時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記131話『蜆汁から弾丸が出た!』(飛鳥/荒井)感想

父を謎の銃撃で亡くし、病の母を蜆売りで支える少年正太。彼の売る蜆が食中毒を引き起こし、町の人には憎まれ奉行所に捕らえられる事態に。不審に思った吉宗の指示から蜆が鉛に汚染されていた事が分かり、ひいては父を奪った弾丸密造の陰謀が暴かれる。

 

 

・いきなり銃撃される駕籠かき。前回は首吊りだし、始まりが不穏。侍たちが現れ、鉄砲のデモンストレーションの為の凶行。ただし売るのは弾丸。

 

・町方が遺体を弾が貫いてるのを見とがめ、木にめり込んでる弾丸を発見。それが忠相→上様へ。見たことない形状の弾丸だ、と。

 

・め組から爺の家まで蜆を売り歩いてる正太。

 

・オランダの書物から件の弾丸と同じ物を見つける上様。優秀。外国では主流のもので鉄砲の威力を何倍にもできる。鉄砲は登録制なので売り買いは出来ないが弾丸なら…と真面目な話をしていると腹を押さえ苦しみだす爺。

かしこかわいい上様

 

・半蔵がやって来て「加納様も!?」と驚き、他の者も腹痛を起こしてる、皆蜆を食べた者だと報告。正太、城まで?販売力すごいな。

爺の顔と足😂

 

・爺の腹痛芝居は最高ですね。

真面目な顔の皆との対比がw

 

・当然め組も腹痛。トイレ1個しかないと大変ね。

 

・おまちと一緒に蜆を売った正太の所へ行くと町方に連行されていくところ。残った母や隣人に話を聞くと父は冒頭撃たれて死んだ駕籠かき。

 

・医者が蜆中毒とは思えないと言ったのが気になり、正太の蜆を調べさせる上様。

 

・連行されて行く正太に怒りをぶつける町の人々。源さんが出てきたので庇うのかと思ったらまさかの罵り。えー??ここは「それでも俺はお前を信じる」と小頭らしく男気見せるとこじゃ?……飛鳥ひろしは展開ありきなあまり、人物描写がそぐわないときが。前、爺も変だったし。

 

・源さんに蜆取りをしてた正太と会った時間(六つ半)を確認し正太の主張どおり取ってから短時間で売った蜆が腐るわけがない、無実だと教えてくれる上様。自分を責めた他のめ組の衆にほら見ろ!俺が奢った蜆で腹痛起こしたわけじゃない!と言う源さん本当感じ悪いな。源さんこんな自己保身だけなキャラじゃないでしょ?人の良いめ組の小頭な筈。

 

・療養所の調べで蜆に鉛が含まれていたことが発覚。上様に報告するお庭番。蜆を取った川が汚染されていたのでは?という話から、鉛を使うものは…となり鉄砲の弾が俎上にのる。例の新式の弾に関わりが?と。

流れるように真相へ

 

・正太が蜆を採った浅草辰己堀を探索するお庭番。水にジャブジャブ入る半蔵。やがて明らかに濁っている怪しい排水を発見。その水を汲み、おそのに調べに行かせ、自分は垂流している屋敷へ。

水と戯れるシベリアンハスキー

明らかに怪しい排水発見
水汲むのに口開いちゃってる半蔵…かわゆ

自分が面倒なほうを担当する良き上司



・蜆売りに化けた半蔵(衣装はいったいどこから…?)屋敷の表札“物部”を見て「物部…旗本寄合席、八千五百石、物部刑部の屋敷か!」何と説明的な台詞w

超説明的台詞

 

・ごめんなさいよ、と屋敷に入って侍二人に止められ「旦那、蜆はどうです?」と籠を降ろす半蔵。柄物半股引かわいいなー…腿でサイズ合わせるから腿が発達してる人はお尻のとこ余って膨らんじゃうんだよね。あー蜆全部買ってやりたい。貝苦手なのに。

口を尖らせる癖は可愛いのでやめてください

 

・「いやーこの辺りの蜆は鉛の毒にやられていて当たるって言うが、あっしのは大丈夫だ」「何でも辰巳堀に鉛で汚れた水を垂れ流してる屋敷があるっていうが…ひでえもんだな」ストレートすぎるw煽ってボロを出させるスタイルなん?

変装と芝居は上手いけど直球すぎる半蔵

笑ったくらいじゃごまかせないぞ


・侍に刀で脅され退散する半蔵。主人に報告する侍。物部刑部は南原宏治じゃないですか。顔の圧が凄い。

上着と脚絆が共布なのがおしゃれポイント

圧3tぐらいかな?


・物部屋敷のこと、土蔵の警護が固められてたことなどを上様に報告中に物部家臣から狙撃される半蔵。地面に転がって棒手裏剣を投げて撃退したけど石畳に蜆売りルックで転がって足擦りむかない?と心配に(過保護)

蜆売りルックのままご報告

狙撃…時代劇鉄砲好きだよね

こんなん絶対擦りむくじゃん?


