時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録

吉宗評判記173話『瀬戸のさざ波乙女波』(和久田/松尾)感想

駕籠訴をしようとして息絶えた若者音松の訴えを知り、彼の在所尾道へ旅立つ吉宗一行。尾道の福山藩で名君の誉れ高い阿部正福は家老一味に毒を盛られ病の床に。それをいいことに家老は民に重税を課し苦しめていた。吉宗は音松の父杢兵衛と妹つると出会い、家老一味を一掃する。

 

 

尾道大ロケーション回ですね。今回はホテル協賛じゃないらしく宿泊ホテルは映らなかったけど現代の風景の数々から上様の「俺は尾道に参るぞ」で始まるわかりやすい予告に私、大爆笑。

時専版だと予告があります

・忠相に駕籠訴をしようとした若者、力尽きて亡くなる。それはともかく死に顔がギャグっぽいの何なん?松尾監督だからか。

 

・若者音松は尾道の百性。尾道のある福山藩藩主阿部正福は半蔵配下の報告でも名君とのこと。舞台がとんでその名君が病の紫ハチマキをして息も絶え絶え。ついてる医者が永野辰弥で家老が睦五郎。やべえ。

素晴らしいへの字口を披露する永野辰弥

睦さんの上下別の裃かわいいね

・上様爺忠相御庭番、はてはめ組まで尾道へ。慰安旅行感がありますね。半蔵おそのは2人で番所通過。半蔵が後から来るのをちらりと見てるおその…良き。

御庭番は二人道中

 

・道を尋ねた娘・つるの家の旅籠に泊まる事になる上様。

 

城代家老睦五郎が昼日中から料亭で豪勢に遊ぶのを見ている御庭番。どこでも仕事は変わらないね。

背後の網だけで海辺の町感を(実際は京都)

・宿で茶を飲む上様。階下から自分を見ていたつるが照れ笑いを浮かべながら下がるのを見てほんの少し、ふ、と口角を上げるの男前すぎますね。

男前の余裕

・外から読経の声。外の道を見ると半蔵とおそのが。半蔵が雲水姿を始めたのは97話からなんですけど76話分をへてやっと読経と鈴が…しかし良い声だな。

改めて見ると雲水鳥追いの妙なカップ

・父の杢兵衛(牧冬吉)に、ねえ、うちのこと何か言いよらんかった?とか奥さんいるんかのう?とか聞くつる。上様が降りてくると慌てて離れる。出かける上様。

 

・つる「ねぇ、見た?今の草履履くとこ、片っぽずつ履いとりんさった!」笑ったけど推しに対する気持ちとしてはよく分かる…推しは呼吸してるだけで可愛いからね。

 

・海辺で上様に百性が重い運上銀を取られていることを報告する御庭番。藩主が病の噂も。

ちょこんと二人で座ってるとお人形のよう

・藩主、正福公の顔色www

むっちゃ病人

・村名主庄兵衛(原健策)の家を訪ねる爺と忠相。村人は重税と城代家老の配下の無法に腹を据えかねていると。

 

・音松の遺髪を杢兵衛とつるに渡し、事情を話す上様。爺忠相と合流してどうやら藩主の病をいいことに城代家老が好き勝手してるらしいと怒る3人。

 

福山城に忍びこむ半蔵。雲水姿のまま忍び込めるなんてチョロい城だ…いや、半蔵の腕がいいことにしておこう。それはともかく天井板を開けるのに使う小柄らしきものを咥えてるのクソかわいいな。

かわゆいのう…

・調剤中の御典医を屋根裏から観察。緑色の粉末を白湯に溶かすと血の色に。明らかに怪しいw

やばめの液体

御典医が立ち去ると部屋に降り、粉末を舐めて確かめる半蔵。弱い毒なんだろうけどモンペ(私)としては危ないことはしてほしくない…でも中指で舐めてこれは!?と目を動かしてたのは可愛い。

忍者っぽい事を...(忍者ですから)

これは...!からの...あいつめ💢

・正福公の部屋の天井へ。御典医から先程の血の色液体を飲ませられる正福公。殿、色で気づいてー!!

やべえ...!

・つる、今度は急に情緒不安定に。おまちにケンカを売り、上様の事を嫌いだと毒づく。

 

・嫌いだ帰れと言われたおまち「帰るわよ、でも私はまだあなたの事嫌いになってないわ」おまちはいい子じゃのう。

唐突な女の友情

・つるの元に行く上様「俺のことが嫌いだとな」つる「嘘。好きじゃ!」安いトレンディドラマなんかな?

