時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記147話『め組が架けた恋の橋』(今村/松尾)感想

芝口を視察していた吉宗と半蔵が見かけた千石屋おふみと芝口屋貞吉は相愛だが親同士の仲が悪く会うこともままならない。金儲け第一な千石屋が若年寄坂部下野守の掘割埋め立て画策に乗ってしまったことによりめ組、吉宗を巻き込んでの騒動に発展する。

 

おとら/清川虹子

おふみ/遠藤真理子

貞吉/伊庭剛

坂部下野守/梅津栄

田宮庄三郎/大木正司

千石屋七兵衛/高品格

 

 

・賑わう汐留から芝口あたりを半蔵を連れて視察する上様。おそのがいないのは淋しいけどこの男二人連れもざっくばらんで好き。

上様と一緒でもかしこまらず懐手な半蔵

これから町がもっと賑わうよと笑顔な2人


・用心棒風の男らに追いかけられて逃げていく若い男と取り押さえられ離してと叫ぶ若い娘に遭遇。上様が乱暴はよせ、言うと「この方は私どもの店のお嬢様で」と弁解する手代達。

 

・嫌がる娘を無理やり連れて行こうとする彼らに「いってえどうしたんだい?」と町人口調で声をかける半蔵。上様への武士口調との使い分け良き。

どういう設定なんだろうなー
職人と部屋住みでつるんでる?

 

・貞さん貞さんと叫び連れて行かれる娘を、この先の千石屋という料亭の娘ですと教える半蔵。上様「(追われていた)あの男と恋仲のようだな」上様は基本的に恋人たちの味方。

 

・用心棒達にボコられてる貞吉のところへ駆けつけ追い払う上様と半蔵。上様を三一呼ばわりする用心棒役の出水憲司。

ポニテ出水憲司

親切な2人(半蔵の下駄がかわいい)

 

・サブタイトルが黄色いぞ。

 

・川や掘割の見回りをするめ組の衆。それらは水運だけでなく防火に役立つので町火消の重要な仕事だそうです。今回は辰五郎がいます。

 

・掘割にゴミを投棄する奴(やっこ)に遭遇。なぜにこんな真っ昼間に…目立つじゃないですか?

 

・め組が止めていると法被を来た年配女性と若い衆も駆けつけ。彼女は辰五郎が「芝口の姐さん」と呼ぶ船宿を営むおとら(清川虹子)。奴らに啖呵を切る。

 

江戸城。咳とくしゃみをする爺に声をかける若年寄坂部下野守に梅津栄。目の下の隈w爺を部屋に引っ張り込み、秘薬中の秘薬と金色の包(あやしい)を出す。中身は長万部で捕獲された膃肭獣(おっとじゅう=オットセイ)のアレを焼いて粉末にしたもの。

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・可愛いオットセイの絵とともに若山弦蔵の美声ナレで「オットセイの雄の体の一部(婉曲表現)は」などと解説させないでくださいw

か わ い い

 

・爺の懐に秘薬包を入れ「明朝が楽しみ♥」と言いオットセイの鳴き真似をしながら去る坂部さん。下ネタなのはともかく楽しい人なんですけどね…

顔wwwww

 

・坂部が自分のもとへ、汐留芝口の掘割が町人のゴミ捨て場になり坂部家下屋敷まで異臭がするので埋め立てては?と提案しに来たのを上様に報告する忠相。さすがに忠相に秘薬は渡してないんだろうな…?

 

・め組の担当地域なので辰五郎に意見を聞いてみよう、と上様。半蔵を呼び(おそのもついて来てるよ。今回登場はここだけ)掘割への不法投棄の調査を命じる。

 

・坂部と千石屋は掘割を埋め立て土地を払い下げ遊女屋を建てて大儲けをしようと目論む。埋め立てに反対の芝口屋おとらとは当然仲が悪く罵りいがみ合う仲。

 

・おふみと貞吉が会っているとまた用心棒達が。暴行を受ける貞吉。上様が来るんでしょ?と思ったら……来ない!

