時代劇+α 拝見録

吉宗評判記 暴れん坊将軍のお庭番(半蔵おその)を主軸とした感想記録・半蔵役の和崎俊哉 氏の出演作感想も

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

吉宗評判記145話『男は黙って三下り半』(土橋/荒井)感想

その手口から武士の一団なのでは?と疑われる凶賊隼組は探索の手を逃れ江戸の町を荒らし回っていた。火付盗賊改方同心島田は隼組が上役与力であるのを疑い、己で何とかしようと躍起になるが……

吉宗評判記144話『御命焼酎一升にて候』(迫間/井沢)感想

息抜きに御庭番を伴い梅屋敷へ出かけた吉宗だが急病で町医者に担ぎ込まれる事態に。その町医者斎宮圭斉(いつきけいさい)は元相馬藩医であり欲がなく腕もいいが偏屈な頑固者で、命を救われた吉宗らは圭斉に叱責されながらも好ましく思う。しかし彼が御典医就…

吉宗評判記143話『俺は天下の鼻つまみ』(和久田/松尾)感想

吉宗が出会い、懐かれた車坂の権九郎はゆすりたかりをなりわいとした無職渡世の男。その飾りない心根に惹かれ、交流を深めるうちに天涯孤独な彼がゆすった金で己と同じ境遇のみなし子達に施しをしているのを知る。彼を正業につかせようと思う吉宗だったが権…

吉宗評判記142話『年の暮 新さん巷の煤払い』(迫間/松尾)感想

青木昆陽から頼まれ結城道場の婿養子伊織の面倒を見る吉宗。彼は己を良く思ってない姑と厳しい妻信乃に圧され腑抜けとなり家出する始末。その結城道場を若年寄就任を目論む安倍紋太夫の配下で道場師範代でもある大場が資金調達のため乗っ取ろうと画策する。

吉宗評判記141話『春遠し凶賊の母』(和久田/井沢)感想

吉宗が見つけた5代綱吉宛の恋の歌の短冊。同じものを持つ団子屋の女主人おりはは若い頃綱吉と出会い、人知れず子を生み育てた。しかしその子·小三郎は非行に走り出奔し、江戸の町を跋扈する盗賊の首領春雨小僧となっていたのだった。

吉宗評判記140話『天下御免のあばれ槍』(飛鳥/荒井)感想

吉宗が出会った槍使いで岡山出身の元郷士笠井杢兵衛は夫を殺された紀久とその娘奈美をかくまい面倒を見ていた。彼女の亡き夫は岡山藩船手組同心で、藩船を使った家老の抜け荷を告発しようと証拠を持ち出し江戸に来て殺されたのだった。そして杢兵衛もまたそ…

吉宗評判記139話『口説いた相手が悪かった』(飛鳥/松尾)感想

自ら抜擢した甲州市川代官宗方栄之進(岡崎二朗)が病を理由に御役御免願いを出してきたのを不審に思う吉宗。同じ市川を通りかかったおそのが税に苦しむ村人らに利用されそうになった顛末を聞き、宗方の事も併せ、これは何かあるのでは?と調査に乗り出す。

吉宗評判記138話『箱根小しぐれ なさけ雨』(迫間/松尾)感想

加納の爺が病にかかり箱根権現に平癒祈願をした吉宗。無事に病が治った爺を温泉に送り届け、吉宗とお庭番は御礼参りへと箱根の山を登る。その山中で馬子小三郎と出会い、その気骨あるさまに感心した吉宗はその子の父と会うが、父子には深い事情があった。

吉宗評判記137話『江戸育ち女棟梁』(迫間/松尾)感想

増上寺の御用宮大工棟梁 鹿野屋吉太郎が急死。分家の川田屋や寺社奉行所役人が反対するなか、遺された妻のお斗代が跡を継ぎ、夫がやろうとしていた襖絵描き替えもやり遂げると宣言する。生前の吉太郎とも面識があった吉宗はお斗代を応援するが、増上寺御用を…

吉宗評判記136話『火の山に賭けた女』(土橋/荒井)感想

幕府が滅ぼした加藤家残党の忍び達に命を狙われる吉宗。熊本藩家老による内紛も聞き及び、熊本入りすることに。熊本城下で草として生きていたくの一お美律が吉宗暗殺の指令を下され命を狙うが吉宗の説得で改心、しかし一味に家族を盾にとられ苦悩する。

吉宗評判記135話『湯けむり地獄の決斗』(飛鳥/荒井)感想

別府温泉町で火薬密造の噂有り、と調査に出ていたおそのが音信不通に。これは何かあり、火薬密造は放っておけぬ…と九州へ旅立つ吉宗一行。別府では強力な火薬を作り大儲けをしようと企む一味が暗躍、火薬製造に必須の良質な硫黄を作れる田野倉屋を我が物にし…

吉宗評判記134話『油地獄のバカ踊り』(飛鳥/松尾)感想

油不足による価格高騰が問題になる中、花魁小鶴と共に放蕩を続ける油問屋越後屋の若旦那清十郎に出会う吉宗。何か故ありと睨むが、彼は油売止めに反対して殺されたと思われる父の仇を討とうと黒幕をおびき出す為、芝居をしているのだった。

吉宗評判記133話『聞いてちょ!爺ちゃん若様評判記』(迫間/松尾)感想

尾張柳生頭領穴沢帯刀は家老の指示により加納五郎左衛門の所領、三河の西大平を手に入れようと画策。五郎左衛門臣下の田所甚兵衛が亡くなったのよい事に息子だと偽り入り込む。しかしお忍びでやって来た吉宗と五郎左衛門により陰謀は阻止されるのであった。