時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記181話『絵筆に誓った兄弟仁義』(今村/松尾)感想

結城藩留守居役井深の弟栄次郎は兄に勘当され、絵師を目指し遊里で恋人お夕と共に遊び暮らしていた。厳しいながらも自分を応援してくれていた兄が工事割当をたてに大名から賂を受けて権勢を誇る公儀奥右筆山城宗哲に辱めを受けた上に殺され、お夕も傷つけられ、仇を討とうと屋敷へ乗り込む。

 

 

・井深栄次郎は後のシリーズだと女がらみの悪役が多い小野進也。初期は善人役なんですよね。しかし善にせよ悪にせよ女にモテる設定がいまいち納得できない。ピグモンに似てる。

 

奥右筆組頭山城宗哲に御木本伸介。しっかり悪メイク笑

よい感じの悪メイク

・おはぎを喉につまらせたおさいに柄杓で水を差し出す上様。かわいい。

親切な上様

・栄次郎兄の結城藩留守居役井深栄之進に有川博。似てなさすぎる。弟を勘当はしたがそれは侍に向かない弟を自由に、好きな絵の道で生きさせようと慮ってのこと。

 

・デート中カップル(栄次郎とお夕)の弁当を遠慮なく食らう上様wかわいい。

空気はあえて読まない上様

・山城宗哲の屋敷屋根裏に潜み、賂の実態を探る半蔵。金ではなく鯛を持ってきた結城藩の井深を誹り、石頭に石垣を積ませてやるか…などの放言もきっちり聞いている半蔵。お仕事ご苦労さまです。

全部見てるし聞いてるよ☆

・待ちぼうけを食わされ、怒って茶坊主を締め上げ宗哲の行く先を聞いて飛び出した井深栄之進を追いかけて後をつける半蔵。井深が宗哲に殴り込みをかけたら止められるよう案じてだろうな。

井深を見守る親切な半蔵

・いつもながら、つける足がかわいい半蔵。マルジェラタビブーツをプレゼントしたい。

 

・藩のために一つ辛抱大事に…との家老の言葉を思い出し、踵を返す井深。この時行ってた方が半蔵が助けてくれたのに…ままならん。

 

・め組で普通にご飯食べてる上様。あまりに馴染み過ぎて最初居るのが分からなかったよ。いっぱいお食べ。

間違い探し並にナチュラ


・工事の割当を増やされ、山城宗哲の宴会場所へ談判に来た井深兄。吉良上野介のような意地悪をする宗哲。御木本伸介は上品でこういう嫌味台詞回しも実に上手いので、ムカつくことこの上ないw

ノリノリ御木本氏

ノリノリ御木本氏その2


・辱しめを受け、とうとう刀を抜き斬りかかる井深兄。宗哲の「乱心者じゃ!」により取り巻き旗本や護衛に斬り刻まれ、とどめを刺される。半蔵が駆けつけるが時既に遅し。

つらい…

駆け付けて悔しそうな半蔵

 

・上様に報告する半蔵。なんということ…と驚き、目付に連絡し遺体を家に運び、この件不問に処す(経緯はどうあれ先に刀を抜いて公儀の役人に斬りかかったら井深さんにも非があると責められるからね)と伝えてくれ…と上様。痛ましい顔で「はい」と返事し早速席を立つ半蔵。

 

・自らの絵を焼く栄次郎の所に上様が。兄の仇を討つ!と言う彼に馬鹿!とビンタする上様。ビンタが強すぎるwww栄次郎回転しとるw

上様の辞書に“手加減”など無い

・武士の意地があるなら刀に代えて握った絵筆を捨ててはならん、絵一筋に生きてこそ、兄が望んでいた立派な絵描きになることが仇討ちになる…と諭す上様。おっしゃっていることは正しいんですがあんな激しく殴った後にさわやか笑顔でこわいw

 

・山城の屋敷に忍び込むおその。あまりにも堂々としすぎて笑える…忍者コントですか?隠し扉を開ける下がり紐もあからさますぎるよ。

忍者コントやめれ

・栄次郎が身受けしたお夕を無理矢理連れて行こうとする山城宗哲。バチでお夕に顔を傷つけられ、逆上してお夕を斬る。御木本さんは悪者台詞も達者ですね。

 

・山城の屋敷に討ち入りする栄次郎。当たり前だけど弱すぎるので上様が仇討ちを止めたのもこれは分かる。額から流血。ピンチに三味線の音。上様がおそのの三味線をBGMに登場w

三味線BGM登場

・毎回だと飽きるから10回に1回くらいならこの登場でもいいな。

 

・上様に腹を切れ!と言われて「今やこれまで、お覚悟召されよ」と御木本伸介を唆す出水憲司。良いものを見られたw

二人とも好きなので嬉しい

・ええい、斬れ斬れ!タイム。上様は殺陣に貫禄が出てるし半蔵の斬り伏せは鮮やかだなー。

 

・逃げる宗哲と旗本の行く手に立ちふさがる半蔵。斬りかかってくる旗本の一太刀目を弾いての二太刀目で受け止めがかっこいい。

受け止めかっこいい半蔵と気がきく上様

・栄次郎を連れてくる上様。腕掴んでるの可愛いな。宗哲を討たせてやる。

 

・しかし栄次郎、額の傷に手拭い巻かれて応急手当されてたんだけど、上様登場時いなかった半蔵がしてくれたんだろうな。諜報・戦闘・手当…なんでも出来る男。

おそらく半蔵の応急処置

・お夕は元気になり、栄次郎と所帯を。絵のモデルになるおさい、ポーズ中に背中に蜘蛛がw

 

江戸城。栄次郎の描いた“江戸の美人番付”をこっそり見ているのを上様と忠相に見つかる爺。その一番下の(紙)がいいとの爺の言葉に上様が捲っていくとまさかのおさいの絵姿(しかもリアル路線)

 

・肉付きの良さしか見ておらず、顔を見て驚く爺。絵とリアルおさいが重なりウィンクを笑。うわっと紙を投げ出す爺。「爺の好みはめ組のおさいか。早速知らせてやろう」とからかう上様w