時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記180話『説教しながら盗む男』(和久田/松尾)感想

説教泥棒の半助と出会った吉宗。半助は大火事で亡くした妻子の骨が判別できないので、亡くなった人々全ての供養塔を建てようと泥棒をしていた。それを知った吉宗は供養塔は自分が建て、盗んだ金を人々に返し、半助を更生させようとする。しかし刀剣好きで辻斬りまでしている旗本片倉が恨みに思う大岡越前を失脚させるために半助に拝領刀を盗ませようと企てていた。

 

 

・上様、忠相と野駆けへ。忠相は何で歯を食いしばってるんだろ?(かわゆ)上様が早くてついてくのが大変だから?

 

・半助(なべおさみ)の畑を馬で踏み荒らしてしまい、叱られるw言い訳をするな、男は男らしく自分の非を認めれば良いと言われ、そのとおりだと素直に謝る上様。

 

・若いのばかりに言わせてないで!と叱られる忠相wそういや忠相は41歳↑な筈だから上様とは結構年が離れてるんだな。

 

・素直に馬から降りて畑を直す上様と忠相。

青羽織が上様で白羽織が忠助

・祭で家を空けていため組に強盗に入る半助。皆が戻って来ると夕食の刺身を平らげ、鉄砲を突きつけて説教をして金を奪う。

何故か正座するめ

・上様から頂いた刀を上様に見せる忠相(ちゃんと手入れしてますよーって事なんだろうけど)御刀預役の寺田に「お勤めご苦労様です」と言う上様かわゆし。

 

・泥棒仲間の半六に聞いた旗本片倉家に盗みに入る半助。屋敷には名刀が何振りも。そこへ現れる片倉本人。半六はグルで片倉から大岡越前所有の上様拝領刀を盗んで来いと脅される。

 

・半助の家を見張りつつ、花を愛でるおその。う、美しすぎない?

珍しく乙女っぽいおその

・半助が盗んだ金を全ての家に返すのをめ組に手伝わせる上様。おさい「どうしてあたし達が説教泥の尻拭いをしなきゃならないんだよ?」上様「(数が多すぎて)少額の所は回りきれないからだ」答になってるようでなってないよ上様w

 

・お金を返しに来て、相手の男にモテるおさい「お金なんてどうでもいいんだよ、私は好きなんだよお前さんみたいなふっくらした人が」お名前何ておっしゃるの?ふっくらちゃん?と迫る男。口調と服装からいって役者とか芸事関連かな?ふっくらちゃん、は良いですね。

中々の男前でネーミングセンスも悪くない

・半六に脅されていた半助の後をつけるおその。途中で半蔵が「おその」と呼びかけ。半蔵今回は今まで出てこなかったよw半助が何かをするつもりらしいので、おそのを上様に知らせに行かせ、半助尾行を引き継ぐ半蔵。

 

南町奉行所に来た半助。半蔵が「あやつ…!?」と呟いてると上様駆けつけ(早い)

「あやつ、事もあろうに大岡様の元へ」事もあろうに笑、確かに普通奉行所へは泥棒に入らないわな。

驚く主従

・寺田から刀を奪って庭に逃げるが、すぐ上様と忠相に見つかる半助。逃げようとすると行く先に半蔵が現れ、取り押さえられる。もっとぎゅっと締め上げてやればいいのにー

半蔵どこから飛び降りてきたのか謎

・上様忠相半蔵に膝詰めで囲まれる半助。3人とも近い、近いよw

3人に囲まれる半助…羨ましい!

・男達が半助を詰めてる裏で、刀を奪われて切腹しようとする寺田を止めるおその。優秀。

寺田をすっかり忘れてた3人

・寺田は半助の家に遊びに来る少年勘太郎の父で、お前は勘太郎を父無し子にするところだったのだぞ?と諭す上様。それで己のしたことを理解し、片倉に命令されたのを話す半助。

 

・いい話ふうにしてるけど、自分の盗みがどんな結果になるか知り合いの子の親じゃなきゃ思い至れなかったり、そもそも供養塔を盗んだ金で建てようとして全然悪びれてなかったりと基本倫理観がおかしい…というか浅慮なんだろうな。

 

・片倉の屋敷へ。半助に竹光を持たせたのに、片倉にわざわざ本物を見せてやる上様。さすがの意地悪w

意地悪上様は大好物です

・今回上様は説教泥棒にしか興味なかったし、辻斬りはノーマークだったのに余計な事をするから成敗されるって…やぶ蛇ってこういうことですね。

 

・しかし片倉さん、刀が好きだから盗ませて集めるよ!→試し切りしたいから辻斬りするよ!→忠相の持ってる上様拝領の刀も盗むよ!→それで忠相失脚を目論む……ってアホかい!としか言えない。

 

・でも片倉役の勝部演之は全くアホっぽさのない渋い風貌なので少し違和感。

辻斬りまでする感じでは無い

・半助は3ヶ月の寄場送りの後、寺田さんの小者になったそうです。