 

・徳田の馬鹿wwwwwwwww

 

新之助なんて死にんさいwひどいw

まだほとんど恋愛展開がないのに(つるは盛り上がってたけど)急にキレる…改めて見るとやべえ女み強すぎて笑える。

 

・何故か手を繋いで帰る二人に戸惑う私(視聴者)

 

・道を歩く御典医&助手の助手をぶちのめし、金剛杖で御典医を押さえつける半蔵「殿様に何を飲ましてる?」来い!締め上げてやる!と急に乱暴に。締め上げてるとこ見たい♡

永野辰弥はいい顔するね

城代家老を襲う百姓衆。謎のスロー演出。あれかな?広島だから仁義なき戦い風?(見たことないので分からない)だとしても尾道と呉じゃ結構違うんじゃ…?

仁義なき尾道

・家老が正福に毒を盛っていたのを上様に報告する半蔵。正福の身を案じる上様に「ただいま、加納様と大岡様が…」2人が行っても…と思ったけどそういや御庭番には毒消しがあるんだった。それをこと付けたのか。

仁義なき尾道くらいじゃ動じない主従

・祭の最中。獅子舞を見ると「も、もしかしてこれは上様が…」と思ってしまう暴将脳。

 

城代家老、名主にさらに運上銀を言いつけ(おかげで名主がキレて刀を持って家老を追いかける)帰り道の階段で踊る集団に足を止められる。「も、もしかしてこの踊り手の中に上様とお庭番が…」と思ってしまう暴将脳。

この中に上様&御庭番が…?

・あ、違った。踊る集団の中から何とか抜けて家老を斬りに行こうとする名主を引き止め移動させる半蔵。

踊る人にもみくちゃにされる半蔵(かわゆ)

・踊る集団に押されてラス立ち回り場所に追いやられる悪党一味。やり方が斬新w集団が去ると縛られた御典医がぽつんと落ちてて笑う。

今までにないやり方

・お庭番を両脇に従え上様ご登場。「このお方のご尊顔、とくと見るがいい!」おそのが言うの珍しいなー。かわええ。

凛々しい☆

・それだけじゃ家老も分からんので「江戸参勤の折にはそのほうとて幾度かお目見えしておるはず」と補足説明する半蔵。ナイスフォロー。

ナイスフォロー☆

・「この場にて腹を切れ!」いや、福山藩の家臣なんでそこはやはり福山藩のお沙汰に任せた方が…

 

・立ち回り開始。石段&坂というやりづらそうな所で。いくら尾道が坂の町とはいえ。

 

・半蔵に怯える御典医w(締め上げられたからね)こころなしか軽めに叩き伏せる半蔵。

何故半蔵のほうに行くんだ辰弥…

・いつもの大部屋の方が上様に叩かれて顔作ってらしてにっこり。今夜は慰安旅行宴会だ。

ばっちりお顔ぬかれてますね

・家老は成敗。上様の「成敗!」で半蔵が画面手前、横滑りで出てくる画、臨場感あってかっこいいな。

かっこいい成敗場面

・感極まりむせび泣く庄兵衛。原健策のくどめの表情が東映ベテランぽい。

濃い…

・正福公と尾道の寺で対面する上様「備後尾道…まこと麗しき所じゃ」タイアップ感よw

 

・つるとの別れ。もう会えないのを悲しんで悪態をつくつる「どうして何も言わんと?」に上様「つらいからだよ、つるさん」どどどどしたん?上様??

 

・小舟に揺られて去っていく上様と岩に登って手を降るつる。純朴な女の子との恋の終わりと別れ…らしいシーンだけど、さっきおまちが上様は隣村の祭りに行くと言っていたので、上様小舟で沖に出てるけどどこ行くつもりなん??としか…

いったい何処へ…

 

上様もつるを憎からず思ってた…てことなんすね。手もつないでたしな。分かりづらいけど。

てか上様旅回は出てきた女性が上様に惚れ(本気恋から淡い思い出まで色々)上様もまんざらでもない感じ出すことが多いんだった…

 

私、好きなキャラの恋エピ大好き侍なので『上様の旅先で一夏の恋回』やるならもっとしっかり描いてくださいよ、和久田さん?途中仁義なき尾道やって遊んでる場合ですか??…と言いたいですね。いや、仁義なき尾道は嫌いじゃないけど。