同心に化けて盗みを働く盗賊が横行し、そのせいで勤めていた備前屋を首になったお蝶と知りあった吉宗。彼女は辰五郎の紹介で絵草紙屋に職を得るがその主は備前屋に盗みに入った霞の宇三郎であった。
お蝶/栗田洋子
新助/小島三児
霞の宇三郎/汐路章
丸八/うえずみのる
時蔵/浜伸二
巳之吉/山本一郎
分部雅楽頭/葉山良二
・忠相から同心に化けた盗賊の話を聞き「中々に人の盲点をついたものだ、よく考えた」と感心してしまう上様は素直な子。
・被害にあった備前屋に辰五郎が見舞いに行ってると聞いて顔を出す上様。盗っ人に蔵の鍵を渡してしまい首になった女中お蝶に会う。行く宛のない彼女をめ組に連れて行く辰五郎。
・お蝶に群がり順番に自己紹介するめ組の若い衆はラピュタのドーラの息子たちみたいですね。
・蕎麦屋に入ってきて「おう、かけ一つ」と注文する半蔵。行く先の席には上様がいて「どうだ糸口は掴めたか?」また背中合わせ報告と思ったらおそのがいたよ。おそのの前に座りながら「それが、今のところ皆目…」普通に向かい合って報告も多いのに小芝居入れるの何なんだろうな……気分?
・また同心に化けて商家を訪ねる盗賊。ただし今度は本物が店の中からは現れる。やるじゃん、と思ったら盗賊に瞬殺。よ、弱すぎない??汐路章そんなに強そうじゃないよ?
・芸者らを呼び唄を披露している爺。かーさんて呼ばれてるwところが芸者はどんどん他の座敷へ。派手に遊んでいる席を見てけしからんと憤る所へ分部雅楽頭が。無役のうっぷんを払しているとのこと。怒る爺。
・新さんのことをおまちにどういう人か訪ねるお蝶。べた褒めするおまちにごちそうさまそういう間柄でしたかと言い「似合うと思う?」と聞かれ「ぴったりよ」などと。喜ぶおまちかわいいね。
・辰五郎がお蝶の働き口を見つけてくる。辰五郎が紹介する働き口は基本ろくなもんではありません。
・蕎麦を食べているおそのの所に上様が。また蕎麦?あの……たまには鰻とか…私の可愛い半蔵おそのに何か美味しくて栄養のある物を食べさせてあげて!私のじゃないけど!
・不憫で取り乱しましたが盗っ人仲間の聞き込みにより一味は霞の宇三郎ではないかと判明。隠れ蓑にお店をやっているそうです。ま、まさか……?
・紹介された絵草紙屋の十文字屋で主に挨拶するお蝶。はーい汐路章ーー辰五郎の呪われたハローワーク怖いよ。
・すぐあの時の賊だと分かるお蝶。時蔵も「あの女どこかで見たような…」見たよ、そりゃ見たでしょ。
・佐久間町の長屋。百叩きで放免された新助@小島三児と丸八@うえずみのるが寝ていると蹴られて起こされる。起こしたのは頭と呼ばれるお蝶。
・備前屋には引き込みとして女中に入っていたのに宇三郎に掻っ攫われ、ということ。でもめ組を親切な人たちと言ってるし根っから悪い人ではないのね。
・江戸城。宇三郎の素性を話す忠相。元は渡り中間ということで使えていた家を尋ねる爺。その中に分部雅楽頭が。先日の話を爺がすると忠相も町中で町方の者といさかいを起こしてるのを止めた話を。不審に思う上様、半蔵を呼び霞の宇三郎とつながっているような事は…と尋ねると半蔵「調べてみましょう」内容と無関係なんですが半蔵のお仕着せは紬なのかな?(つぶつぶが見えるので)
・分部家へ絵を持って伺っている宇三郎、盗みの上がりを差し出す。町方の詮索が厳しくなってきたので手控えようと思ってるだの今度はじっくり働いてもらわねばならんなどと話す。床下で聞いてる半蔵がこいつら…!て顔してるw
・お蝶を口説く宇三郎@汐路章の芝居が……wでもそんなにねっとりしてないな。家の箪笥から同心の衣装を見つけ出し、外にいた新助に投げ渡すお蝶。
・そこへ訪ねてくる上様。お蝶に構わないからそちら様と出ておいでと言ってくれた時蔵に笑顔で「番頭さん、すまんな」とお礼を言う上様。盗っ人とも知らず……
・茶店で話す2人。親兄弟は離れ離れで頼る先もなく一人で生きていかないとと言うお蝶に「これからは私なり頭なりをいくらでも頼りになるしてくれて構わんのだ」と告げる上様。盗っ人とも知らず……
・しかしこういうパターンて大抵上様にほのかに♥になったりするのにお蝶さんはその気配が全然ないの珍しいな。上様も何でだ?言う顔してるよ(してません)
・奪った衣装で同心に扮して十文字屋に来る新助と丸八。着物の丈が合ってないw
・中に入れはするも、時蔵にすぐバレる。同心でないことは分かってる!という時蔵に「な、なんだって!」と驚く宇三郎。お前…
・危機一髪な新助と丸八。しかし盗っ人装束のお蝶が現れ、合い口を突きつけ宇三郎を人質に。
・江戸城。おやすみになってる上様。ふっと目を開け「半蔵か?」と起きる。え、気配?気配でわかるの??
