目安箱を設置した大阪から何の申し出も無い事に不審を抱く吉宗。御庭番を伴い大阪へとお忍び旅へ。かの地で楠木正成公の墓が打ち捨てられているのを目の当たりにし、これではいかんと石碑を建てようと石屋を訪ねる。頑固で口の悪い石工官六と何とか打ち解け、無事石碑も完成するが大阪城代安藤修理から横槍が入る。
・大阪にも目安箱を設置してから1年立つのに、何も言ってこない大阪城代安藤修理に不審を感じる上様。大阪行きを決心。
・川を蓮台で渡る上様と御庭番。おそのは町娘姿で半蔵も町人姿で旅装。半合羽が似合ってる。
・大阪到着。大阪城の目安箱を見てきた半蔵。開けた様子もなく鍵も錆びついていたと上様に報告。大阪城代はたるみきってるようだ…と失望する上様。
・町を歩くと太平記読みに出くわし、楠木正成に思いを馳せる上様。これのせいで後に苦労を…
・しかし半蔵から即「『桜井の別れ』のくだりでございますな」と出るって事は御庭番は軍記物とかも網羅してるんだなー。ま、でも辻講釈師がいる位だから一般教養でもあるんだろうな。
・上様とおその、道を歩いてておその目当てのヤクザに絡まれる。「兄やんとは?」「ワレとは?」いちいち尋ねるいけずな上様wヤクザはおそのに殴られて鼻血。ヤクザ達、ボコボコに。
・寺に来た上様半蔵おその。呼び鈴代わりの木の板を叩いても出てこないので、あれ?て感じでもう一度叩く半蔵が可愛い。
・住職は北見唯一。思いっきり生臭坊主感が。葬式の相談に来たと勘違いされる3人。
・楠木正成公の墓は何処に?と訪ねるも、うちの檀家にそんな人はいない、と言われる始末。人を導く僧侶が土地の偉人を知らんとは…と怒る上様主従。
・寺を出て上様の後ろで「まったく呆れ果てた奴だ!」「あれでもお坊さまでしょうか?」とぷんすこ言い合ってる半蔵おそのが可愛いね。
・それが当節なのだろう…と歩く上様の先に寂れた墓を掃除する娘が。尋ねるとこれが楠木正成公の墓だと分かり、その有り様に驚く上様と半蔵おその。草むしりなどして手を合わせる。
・無惨な墓の有り様に心を痛めた上様、半蔵おそのに「楠木正成公の碑を立てたいと思う」……はい?目安箱は?大阪城代は??
・石屋を訪ねる上様主従。そこにはめちゃくちゃ口の悪い藤岡琢也が。
・上様や半蔵が「あの」「もし…」など声掛けしても無視する琢也。おそのがでかい声で「こんにちは!」(かわゆ)と言うと「じゃかましい!!!」
・半蔵「こちらは石官さんのお宅ですか?」藤岡「あほか?われ。石官はここやと知りゃこそ湧いて出たのやろ、だぼ!」字幕が無いと聞き取れない勢いの琢也。半蔵「すみません、そうでした」素直に謝るw怖かったの?
いたって素直な半蔵
・墓を建ててもらおうと思って…と言う上様に「石屋に来て家建てたいというスカタンもおらんやろがな、あほ」あほ呼ばわりに面食らう上様「ごもっとも😅」きゃわいい。
・われは施主やんけ?官六、墓を建てろ!でいいんじゃとの言葉に「では改めて…官六、墓を建てろ」(素直)と言ったら「嫌じゃ」何でだよw
・何ぃ!?というように拳を握る半蔵と「そんなのないわ!」と言うおその。官六に「黙っとれ!めんた!」一喝されショックを受ける。
・無駄だ無駄だ、どうせ親の墓だろ?孝行したい時に親はなしじゃと言うので、親では無いと返すとじゃあ子どもか?その女との不義の子か?などと言い出す官六。
・「まぁそんな風に見えるのかしら?」と混ぜっ返すおその笑。おその茶化すの好きだよねー。「何を喜んでおる」とたしなめツッコミをする半蔵。良きコンビ。
・上様が楠木正成公の墓を立てたい、と言うと掴みかかってくる官六。そこへ帰ってくる先程会った娘・お照(三浦リカ)。こいつら安藤修理の回し者だと怒る父にそれは違うと取りなしてくれる。
・手のひら返す藤岡琢也。上様に「お前痛うなかったか?」「いきなり突き飛ばしておいて痛かったかはないもんだ」とぶつくさ言う半蔵、また琢也に叱られるw自分が罵られても腹立てないけど上様に対してだと許さないよねー。忠犬。
・まあ上がれ、と藤岡琢也。おそのに「よう見たらべっぴんはんやな」おその「本当?(喜び)」藤岡「べんちゃらじゃ!」半蔵、ハハハハ!と思いっきり笑ってしまいおそのに肘鉄を食らうwww無邪気に笑う半蔵もおそのの膨れっ面もめちゃくちゃかわいいのう。
・安藤修理が建てようとした石碑の碑文を見せられる上様。楠木正成より安藤の名前の方がでかいw老中になる為に自分の名を売るのに正成公を利用するのは許せんと怒っていた官六。新やん(上様)は違うと褒め打ち解け。上様の笑顔かわいい。
・新たな碑文を書こうとなり準備を。この時、お照と半蔵はかいがいしく立ち働き片付けてるのに、おそのだけが座ったまま結局文箱動かしただけなの笑う。
・達筆上様に熱い視線のお照。「嗚呼楠公忠魂之碑」と読み上げる半蔵の声がめっちゃ良い。
・さて建てる敷地…となってお照がさつきヶ岡は?と提案、あれはお上の土地だから…となるが上様「よし、そこに決めよう!」
・おまはんが勝手に決めても…と言われ「いや構わん。構わんことになっとるんだ」そりゃそうですよねw半蔵達に向かって、こいつ(上様)頭大丈夫なのか?とジェスチャーする官六…笑。
・さつきヶ岡の草刈りをする上様とおその。姉さん被りのおそのがかわいい。お照が弁当を。上様、もう当初の旅の目的すっかり忘れてますよね??
