時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

吉宗評判記186話『男なみだの恋太鼓』(和久田/松尾)感想

江戸に出てきた元馬喰の上州無宿馬吉は力自慢で喧嘩っ早いが気持ちの良い男。火盗改与力の夫を亡くしたばかりの天野家に下働きとして住み込むことになり、奥方みわに惚れ、息子の耕太郎とも打ち解ける。しかし天野を殺した盗賊一味が、首領の隠し金の在処を記した書付けが天野家にあるはずと狙いを定め、奪おうと画策する。

 

 

 

・火盗改(与力)が普通に仕事してる!?悪じゃない!

 

・暴れる無宿者馬吉(新克利)を紹介するナレ「取り柄と言えば…取り柄と言えるかは別として、大飯食らいと単細胞」別として笑

 

・力持ちなのはやはり仕置屋稼業の印玄イメージ?

 

・馬吉にやられた傷を手当するめ組の面々。辰五郎に言われてはじめて馬吉を殴った拳の傷に気づく、おっとり上様。かわいい。けど自分の拳から血が出るほどの力で馬吉殴ったのかwさすが暴れん坊。

 

・加納の爺の家で、自分達を助けてくれた馬吉のとりなしを頼む冒頭で亡くなった元火盗改与力天野の妻子みわと耕太郎。そこへ上様。知らずに夫の事をたずねてしまい、事情を聞かされて恐縮するのがかわいいね。

 

・百叩きで放免された馬吉。天野家へ。傷に包帯を巻いてるのは奥様だろうと思ったらまさかの上様でびっくりしました。

 

・天野家の下働きになった馬吉。みわの姿に見とれ、己と再婚した姿を妄想するハートのワイプw

ハート♡て

・よくある上様と加納の爺がお庭を散策する場面。普通にその後を半蔵が立って歩いてて吃驚(御庭番は膝を折って控えていることがデフォルト)移動中だからか。あまりにナチュラルにいたので最初いることに気づきませんでした。不覚。

間違い探し並みにナチュラ

・爺と上様が、天野は夜嵐一味の盗人宿を急襲した時に凶刃に倒れたことなどを話していると、生き残りの蟹蔵と清五郎が亡き夜嵐首領佐兵衛の隠し金を探し御府内をうろついてる情報を伝える半蔵。その両名必ず捕らえてくれ、と上様のご命令。

この構図の方が落ち着くね☆

・蟹蔵と清五郎に襲われ、夫が佐兵衛から奪った書付けがある筈だと聞かれるみわ。絶対上様が通りかかるだろ?と思ってたら自分で撃退。しかしみわさん色っぽいな。

 

・蟹蔵と清五郎を取り込んだのは寺社奉行酒井伯耆守(伊達三郎)と配下に五味龍太郎。隠し金の在り処の書付けを手に入れるため、耕太郎を誘拐しろと指示。火盗改が悪くないと思ったら寺社奉行が…ろくな役人がいない。

五味龍よく出るね

・半蔵、おそのがいる居酒屋へ…そこには蟹蔵と清五郎も。「ねえさん、とろろ汁とめしだ」いつも注文の声が爽やかで良き。

笑顔で注文…感じがいいね☆

・顔は笑ったまま「あの二人か?」とおそのに確認。二人を捕まえる気満々だったが、彼らは何か企んでいるようで町駕籠も盗んだ、今少し様子を見ましょうとおそのに言われ思いとどまる。

笑顔で凶悪犯捕獲相談

・しかしとろろ飯はゆっくり食べられそうで良かったね。大体蕎麦か酒かの二択なのでちゃんと栄養のある物を食べて欲しい(母なのか)。

口に手をやるのも良き

・駕籠屋に化ける蟹蔵と清五郎を見張る御庭番。子ども達がワー!と駆けていくのを笑顔で見送る半蔵おそのがめちゃ可愛い。ほんっと2人とも子ども好きだよね。いいお父さんとお母さんになりそう。

半「ハハハ元気だな☆」その「ねー☆」

・子ども達を見送った後、耕太郎が蟹蔵と清五郎に拐われたのに気づく2人。おいwwwしかし後はちゃんとつけます。

半蔵おその「は!」「やべっ」

・駕籠が寺社奉行の屋敷に入るのを見届け、半蔵は上様に、おそのは天野家へ。

手分けできてよかったね

・天野家に行き、有無を言わさず投げ文を見せてもらうおその。馬吉に懇願され、耕太郎がいるのは寺社奉行の屋敷だと教えてしまう。みわの静止も聞かず助けに駆け出す馬吉。おそのは投げ文記載の書き付けらしき写経に夢中w馬吉止めてあげてー

 

・上様と半蔵合流。写経はみわに託して、おそのは馬吉を追っていればなあ…まあそれは仕方ないけど。写経の炙り出し文字にすぐ気づく上様。優秀。それはともかく半蔵が持ってるライターみたいな道具、なんだろ?

珍しい構図

炙り出し…でも読みづら!

…と思ったら読める半蔵


寺社奉行の屋敷に乗り込む馬吉。背中にカモフラージュの枝wコントか。

なかなか邪魔そうな枝

・耕太郎を助け出すも、追手に斬られてしまう馬吉。

 

・祭太鼓の調べを耳に、みわと耕太郎と上様に看取られ亡くなる馬吉。

 

・立ち上がる上様の耳にも祭太鼓。また太鼓打ちながら登場しかねないからやめてー(しませんでした)

 

寺社奉行邸に乗り込む上様。伊達三郎の「ああっ上様!」はかわいいな。

びっくり伊達三郎

・ジャンプして庭に降りるのと仕込み杖で頭上の刀を受ける半蔵もかわいい。

このジャンプ可愛いすぎる

この後立ち上がって抜刀斬り(かっこよ)


・上様もジャンプ。上様ジャンプは足揃えて飛ぶのがかわいいんだよね。かわいい三連発じゃ。

ジャンプまで行儀いい上様

 

・最後は辰五郎による(馬吉を偲んでの)八木節。新克利のも良かったけど、さすが本職。辰五郎がこれまでで一番かっこよく見えたよ。

本職は違いますね

 

馬吉が武家のみわと再婚は出来ないだろうし、物語的に死ぬのはしょうがないけど生きていて欲しかったですね。再婚は無しでもお家に使える忠僕てのも一つの幸せだし。

 

和久田氏は悲惨な話が多くて、悲惨じゃなくても人をよく殺すんだけど、その書き方が軽いんですよね。

悲惨だったり登場人物がやたら死ぬのは物語として必要なら仕方ないけど、描き方や盛り上げ方がいまいちだったりするから不快感だけが残ることが、ままあるんでしょうね。今回は八木節などもありだいぶいい方ですが。