 

・居酒屋で渡り中間達がゴミを掘割に投棄すれば坂部の(中間)奴頭から金が貰える話を。背を向けた隣の客が半蔵wズームされるまでまったく気づかなかったよ……さすが忍者。

ステルス能力の高い半蔵
……あと色白さんだね

 

・別の飯屋の暖簾をくぐる半蔵「おやじ、熱いの一本頼むぜ」と注文し、座る先には飲んでいる上様が。先程耳にした話を耳打ち。背中合わせ報告、渋くてよき♥

上様に耳打ちできるのうらやましい

ハードボイルド味を出してくる主従

 

 

・貞吉おふみの事をおとらに話そうとする上様と辰五郎だがおとらはすでに知っていて、おふみさんはいい娘だが父親が七兵衛では承知できないと。暴行を受けた貞吉は寝込んでいて、貞吉をあんな目に合わせたのも許せないと。そりゃそうだよね。

 

・城が映ったから何かと思えば例の秘薬を手に悩む爺w少し舐めてみるが「助平じじいなどと言われたら上様に面目が…」と止める。しかしこれが一斤(600g)千両とは…膃肭獣も迷惑なことじゃ…とオットセイの身になる爺。やさしい。

ちんまり座る爺(かわゆ)

 

・片や坂部邸(天井裏には半蔵)。秘薬を飲む坂部。配下田宮の「いかがでございますか、御前」との問いかけにまたオットセイの鳴き真似をして「利くぞーわしゃなこのところ毎晩コレ(ハンドサイン)だからな」とほくそ笑む坂部。何を見せられてるんだ半蔵はw

楽しそうだなお前ら

 

・め組。貞吉さんとおふみさんを夫婦にすりゃいいんだろ?まかしといて!(若い衆に)おふみさんをかっぱらっておいで!お前達は火消しだろ?屋根伝いにぱぱっと行ってさ、連れて来ちゃえはいいんだよ!と言うおさい……好きだわー。辰五郎は慌てるが、おふみさんの承知の上で……あと一筆書いて来い(人さらいにならないために)とフォロー。江戸っ子ぽいよき夫婦ですね。

犯罪を指示するおさい

 

・おふみはめ組へ、坂部は上様の指示で忠相により孤立させられる。掘割への不法投棄はめ組が摘発。糸を引いていた坂部家奴頭を捕まえ、坊主にして坂部家門前に吊るす(過激)ここのとこ宴会やギャグ担当だっため組の活躍いいですね。

門前でここまでやられて朝まで気づかない
……警備ガバガバやんけ

 

・大岡め、わしに何の恨みがあるのだ!と怒る坂部。大岡が懇意にしているめ組に落ち度があれば責任は免れますまいと余計な進言をする田宮。め組と忠相は上様の逆鱗ポイントだよ。

 

・良い手がある、と千石屋に掘割へ油を流せと言う坂部。油が広がった頃合いを見て提灯でも投げ込め場火の手が走りめ組の持ち場である汐留芝口が火の海になる…と。

圧をかけるオットセイ栄と🍙顔大木

 

・しっかり床下で聞いてる半蔵。

 

・ご報告すると「下野め血迷うたとみえるな」と上様。確かに。今すぐ千石屋を捕らえ坂部と田宮を…と言う半蔵に千石屋がそれほどの悪党には思えない、油を流すかどうか見届けようと言う上様。そんな事は説得してやめさせる、じゃなく見極めようとするのが為政者たるところなんだろうなー

血迷ってないときがあっただろうか?

やさしいけど千尋の谷落とし系な上様


・片や千石屋が逡巡したら手の者に斬り捨てさせろと田宮命じる坂部さん。風上からも油を流す計画。

梅津栄は無駄に目が綺麗な茶色なんですよね

 

・夜、葛藤する千石屋。酒を飲み(よ、よだれ…!)油の栓を抜くが「わしにはできねえ、この町を焼くなんて」とやめる。離れて見ていた上様と半蔵。半蔵の「上様…」に微笑んで頷く上様。目を見合わせてる2人よき❤

一安心な主従

 

・扉を蹴破って乱入してくる田宮配下。上様と半蔵が応戦。2人の敵ではございません。

余裕で叩き伏せる2人

 