・片や藤岡琢也を手伝う半蔵。昼飯を早く食えとせっつかれて慌ててモグモグして喉詰まらせたり、石運びでふらついてへっぴり腰だったりと可愛さの波状攻撃はやめてください。萌えで死ぬ。
・半蔵が怖いおじさんと一緒にいたいと思うわけないから、最初は草刈りに行こうとしたんだけど藤岡琢也に「草刈りにそんな手がいるかボケェ!こちとら力仕事で男手がいるんじゃ、お前は残れ!」半蔵「えぇっ!?」で残されたんだろうな…と想像すると可愛いさで寿命が伸びますね。
・すっかり職人化し石磨きに精を出す半蔵www藤岡琢也も頑張って仕事をしてるが何度も大阪城代詣での大名行列が通り、その度に平伏せねばならず仕事中断。キレる。
・帰ってきた上様達。仕事が進んでないのを見ておその、半蔵に「何かしくじっておじさんを怒らせたんじゃないの?」信用がないw半蔵「いやあ、俺じゃないぞ!」とすかさず反論wかわいい。迫間半蔵おそのは同僚感は元より横並び感のある仲良さで良き。
・大名行列のせいで仕事が進まん、と訴える藤岡琢也。上様「わかった!明日から大名行列を通らないようにする!」何?その上様しかできない解決法。
・大名の所に行かされる御庭番。過重労働ですね。
・さつきヶ岡の整地に駆り出されてるめ組の衆。そこへ妨害に来るヤクザ丑寅一味。丑寅の名の由来を滔々と話、手下にツッコまれる親分(さすが関西)。早回しコント何なん?w
・無事完成する石碑。皆で拍手し喜んでいる中、件の大阪城代とヤクザ連中がやってくる。大阪城代安藤修理は井上昭文。代官に大木正司。ヤクザ丑寅は西山嘉孝。自分が頼んだ碑とは違うのに怒った大阪城代、早々にラス立ち回り開始。
・め組がいるのに刺したり斬ったりする御庭番w半蔵が最後に槍で尻を叩いたよ。
・辰五郎だけ残し、め組の衆が不自然に敵を追って捌けていくと上様正体ばらし。平伏する大阪城代達。叱りつける上様。
・しかし藤岡琢也がぶちギレる。石碑を打ち壊そうとする藤岡を驚いて止める上様。
・「嘆かわしいが聞いて呆れる、そう言う世間に誰がした?世間を正すのは将軍やないけ」他にも繰り出される藤岡琢也の正論の数々。言葉に打ちのめされる上様。
・「この玄能(金槌)で吉宗を打ち据えてくれ!」何のプレイですかー!www
・有言実行の上様、藤岡琢也に玄能を握らせ自らの手をそえ「こうだ!こうだ!」と自身の胸を殴り続ける。何コレwww笑いすぎて腹が痛い。
・皆泣いてるwww嘘でしょwwwこれで泣けるの凄いな(演技的に)。ま、おその半蔵の泣き顔は可愛いし、上様の落涙は美しいから良いか。いや、己の過ちを悟り自らを罰する上様の真摯さに誰もが感涙展開なのは分かりますが、私は心が汚れてるので…
・切腹しようとする大阪城代(後ろで丑寅が泣いてるw)を扇子で止める上様。以前だったら切腹させていたが、責められなければいけないのは不肖の臣下を持った自分だ、と。192話でやっと任命責任に思い至った上様。
・しかしこれで己を恥じて腹切ろうとする安藤修理は武士の心を捨ててないし、井上昭文はキュートなので死ななくて良かった。
・何はともあれ最後は祭りだ!歌う藤岡琢也と何故か太鼓を叩く上様。かわいい。踊るめ組とヤクザ達w
・ついでのように〆ナレで「お照の初恋は上様…」と差し込んでこられても……いやーすごい話でしたね。
ちなみにフォロイーさんに教えていただいたのですが、頑固な職人に楠木正成公の石碑を頼むお話は水戸黄門にあるそうです。昔の時代劇、使い回しめちゃ多いもんね。評判記内の『将軍はんて何どすえ?』とも大体同じ展開。恒例ギャグ回ですね。
吉宗評判記192話
— 硯 (@1684Gen) 2022年6月15日
藤岡琢也にからかわれたおそのを笑ってしまい、肘鉄される半蔵とむくれるおその(かわゆ)
琢也にこき使われて難儀する珍しい半蔵。
タメ口で軽口をたたきあう仲の良いおその半蔵…の3点詰め合わせ。 pic.twitter.com/qsMUtQ4WtG
吉宗評判記192回後に新座頭市Ⅱ18話の藤岡琢也と和崎氏を見て変わり様に驚いたよね
— 硯 (@1684Gen) 2022年6月15日
悪按摩@琢也の金を狙ってる女衒@和崎氏が琢也に寺へ共に泊まろうと誘っているところ。油断させ殺し、金を奪うつもり。
“ちょっと触ってみろ”て、どどどこ触らせるつもりですか!?(鶏です)と私をキョドらせた和崎氏。 pic.twitter.com/TaVYweVj22