時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録

吉宗評判記91話『対決!嵐の甲府城』(結束/荒井)感想

・山流しと疎まれる甲府勤番発表を控え、任命されたくないと浮足立つ旗本達。

 

・「某、常にその覚悟は持っている」とイキる大久保頼母。でも内心は恐々でお数寄屋坊主に大金を送って老中に口利きしてもらい任を逃れようと。更に三百両要求される。

 

・縁ある料理屋『月の家』主人に借金を申し込み、断られる頼母。

 

・まんまと甲府勤番支配に命じられる頼母。茶坊主を恨むのはまだ分かるけれども、月の家主人まで恨むのが根性ねじ曲ってていいですね。

 

・忠相に頼母を任命した理由を話す上様。常日頃から旗本の心構えを口にし、中々の覚悟の者と聞いている…と。口は災いの元。

 

・やくざ銀蔵と昔なじみの用人…殿が殿なら配下も配下な大久保頼母家。

 

・女中おゆみと板前の佐吉を結婚させてやろうとしたり、いい人全開な月の家主人庄兵衛。時代劇でいい人は高確率で死にます。

 

・案の定、銀蔵の手下に殺される庄兵衛。

 

内藤新宿を忠相と歩く上様。甲府勤番に命じられた侍達が江戸を去る前に羽根を伸ばしている様子。半蔵おそのも現れ、頼母が泊まる宿まで教えてくれる。

 

・大久保頼母も人の子かーなどと呑気な上様。本当、人を見る目がない…でもそれも上様の良さなので。

 

・宿の頼母。庄兵衛殺しを報告に来た銀蔵に、残りの坊主も殺すまで儂は甲府に行かん!と。駄々っ子か。

 

・月の家を訪れる上様。庄兵衛の死に疑問をもつ。佐吉から庄兵衛が大金を旗本の誰かに貸していたらしい話が。

 

・それを物陰から聞いている銀蔵。できる子ですね。

 

・坊主も殺され、頼母ご満悦。しかし銀蔵から佐吉が借金の事を徳田という侍に教えていたと聞き、佐吉徳田両方斬れという次第に。

 

・月の家。佐吉とおゆみが話している所に戸を叩く音と「徳田だ」の声。明らかに違う声なのに開けてしまう佐吉。玄関モニター無いの嫌だな。

 

・銀蔵の手下の浪人とヤクザ。いきなり佐吉に斬りかかり、おゆみにドスを突きつける。ヤクザがスキンヘッドなのにもみ上げだけ毛を残してて気になる。

 

・そこへ正義扇。玄関から上様、裏から半蔵が乱入し槍で襲いかかる。狭くて物が多い台所での殺陣は上手くないと出来なそう。不利を悟った浪人、足手まといのもみ上げヤクザを斬って逃走。

 

・上様の「追え!」の声に即座に槍をたたみ、走る半蔵。ここかっこいいねー。

 

・忠相に事の次第を話す上様。忠相は御数寄屋坊主も殺された話を。月の家は金の恨み、坊主は人事の恨みで殺されたのでは?と思い至る上様。そこへ半蔵が戻ってくる。

 

・銀蔵の住処で話す浪人、銀蔵、用人。徳田を斬れなかったと責める用人と口答えする銀蔵。突然外から笑い声が。

 

・上様登場。「お目当ての徳田新之助だ」

 

・銀蔵「ここは一丁目はあっても二丁目はない地獄横丁よ…」江戸は地獄横丁とかなめくじ長屋とか名が体を表していて良いですね。

 

・手下が沢山出てきてラス立ち回りBGM。

 

・いつもの広い大名・旗本家敷でなく料理屋か宿屋セットなので若干狭くて大変そう。

 

・暴れる上様から逃げようとするヤクザ達の行く先に半蔵が。

 

・逃げる悪役やモブの前に立ち塞がるのはお庭番定番なのですが、廊下の先にまず、槍の穂先が見え、続いて半蔵が現れるのはかっこいいな。

 

・おそのも登場。今日の二人は鳥追いと職人のまま立ち回り。

 

甲府城。頼母が着任訓示を始めると上様登場。一旦平伏すが用人とヤクザが捕らえられ、言い逃れできないと悟ると「この将軍は偽物だ!」笑

 

・皆、信じるわけもなく。逃げる頼母。武器を蓄えている部屋に行き、火縄銃を構え、追ってきた上様に狙いをつける。

 

・「その胸板ぶち抜いてやるわ!」wwナイス台詞!

 

・半蔵登場…槍の先端、飛ぶんかい。

 

・普段振り回してる時に飛ぶと困るだろうからスイッチ式なのかな?どう見ても金属製だし…気になる江戸時代の技術。

 

・半蔵の飛び道具で銃を落とされ、上様に斬られる頼母。

 

・おそのもいたのね。

 

・わらわら駆けつけて平伏す甲府勤番士達。上様を目の前にして、あの状況で誰一人頼母を抑え込もうとしない……君たち、そんなだから山流しにされるのですよ?がんばれ。

 

・賂で人事を動かしていた老中達は罷免、甲府勤番制度も変更を重ね、勤番士達が夢や希望を持てるようにしたそうです。

 

・でもこれから先「また甲府か!」とうんざりする程何回も揉め事がおこるよ、お楽しみに☆