・千石屋によく思いとどまったと声をかける上様。め組の人間が自分を助けてくれたことに驚く千石屋におふみの父親を見殺しにはできまい、皆おふみさんの幸せを願っているんだと伝える上様。この町を焼くことはできないという真っ当な心でおふみさんと貞吉さんの気持ちを汲んでやることだ…と諭す。

やさしく諭す上様

この画だけ見ると七兵衛の事を言ってるよう
(番屋に放り込むのは倒した侍たちです)


・油を流す別働隊はおとらとめ組たちが撃退。肩口を斬られたおとら。案じる辰五郎と駆けつける上様。守った掘割をお上の物でも大名の物でもない、俺達江戸っ子、町人の物だと辰五郎と確認し、意識遠のくおとら。和久田なら死んでる。

自分たちの町を守ったんだね

 

・「頭、おとらさんを頼んだぞ」と上様。これは静かに怒ってますね、坂部さんに。

 

・旅装で道行く坂部一党。いったん国に帰り、尾張大納言様に不満を訴える以外に手はないと。ネジネジ宗春さんはきっと聞いてくれるたけだと思うよ?

 

・上様に不満を抱く諸大名を糾合して天下分け目の大戦を今一度とぶち上げる坂部さん。その前に立ちふさがる傘を被った上様とお仕着せ姿の半蔵。土手をささっと小走りに駆け上がる半蔵可愛いな。

血迷い継続中の坂部@梅津栄

大股わんこ🐶かわいいな

 

・上様「天下分け目の戦だと?たわけた事を申すな、坂部下野守」迫間健だともっと辛辣に罵られるよね。あと梅津栄は基本たわけた事しか申さないよ。

今回はソフトな上様
(後ろの待て状態シベリアンハスキーかわよ)

 

・そのほう何者だ?の言葉に傘をとる上様。血迷ってはいるけど即分かる坂部さん。

いったん平伏し

・自刃を迫られ開き直る坂部さん「わしには尾張様がついておられる!」ついてないついてない👋あの人元々の配下でもわしの知らぬことって言うからね。立ち回り開始。

結局乱闘

・わーい今日の半蔵は大刀だー♪斬り伏せた後、くるっと踵を返した時の足さばきが美しいな。

かっこよ

 

・上様も力強く打ち据えております。

かっこよ(その2)

 

・木なめで二股の間から突き刺し、バッサリ斬り下ろす半蔵。素敵。

ぶっすりからのバッサリ☆

 

・田宮さん含め次々と叩きのめし、坂部に刃を突きつける上様。待ってくれとの声に「ならば自刃いたすか?」はっ!と受け入れたふりをしてやー!と斬りかかる坂部。叩きふせられ「む、無念じゃ…」梅津栄は何か一言必ずあるねw

ナイス卑怯

一言言わずにはいられない梅津栄


・刀を納めながら上様に駆け寄って膝をつこうとする半蔵…ワンコ🐕はかわゆいねー。

たたたーて足音聞こえそうだわ(きゃわ)

 

・芝口、仲良く道行くおふみ貞吉おとらに千石屋の一行を見かけて喜ぶめ組。やがて生まれる赤ん坊の産湯に使うのだから掘割を綺麗にしなくちゃな!と張り切る辰五郎に私も頑張るよ!とおさい。何を頑張るかというと子作りだそうです。どうした急にw辰五郎は40才くらいの設定だっけ?おさいは10才くらい下かな?

お幸せに

 

江戸城では爺の風邪を案じつつやけに顔色がいいな、あの一斤千両の高貴薬か?とからかう上様。誰が上様にあの薬のこと教えたんですか???

爺なのか半蔵なのか忠相なのか

 

前に見た時は視察&立ち回り上様半蔵コンビが可愛いかっこいいのと梅津栄のオットセイの真似、ヤケ酒を飲んだ高品格のよだれすごくね?くらいしか感想なかったけど改めて見ると自分たちの町を守り奮戦する辰五郎ら町人達とそれを見守り助ける上様…という暴将らしいお話でしたね。

あとキャストが清川虹子高品格梅津栄と何気に贅沢。出水憲司や大木正司も目立ってたし。