベリアンハスキーだと思ってるので、蝉鳴いてるけど走って暑くない?大丈夫??と心配に。

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飼い主(上様)の元へ走るシベリアンハスキー

 

・おそのはどうしてる?と言う上様の問いに「しきたりの厳しい大奥ですので苦労してるようですが…」でたー

 

・いえ、後の回でおそのが大奥潜入を「あんな女臭いところイヤだ」とゴネるシーンがありまして(下記ツイート二つ目参照)。だから今回もおそのは半蔵に文句を言っていて、それを半蔵が大人力で“文句=苦労してる”に言い換えてると考えると楽しいですね、と。ま、この回で大奥が嫌になったのかもですが。

 

・我ながら一言二言でよくそこまで妄想できるな…と呆れるけど、それでなければこんなアホみたいなブログは出来ないので、そっとしておいていただけると…。

 

・店を閉め、家屋敷を売り1万両を工面する今津屋。心配した久がお澄に話を聞きに。本当は生きていられないところを松風様のおかげでどうにか…と言葉を濁し立ち去るお澄。そこへ篠原配下の侍が現れ久を斬る。またもや通りがかりの上様が助けるw

 

・久が松風と言っていることから、おそのに松風の局を探れと指示するのはいいんですが、何故か爺に連絡係をさせる上様。

 

・でも爺と話す腰元おそのが可愛いので許せる。

 

・おそのに指示を伝えた後、柳の局に詰められる爺。嫌味カマキリと女狐罵り合い、少し飽きたな。役者さんはお二方ともコメディに長けてるので、それで面白くないのは脚本が✕

 

・松風さんと篠原さんは人目を偲んでる割に城内で会って今までの悪事をつまびらかにお話。当然おそのが聞いてますよ。

 

・事情がわかった上様と辰五郎が怒りながらもお澄達は助かると安心してると既に今津屋が金を持って一味に会いに。仕事が早いな松風さん達。取引場所に馬で駆けつける上様。

 

・取引場所の寺。もう五千両出せ、と一味が言い出したことで金だけ取り知らぬふりをするつもりだと察した今津屋。取引を止め金を返せと言って斬られそうに。そこへ正義扇。

 

・松風、徳田?で上様と分かる。さすがにね…と思ったけど大奥御年寄なら顔見た瞬間に分かれ。

 

・立ち回り。太陽の下、地面は青い芝生だし爽やかね。お庭番、今回は忍びルック。太陽光だと半蔵の髪が茶色いなー(きゃわ)

 

・篠原さんのみ半蔵に刺されおそのに斬られ成敗。松風さんたちは女子だから出家?と思ったけど一家心中させてるから死罪だろうな…(言及は無し)

 

・全て総取締である私の不行き届き、お役御免を…と願い出る柳の局に上様「騙されたのは余も同じ」変わらず勤めてくれと、とりなす。「第一局が居なくなれば爺の喧嘩相手がいなくなり寂しがるではないか」w

 

・上様はやはり“喧嘩するほど仲が良い”と思ってるんだな。だから半蔵おそのがわちゃわちゃしてると微笑ましい…と笑って見てるんですね。

 

・上様のお心、感謝せねばいかんぞ?と言う爺にしおらしく「仰るとおり、上様のお心には心の底から感謝いたしております…」ときたあと「…なれど、加納殿!そなたにそのように言われる事はありませぬ!」「なんじゃと!?」ここで切っとけば良かったのになー。笑いはテンポ大事よね。

 

・再開した今津屋。お澄は柳の局の付女中となって再び大奥に上がることになり、久は失恋。まあお澄さんは嬉しそうだしいいんじゃないでしょうか。