時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記183話『かりそめに咲く夜の花』(土橋/松尾)感想

尾張公から吉宗への書状を携えた小姓頭が殺され、書状を奪われる。画策したのは尾張藩留守居役と伊勢屋・若年寄の一味で公儀を脅迫し大金をせしめようとしてのことだった。ところが実行犯に雇った浪人馬場九十郎に奪った書状をたてに脅される始末。公に出来ない件ゆえ忠相が町人に扮し、事件を目撃した柳原の夜鷹おゆうに話を聞くが…

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吉宗評判記182話『据え膳喰う奴喰わぬ奴』(高橋/松尾)感想

佐倉藩領民は重税に苦しみ一揆寸前、江戸より巡見使が来ると聞いて実情を訴えようと希望を持つ。ところが巡見使は本陣に籠もり遊興三昧、それを見て藩家老達は彼らは当て馬で、当地に赴いていた吉宗を本当の巡見使だと勘違いする。何とか悪政を誤魔化そうとする家老達をよそに御庭番の調査、庄屋の娘お初の訴えなどで実情を知る吉宗。佐倉藩役人、巡見使、両方を一掃する。

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吉宗評判記181話『絵筆に誓った兄弟仁義』(今村/松尾)感想

結城藩留守居役井深の弟栄次郎は兄に勘当され、絵師を目指し遊里で恋人お夕と共に遊び暮らしていた。厳しいながらも自分を応援してくれていた兄が工事割当をたてに大名から賂を受けて権勢を誇る公儀奥右筆山城宗哲に辱めを受けた上に殺され、お夕も傷つけられ、仇を討とうと屋敷へ乗り込む。

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吉宗評判記180話『説教しながら盗む男』(和久田/松尾)感想

説教泥棒の半助と出会った吉宗。半助は大火事で亡くした妻子の骨が判別できないので、亡くなった人々全ての供養塔を建てようと泥棒をしていた。それを知った吉宗は供養塔は自分が建て、盗んだ金を人々に返し、半助を更生させようとする。しかし刀剣好きで辻斬りまでしている旗本片倉が恨みに思う大岡越前を失脚させるために半助に拝領刀を盗ませようと企てていた。

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吉宗評判記179話『狸侍一番手柄!』(土橋/荒井)感想

辻斬りが横行する江戸の町。お役目で辻斬りを追って負傷した娘の許嫁潮田の代わりに、御台所番石田(坂上二郎)が夜回りを引き受ける。そこで吉宗と出会い、吉宗は石田の人柄に好感をもつが、石田が目撃した辻斬りの一人は潮田の上司深江の息子だった。一方辻斬りの目的は札差し近江屋で、陰には同業の大和屋と若年寄が関与していることを知った吉宗は…

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