・そのまま狙撃主たちを追おうと走り出す半蔵(ショーパンで走るのくそかわいいな)を止める上様。銃声を聞きつけたおそのも駆けつけ、水の調査結果も分かり、確かに鉛が。

かわゆ

 

・物部屋敷で弾が作られているのは間違いなく、正太の父を奪った弾丸がまた正太親子を苦しめているとしたら…そんなことはあってはいかん!と上様。奮起するお庭番。ここでやる気が出過ぎちゃったんだな。あと半蔵おそのは2人とも子ども好きですので。

🐶「上様!(ワン!)」

確かにそうだし上様にこう言われちゃ…


・しかし蜆売りルックたまらん…でも足丸出しにされると「大腿直筋発達してるな…」とか余計なことばかり気になって話に集中できないのでやめて欲しい。

f:id:ink-stone:20220411003100j:plain

蜆売り 横から見ても 可愛いね(五七五)

 

・ついに蜆で死者が。遺族に責められ、正太母が首を吊ろうとしてるところにお土産らしきものを持った上様が。やさしいしナイスタイミングだし。

 

・正太に江戸所払いという北町奉行の御沙汰が下る。ドラマ上ひどいお裁きみたく言われてるけど、死罪や島送りなどに比べたら温情裁きじゃない?故意じゃないにしろ人が死んでるし…危険な食物持ち込まれたら大変だし珍しく北町がまとも。

見せしめはともかくこの発言は真っ当

 

・鉄砲弾薬(てっぽうたまぐすり)奉行もまとも。今までの視聴経験から、まともな役人がいると驚いちゃう癖が…あと“てっぽうたまぐすりぶぎょう”て不思議と何度も言いたくなるね。

 

・物部屋敷に何の動きもなく、このままでは正太の所払いまでに何も掴めない…と思案するお庭番。こちらから仕掛けるか、と忍び込む半蔵。

本気忍び装束着てる時点できっと展開想定済

 

・土蔵の見張り達を倒すも、ほかの警護の者達が現れ、鉄砲で腕を撃たれる半蔵。撃たれてもまったく声をあげない…ロボ?実はロボットなん??

半蔵の先に味方侍がいるのに躊躇なく発砲

銃声を聞いたおそのの顔が……
(心配させちゃアカンよ半蔵)


・塀の外に飛び降りた半蔵を後ろに庇い、追ってきた鉄砲隊に火薬を投げつけるおその。腕を押さえた半蔵をおそのが守るの図、いいですね。2人は相棒という感じで。時代劇、割と男が女を守りがちだから。

ふたりはプリキュ…じゃなく相棒ですから


江戸城。半蔵、怪我はどうだ?とまず声をかける上様。自分の怪我のことより、傷から取れた弾が例の新式のもので、確かな証拠だと報告する半蔵。この様子だと証拠の為にあえて撃たれたんだろうなー。

 

・上様の台詞がそれを裏付け。ちなみにおそのも「鎖帷子を着込んでいたいたので弾が止まったようで」という言葉が思わず出ちゃったのを見てもやはり心配してたんでしょうね。

 

・証拠が掴めたのはありがたいが、おぬし達の身に万が一何かあったらどうするのだ?二度とこのような事してくれるなよ…と諭す上様。私の中で元から高い上様の好感度がストップ高に。

お見通しな上様

やばい…半蔵もおそのも私も余計上様ラブに


・物部屋敷。上様と尾張の間でそのうちドンパチがあると思い、そうなれば武器=新式弾丸もバカ売れで大儲け!を目論んでいるらしき南原宏治。だったらもっと慎重に…鉛の処分で耳目を集めてどうする。

 

・上様登場。顔を見てすぐ分かる南原さん。糾弾されて「鉄砲だ、鉄砲で討ち取るのだ!」

 

・廊下の奥、おそらく武器庫から刀を構えた半蔵が「そう出るだろうと思って、先手を打たせてもらった」と後ずさる侍を斬り捨て。かっこいい。

これはかっこいい登場ですね

片手でばっさり☆


・後ろからおそのも「鉄砲は全て取り押さえたよ」と縄で縛った鉄砲投げ捨て…は、いいんですが数が2丁で「え?2丁…?」と笑う。

マジか

 

・取り押さえたのが2丁だけって事は無いだろうから、それ以外の武器庫内のも駄目にしてきたんだろうな。

半蔵潜入時は少なくとも5丁あるし

・今回半蔵は撃たれたからお休み…と思ってたら左手吊って右手だけで参加…片手殺陣が見られるのは嬉しいけどお庭番ってやはりブラック職場…と震える。

片手でも問題なく斬り捨て(かっこよ)

上様も構えが素敵


・半蔵も構えたけど南原さんはおそのが成敗。怪我人をいたわってるもよう。

南原さんもしっかり顔作るタイプね

 

・真犯人が明らかになったことで正太はお解き放ち。孝行少年として褒賞を。母も小石川療養所で診てもらい元気に。蜆売りを再開した正太親子、爺の所へも行きお世話になった徳田さんに蜆をあげたいと。

 

江戸城。賄方には秘密なのでおそのが茶釜で蜆汁を作り(温め?)上様へ。茶釜は口が狭いのでやりづらそう。半蔵がいないのは撃たれて弾摘出して(しかも時代劇恒例無麻酔)暴れたのでさすがに熱でも出して寝込んでるに違いない。しっかり休ませてあげて……。

小鍋くらいならこっそり持ち込めたんじゃ?

 

正太の蜆が……と口にして(お箸の持ち方が綺麗)にっこり笑う上様で〆。かわいいね。

この笑顔守りたい