・何かと思ったら分部がいまだ宇三郎とつながっております、宇三郎は十文字屋と称する絵草紙屋になり足繁く分部のもとに出入りしてるのを確認した、と。夜中に報告しなくても…だけど今回は大正解。上様「半蔵、出かけるぞ」ですよねー
・十文字屋ではお蝶一味が宇三郎達を縛り上げ家を物色中。宇三郎達を踏みつけ逃げていく。
・お前があの女に鼻の下伸ばすから!などと宇三郎達が仲間割れをしていると上様と半蔵登場。上様「どうしたんだ、これは?」宇三郎「お蝶に有り金掻っ攫われたんだよ!💢」
・お蝶が?と驚く上様に「旦那様お縄を解いてくださいまし」としおらしく頼む時蔵。時蔵やはりしっかりしてるな。上様「つまらん芝居はよせ、お前達の正体とっくにバレているんだ」すかさず仕込み杖で時蔵と巳之吉の腹を突く半蔵。連携が出来てる良いコンビw
・半蔵が宇三郎にも杖を向けると怯えて、上様にも締め上げられ全て話す!となる。
・長屋で小判をまいて喜ぶお蝶一味。そこへ上様が。お蝶が盗っ人だったとは驚いたと告げ「もう一働きしてみぬか?……さすれば俺がお上に掛け合ってお前達の罪を軽くしてやる」俺がこうしてお前達を知ったからにはもうどこへも逃げられんぞ?と。将軍相手じゃそりゃそうですね。
・分部邸。寝ている分部の隣の間の畳が持ち上げられお蝶一味が。コミカルBGMw苦手なクモのせいで新助が叫び目覚める分部。忍者の気配で目覚める上様とは随分違うな。
・合い口を突きつけお前と宇三郎のつながりを知ってると脅すお蝶。世間様に知られたくなければ百両出せ!と。
・大人しく金箱から小判を掴み取る分部。布団の上に放ると跳びつくお蝶一味。その隙に刀を取り「成敗してくれる!」と3人を追い詰める分部。
・そこへ障子シルエット上様「まて、成敗されるのは分部雅楽頭……そのほうだ」そりゃそうだ。
・久しぶりの御庭番手動障子で上様登場。半蔵おそのは息ぴったりだな。
・何奴だ!に俺は天下の風来坊名乗りのみ。なので不審者でしかなく、くせ者だー!出合え出合えな分部さん正しい。ざざっと出てきた配下達を向こうに上様の背中を守る半蔵おその良き。そのまま身バレしないで糾弾パートに。
・その3人に脅され出した金が何よりの証拠……とおっしゃいますが、宇三郎達という証人がいるんだからこんな証拠固め必要ないんじゃ?わざわざ盗っ人使って……上様のお楽しみタイムですがな。何はともあれ立ち回り開始。
・今回はお蝶一味のコミカルリアクションが入るので凝ってますね。まず、半蔵が弾き飛ばした侍を叩き伏せるお蝶達。
・廊下で瞬く間に3人倒した半蔵が「お!」と気付きリアクション入れて部屋に飛び込み、新助と丸八を斬ろうとしていた侍を撃退。新&丸が畳の穴に隠れて見ている前で襲ってくる侍達を布団をひらりひらりと飛び越えながら叩き伏せ、茶色羽織の侍相手に部屋を走り出ていく。(その際布団で滑る半蔵がかわゆ)
・で、新&丸がおずおずと穴から出てくると先程の茶色羽織侍が吹き飛ばされてくるという……一連の複雑な手はそりゃ和崎氏担当になるよね、殺陣の腕前と経験値的に。上様も複雑な手はどんと来いだろうけどメインで忙しいし。
・ちなみに半蔵がぶちのめした茶色羽織侍に激突されたおかげで新&丸が再び穴に落ち、クモに大騒ぎという。時代劇のクモネタ何なんだろうなー。
・追いつめられた分部さん。半蔵とおそのが囲んだので成敗かと思ったら半蔵が「分部!そのほうも大身の身ならば一度はご尊顔を拝したはず、このお方をよく見るがよい!」
・う、上様!となる分部さん。慌ててひれ伏す。お蝶もひれ伏し、新助丸八は納得してないけどお蝶を見て座る。
・丸八「上様って……ああ受け取りに書くアレか!」この時代に領収書ネタをw
・お蝶「馬鹿!将軍様だよ!」迫間関西回みたいなやり取りだなー
・分部さんに評定所での裁きを待つが良いと上様。ははーと頭を下げる分部さん……あれ?潔いいぞ?
・おい、お蝶。と声かけ今回の働き、礼を言うぞと笑顔で言う上様。
・南町牢。極刑を待つ宇三郎一味。時蔵可哀想だな。そしてなぜだか口笛を吹きながら自分の肩を叩く汐路章wなんでや。
・お蝶達の罪過を調べたら大した罪は犯しておらず、分部糾弾の手柄もあって新&丸は百叩きの上に五十日の所払い。お蝶は五十日の入牢に。上様が陰から忠相に罪軽減を頼んだそうです。
・百叩きを中々終わらせてもらえない新&丸と牢で牢名主になるお蝶。
・お蝶の顛末をめ組で話す上様。人は見かけによらない、から特に女には気をつけないと、と辰五郎。女に気をつける前に人に職を紹介する時にもっと気をつけてください。
・ねえ新さん、そこへ行くとあたしなんか絶対大丈夫でしょ?と言うおまちに「いや、分からんぞ?ひょっとしたらおまっちゃんだって…」と身を乗り出しからかう上様。かわよー
余談ですが“丸八”の名前に違和感持ってうえずみのるさんのwiki見たら丸八かまぼこという会社のCMをなさっていたそうです。へー。
盗賊一味のコミカルアクションが入る半蔵の殺陣シーン(布団のある所でアクションは大変だなー)
— 硯 (@1684Gen) 2024年5月5日
吉宗評判記の後半は御庭番パートも長めだし色々チャレンジしていて面白いですね。 pic.twitter.com/bjvxZScp40